2023年5月31日 (水)

ウェルフェア2023見てある記

Minisd-3572本展見物は自身4年振り・会場移転後初。「すわり」に係る展示は丸菱工業過去に紹介済みとアビリティーズがQUICKIEを持ってきていたくらい、極めて低調でツマラネェのなんの!折角指定休取って来たのに…撮影禁止だとォ?他人に見せて伝えさせてこその展示会だゾ!場内はWi-Fiが使えないようでしたが皆さんノートPC広げてどうやって通信回線に繫げていたのでしょうかデザリング?それとも私がトロいだけ?

Minisd-3573 「錦の御旗はこっちのもんだ」そんな中にあって奇妙な盛り上がりを見せていたのが介護ロボット及びセンサーの区画。先日国会に提出された介護保険法改正案に4:1は明示されていないようですがシルバー新報最新刊をはじめ業界関連メディアは「人を減らせ、ロボット・ICTで効率化を、PDCAを回せ」の大合唱、これッて戦前メディアの戦争・政府礼賛路線と一緒では?自身初見となったALCO_EX Patient Watcher+は新規開設ではない既存の事業所或は在宅にも据え付けられる汎用性がウリで、離床コール連動とその録画は勿論のことオプションで心拍・呼吸・室内温度・湿度・二酸化炭素濃度のテレメトリーエアコンとは連動しないらしいが、それも時間の問題だろうが家族にも伝わってしまうモノ。またパワードスーツにしても若い介護職に「知識も技術も要らん、考えるな、チカラで押し切れ」仕向けているに等しく、施設介護も随分となめられたものです。SHARPはロボホン君を並べて「イベントやりませんかァ~」などとやっていましたが何故非接触バイタルセンシング ソリューションを持ってこなかったのか?シーテックが上でウェルフェアは下なのか?

Minisd-3574 気を取り直し…ようがありませんが、それでも1つだけ。EXA HomeCareのCareWiz トルトは対象者が5m歩くところをスマートフォンで撮ってUPすると人工知能が歩容を解析、転倒リスクの評価のほか嚥下のモニターが可能。営業さんには座位の解析も出来るようにして欲しい旨伝えておきました。

Minisd-3575 「ロボットマンセーは以前聞いたことがあるからそれ以外を…排泄ケアの講演があんのか」聴講は要申込でも隣の休憩スペースから覗き見出来るので遅い昼飯を食み食み…オムツフィッター講習のようなものが名古屋でもある云々でんでんに「フムフム」以降は居眠りしてしまいましたよ。

若宮大通の歩道は石畳がガッタガタで気分だけはアランヴェールでしたちっとも嬉しくない!

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2022年12月11日 (日)

付け焼刃・第12弾

(一社)福祉用具供給協会認定・福祉用具選定士養成講習全過程を修了、認定試験に合格しました。

Minisd-3468 シーティングエンジニアを取って以降正直うかうかしておりました。「こりゃイカン」何となく開けた車いす安全整備士の会・有資格者名簿で本資格があるのを知り、申し込むも猛威を振るうCOVID-19で2020年は中止、2021は開催を知りつつ断念、そして今年…上司に「行かせて!」頼み込んで東京行きが実現しました。エントリーは3月末、7月の前期日程、11月の後期日程、更に合否判定を待つこと1ヶ月、本当に長かった!

Minisd-3439 Minisd-3438東京会場は亀戸のアンフェリシオン独り身どころか大人になり損ねた私には無縁の筈が。受講者は実際に福祉用具販売店或いは相談業務に携わる皆さん…みィ~んなユニフォームやスーツでビシッと決めてて、講習の合間には業務連絡してるんですよォ~、その中に1人だけ場違いなノがいてェ~、折り畳み自転車抱えててェ~、ヘルメット被っててェ~、ビンディングシューズなんですよォ~…資格証の顔写真もmont bellのウィンドブレーカーです、文句あっか?講義は福祉用具を取り巻く環境・Minisd-3437 Minisd-3436法体系の概要に始まり杖・歩行器、車椅子、ベッド・マットレス、リフトの機能や対象者への適用etc.アセスメントやモニタリングの実際があればなお良かった大雑把ながら不本意にも暫く遠ざかっていた福祉機器の最新事情にも触れられました。資格講習ッてこんなに楽しくていいのかしらん?

前期日程の谷口講師からは「製品はメーカーがベネフィットとコストを勘案の上決めて出しているものなので展示会で営業に訴えてもその声は開発陣へは届かない。それよりも(福祉行政に関わってる)僕を呼んで!それが出来るように皆さん出世して!」と…ウ~ン、「やりたいことがあるなら先ずアタマを取れ(髙口さん)」ですかァ。

私の「物的環境整備で介護・福祉を側面から支える役にゆくゆくはまわりたい」に髙口さんは「良いPT・OTと組むことだな」…自身の経験・技能が何処で活きるのか、未だ判らぬままです。

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2022年9月23日 (金)

Convair B-58 Hustler

ハスラーと言っても軽乗用車でなければビリヤードでもない、超音速爆撃機です、ソコントコヨロシク。

Minisd-3421詳細は他所に譲ります手抜き!B-58はかつて冷戦下のアメリカ軍で用いられようとしたウェポン・システムの1つとして東側防空圏をマッハ2で突破、同中枢を核で叩く可く開発されたもののそのマッハ2こそが仇となって退役を早めてしまうことにそれでも部隊配備されてたんだからアメリのモーレツぶりが。戦術転換もさることながら当時はテクノロジーも疾風怒濤、「作ってはみたけれど」は本機に限ったことではありません。デルタ翼はMe163と同じA.リピッシュ博士によるもの、氏のプロダクトのある意味到達点と言えるのではないでしょうか。

本機唯一の成果・キューバ強行偵察から60年。
キューバ危機もまた事がデカ過ぎて1記事で扱える量を遥かに超えてしまっていますが思いっきり要約しますと「ミサイル・ギャップ」などと言われつつも実際の(核)ミサイル戦力はアメリカが優位にあったことからJFKは逸る軍を抑えつつソ連に対し一歩も引かなかったこと、フルシチョフもまたソコを知悉していて譲歩せざるを得なかった、ようなのです。

ソ連を引き継いだことになっているロシア、御存じの通り海路を求めウクライナを攻めているワケですが、特にその初期に於いて一部で言われていたのが「ロシアの諸々の詭弁が大日本帝国化が酷い」。翻って私達介護職が日々関わっている、今日お年寄りと呼ばれる人の多くは元祖・大日本帝国、でしたよね…キューバ危機、JFKとフルシチョフの丁々発止にはお年寄り或いは子孫である私達を形作っているものとの向き合い方、そのヒントが埋もれているような気がするのです。

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2022年5月 6日 (金)

老健に於ける薬剤処方(医療行為)について

先日独立された髙口さんの記事要login

翻って…Minisd-3387


施設長、薬盛り過ぎですよ!
主任、アンタの仕事は与薬記録表のグリッドを増やすことでもなければ「見辛い」とセルをくっつけることでもありません、「抜ける薬は抜く」
マネジメントせんかい!

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2021年9月18日 (土)

周回遅れの水際防疫?#2

先日、職場で「他所で感染を知りつつの就業が発覚」したとのことどこぞの学校でもあったな、同件を受け「本人はもとより家族・関係者が感染或いは検査を受けたら速やかに報告を、さもなくば法人懲罰委員会に諮る」旨の念書に署名させられました。COVID-19⊿流行は今なお予断を許さず、官製「収束」など全く以ってアテにならない昨今ではありますが、「何故」感染を隠してでも仕事に向かわせるのかに踏み込もうとしない、訝らずにおれません。

誰も守ってくれないから、です!

自称・予防はあっても組織が病を治すわけでもなければ残った同僚を助けるダメージ・コントロールも無い部署間の共食いはある、ただでさえピッタリ・ギリギリ以下でローテーション回されていると言うのに。

剰え恫喝をチラつかせながらの報連相命令、使われている身であることは重々承知のうえで言いたい。ハードウェアの不備が、懲罰的統制が積み重ねられた果てで起きた国鉄Jr福知山線脱線事故ではなかったのか?法人よ、学習してるか?

「これがネオリベというものか」本質的部分に於いて増収増益を目指す以上のもの、働く仲間を守る仕組みは有るようで無い…施設長も産業医の立場から当人矢鱈ソコを強調する考えてはいるようですが、だいぶ前のこと、別件で「『職員のため』を訴えたところ法人幹部から殴られた、マスクは傷を隠すためだった」と同僚から聞きましたが、真偽の程は不明。

(2021年9月30日UP)

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2021年8月10日 (火)

Hacksaw Ridge(裏切りの内面化・人格化と向き合うには#2)

今年も9月2日が近づいてきましたので。

ハクソー・リッジは2016年公開・沖縄戦における米衛生兵・D.T.ドスの従軍体験をもとに描かれた映画です。主人公はキリスト教安息日再臨派の敬虔な信徒で、自ら銃をとることを拒み、レイテや沖縄で多くの人命を救ったことから良心的兵役拒否者として初めて名誉勲章を受けたことで知られています。

本題からは外れますが個人的注目はリンク先・ムービー2分27秒~3分10秒辺り。白旗を掲げ、たこつぼ陣地から出てきた日本軍兵士達、投降したかに見せかけつつ隠し持っていた手榴弾を投げつけてきた!丸腰の主人公は手で弾き、足で蹴り返すも爆発で重傷を負う…日々介護職を苛む「裏切り」「対人関係の傷つき」を映像化するとこうなるのでは?相対する介護職は「手榴弾」を弾くことしか出来ないのか?ある種の無力感に包まれる、否、締め上げられるのですこの後その日本軍兵士達は悉く射殺されるわけだが、「裏切りへの報復は当然」不謹慎にも痛快さを禁じ得なかった。そして元・皇国臣民達を今日まで突き動かしてきたのは「ヤラレタカラニハヤリカエシタイ」強く感じるのです私の祖母は生前「第三次世界大戦は(戦争ではなく)勉強(を以ってするの)だ」と言っていた。方法が何であれ根っこは「そういうもの」では、思い返すのだ

かつての戦中派は今やほぼ全て墓に下り、昨今私(達)が関わる御年寄と呼ばれる方々はポツダム宣言受諾当時のティーンエイジャーが中心。ティーンエイジャーと言えばチカラに訴えたくてショーガナイ御年頃、そして「人が抑圧したものは世代が下る程直接的且つ短絡的に顕れる傾向」「大脳新皮質の歯止めが甘くなるとその人をその人たらしめた、横文字ならクライメイトとかいったもの、人格の土台が剝き出しになる」とは飽くまで邪推連合国との直接戦争に敗れ、対外侵略を封じられた日本人達が次に始めたのは身内への侵略だったのでは。またこの世代は戦後間もない頃の自殺が多かったことでも知られるが、私はそれを「大日本帝国 己への侵略」とみる。もっと言えば人は一度走り出すとそのやり方をなかなか改められず、多くの場合一生続けようとする…個々人に於いては「いろいろあった」のかもしれないにせよ、これらを以って介護現場が荒れなくて何なのだ、と言うのでしょうか。

何処に隠し持っているか?何時投げつけてくるか?報復せよと言うのではない、「図太く、でも純粋に」最低限身を守る、手榴弾を弾き、蹴り返すぐらいのことをしてもいいのではないでしょうか、「76年もあったぞ、今まで何してた?」。疑心暗鬼は同時に自称・戦後を生きる私達を形作っているものへの問いであり、私達もまた子孫達から後ろ指を指されることになることもお忘れなく。

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2021年3月12日 (金)

NURSE ANGIE PLS-01L パピッとパルスオキシメータ

Minisd-3194 昨今のCOVID-19傍目には異常が無いようでも急速に呼吸機能不全を起こすことがある、と。血中酸素飽和濃度は呼吸機能度の目安となる流行で品薄とされているパルスオキシメーター、近所のドラッグストアに「取り寄せます」との案内があったため頼んでみたところ僅か3日で納品。TVメディアの狂騒は一体何だったのでしょうか?パルスオキシメーターは特定保守管理医療機器と言って販売には免許が要り、家電店ではまず扱っていない。また購入に当たっては連絡先の申告が要る本機はコンパクトなモニター/センサー一体型。部署備え付けのソレは両者が別体で、ケーブルを不用意に折ったり引っ張ったりで接触不良を起こし易く、同僚の間で不評です。灌流指数というものがあるのは初めて知りました、測定に当たって測り易い場所がある、或いは指が冷えていると数値を拾い難いのは日頃何となく感じてはいましたが。

介護施設でパルスオキシメーターを持ち出すは体調が思わしくない方かすッ転んだ方への応対と相場が決まっており、出番は無いほうがイイに決まっていますが…なかなかどうして打ち続くんですよ、そんなトホホが。

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2021年2月16日 (火)

周回遅れの水際防疫?

「検査したことまで責めるのはやり過ぎ」とは同僚・Zの言。

去る15日、部署に法人から(COVID-19に係る)文書が落ちてきました。直接のきっかけは「当事者が報告を怠った」ようですが、法人の、当事者への非難は苛烈を極めるものでした伏せてはいるが当事者の職種及び家族の続柄から氏名を類推しうる、保健所がPCRでなく簡易な抗原検査を指示している等ツッコミどころが。安全・安心がいまだ担保されぬ中、各人の注意以上の対策が見当たらないのは一応ごもっともではあります目指すのが緩やかな集団免疫であろうがが、組織とやらに幾度となく欺かれてきた私は額面通り受け取れない、Z同様訝らずにおれませんでしたね。本書が示すは一往には職員・事業所への注意喚起でも再往には

管理コストの抑制

であろうことは論を待ちません、感染云々(でんでん)より検査及びその後の手当てが面倒だ、と本件と直接関係は無いがウチの上役をして「調べなけりゃいいんだ」言い放った程

雨曝しの自称・駐輪場、職員通用口で下履きを脱いだら所属階毎に設けられた下駄箱まで靴下のまま歩かねばならない、今もなお実質男女共用の更衣室、ナップサック1つ入らないロッカー、病室並に暗い照明、休憩場所を求めて放浪する職員、深刻な備品不足…県の優良事業所事例発表会でカマシた「働きやすい環境づくりを」諸施策はウソではありませんがそれらが即座にひと・組織を守るものと言い切るわけにはいきません。私の薄給もまたそんな法人の露骨な福利厚生切り捨てことハードウェアの不備は外部の目に触れ難い、ときているの上に成り立っているわけで…。

(2021年2月24日UP)

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2021年1月20日 (水)

介護職へのハラスメント対策強化について

私がこの話を聞いたのは約3年前、いよいよ本格化ですね。

大日本帝国・未来への侵略から21世紀の日本は守れるのか?昨秋の社会保障審議会介護給付費分科会で厚生労働省が示した、利用者による介護職へのハラスメント対策強化がこの4月から全ての介護事業者に求められることになりました。
ここいらでざっとおさらい…

1945年のポツダム宣言受諾は日本人にとって、当事者達が感じる以上に大きな節目となった、またその時何歳で、何処で何をしていたか、は対象者の人格形成或いは介護従事者が対象者を知るうえで極めて重要なファクターである…この仕事に就いて早20年、そんなことをしばしば以上に考える日々でした。昨今関わっているお年寄りと呼ばれる人々の多くはその無条件降伏当時ティーンエイジャーだった、チカラに訴えたくてショーガナイ御年頃の、その行使の「機会」を奪われた鬱屈が、大脳新皮質の歯止めが外れだした今ネチネチと子孫を蝕んでいる…人の、いのちの本質が戦中だか戦後だかで変わるわけではないにせよ、世代のカラー、「クライメイト」などと言われるものはやはり無視出来ない、更には今日まで積み重ねられた裏切りの内面化・人格化とどう向き合うかがこれからの介護では問われていくのではないでしょうか。

辛いんですよ、仕事が。

本題からは外れますが…身体ガタガタでも、学級崩壊世代の抑圧・制裁に苛まれても奴等がもたらす「介護現場におけるハラスメント」がクローズアップされるはそう遠くないだろう介護施設のローテーションにぶら下がり続けているのは、そこからこぼれ落ちた先で待ち受けているのは棄民政策の淵だけだから。そして他人様の年金を積み立ててぽっくり逝くのが自身最後の社会貢献です、もう暫く踏ん張らねばなりません。

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2021年1月19日 (火)

原沢製薬工業 イージーテム HPC-01

Minisd-3151 COVID-19流行で非接触型体温計の需要が高まっているようで、田舎のドラッグストアでも取扱製品が増えてきました。最もよく見かけるのはダルマ型のでこピッとですが同機は何処をどれだけ測っているのか?正直判り難く、37℃以下が出るまで測り続けてみたり、とエェカゲン極まりない使い方しちゃったりで、自宅用ももっと安定したモノが欲しくなっていました…本機はどうでしょうか

ONボタンで起動及び測定、MEMボタンで測定モード(体温/表面温度)切替及び記憶(10件)呼び出し。電源はでこピッとと同じCR2032×1、Minisd-3153 そちらに慣れた目には本機のガタイが非常に大きく映ります収納ケースもやたらデカい。電池室蓋には脱落防止コードが付き、そんなところにも価格差が。

測定の「ピッ」から結果表示までのタイムラグ・公称約1秒は他機よりも少々長く、短気な私はじれったくなってしまいます。何回か測ったところおよそ平熱であればハンチングは±0.1℃とほぼカタログスペック通り素人故精度は判らんが。また額・こめかみ・首筋(頸動脈)で数字がぶれ難いので安心して使えそうです。

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