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2020年1月17日 (金)

ケイコクシンニセマル#4

Minisd-2881 最も近付いて観られる18日が雨、との週間天気予報に「またか…」去る15日に撮ったもの。現象としてはルーズですが今年両星が並ぶは今だけですので。

火星大接近は前回やぎ座、今回はうお座と理論上最も近づくみずがめ座、だったっけかな?を挟んで起きることから此度のソレには「準」が付くとはいえ距離(視直径)は一昨年と殆ど変わりません。秋に向け大きさ・明るさの変化をじっくり追っていきましょう。

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2020年1月 2日 (木)

天文年鑑/星空ハンドブック 2020年版

けいじゅずいしゅん!

Minisd-2873 不調から手が全く進まず、いつも前年末に書いていた天文現象プレビューも年を跨ぐ遅刻かましてしまいました。そして作成にあたりまず手掛けたのがcocologに改行グシャグシャにされた昨年の記事修復とは…ケッ。今回は11月29日発売ながら地元の田舎本屋へのASTROGUIDE星空年鑑入荷が遅れ、一応2週間後に隣町で見つけはしましたが本記事作成後は開くことの無い同書の2750円に気が引けてしまい、同じアストロアーツの星ナビ1月号付録でほぼ網羅出来ていたことから「まァよかんべ」。

  • 1月 5日 月がαTauの北1°42′を通過
  • 1月 10日 η/μGem食
  • 1月 11日 半影月食
  • 1月 17日 ケイコクシンニセマル(火星がαScoの北4°49′を通過)
  • 1月 21日 月が火星の北2°15′を通過
  • 1月 23日 月が木星の南0°22′を通過
  • 1月 26日 月が水星の南1°20′を通過
  • 1月 28日 月が金星の南4°05′を通過
  • 2月 4日 月がαTauの北3°06′を通過
  • 2月 18日 月が火星の北0°45′を通過
  • 2月 20日 月が木星の南0°56′を通過・月が土星の南1°45′を通過
  • 2月 27日 月が金星の南6°16′を通過
  • 3月 2日 εTau食
  • 3月 3日 月がαTauの北3°20′を通過
  • 3月 5日 μGem食
  • 3月 18日 月が火星の南0°44′を通過・月が木星の南1°31′を通過
  • 3月 19日 月が土星の南2°07′を通過
  • 3月 20日 火星が木星の南0°43′を通過
  • 3月 30日 月がαTauの北3°36′を通過
  • 3月 31日 火星が土星の南0°55′を通過
  • 4月 4日 金星がM45を通過
  • 4月 15日 月が木星の南2°00′を通過・月が土星の南2°28′を通過
  • 3月 18日 月が火星の南0°44′を通過
  • 4月 27日 月が金星の南6°03′を通過
  • 5月 5日 C/2017 T2 PANSTARRS彗星が近日点通過
  • 5月 12日 月が木星の南2°15′を通過
  • 5月 13日 月が土星の南2°41′を通過
  • 5月 15日 月が火星の南0°45′を通過
  • 5月 22日 水星が金星の南0°54′を通過
  • 5月 24日 月が金星の南3°42′を通過
  • 6月 6日 半影月食
  • 6月 9日 月が木星の南2°11′を通過・月が土星の南2°40′を通過
  • 6月 19日 月が金星の北0°44′を通過
  • 6月 21日 部分日食(台湾・中国で金環食)
  • 6月 22日 月が水星の北3°53′を通過
  • 6月 22日 2P/エンケ彗星が近日点通過
  • 7月 6日 月が木星の南1°52′を通過・月が土星の南2°29′を通過
  • 7月 12日 月が火星の南1°57′を通過・金星がαTauの北0°58′を通過
  • 7月 17日 月がαTauの北3°51′を通過・金星の北3°08′を通過
  • 7月 19日 月が水星の北3°54′を通過
  • 8月 2日 月が木星の南1°31′を通過・月が土星の南2°16′を通過
  • 8月 9日 月が火星の南0°45′を通過
  • 8月 15日 月が金星の北3°59′を通過
  • 8月 19日 386P/PANSTARRS彗星が近日点通過
  • 8月 29日 月が木星の南1°24′を通過
  • 8月 30日 月が土星の南2°12′を通過
  • 9月 6日 月が火星の北0°02′を通過
  • 9月 10日 月がαTauの北4°15′を通過
  • 9月 14日 月が金星の北4°27′を通過
  • 9月 19日 月が水星の北6°56′を通過
  • 9月 22日 水星がαVirの北0°18′を通過
  • 9月 25日 月が木星の南1°36′を通過
  • 9月 26日 月が土星の南2°20′を通過
  • 10月 3日 金星がαLeoの南0°05′を通過・月が火星の南0°43′を通過
  • 10月 6日 火星最接近(-2.6等・視直径22″6)
  • 10月15日 火星が衝
  • 10月23日 月が木星の南2°01′を通過・月が土星の南2°35′を通過
  • 10月30日 月が火星の南2°59′を通過
  • 11月 3日 月がαTauの北4°39′を通過
  • 11月13日 月が金星の北3°04′を通過
  • 11月14日 月が水星の北1°43′を通過
  • 11月19日 月が木星の南2°29′を通過・月が土星の南2°51′を通過
  • 11月16日 月が火星の南4°54′を通過
  • 11月22日 月面X見頃
  • 11月30日 半影月食・月がαTauの北4°40′を通過
  • 12月     はやぶさ2カプセル地球帰還予定
  • 12月 7日 ηLeo食
  • 12月15日 月が金星の北0°48′を通過
  • 12月16日 141P/マックホルツ第2周期彗星が近日点通過
  • 12月17日 月が木星の南2°55′を通過・月が土星の南3°04′を通過
  • 12月21日 木星が土星の南0°06′を通過
  • 12月24日 月が火星の南5°34′を通過
  • 12月28日 月がαTauの北4°40′を通過

…冬場の天文現象は確実に押さえたいのに今冬は日本列島直上を吹く偏西風に低気圧が乗ってくるとかで殆ど春秋状態、つくづく呪われた国・アベ王朝です。一昨年末に「ハズシてる」などと書いた2020年はなかなかどうして要注意が目白押し、半影月食が日本から3度全地球では4度見られるのは極めて珍しい。会合現象も当たり年と言え、一時離れていた木星と土星が暮れに向けて再び接近、月とも並ぶさまは毎月見逃せません。金星の動きにも。日食は梅雨にかかってしまうため個人的主観に於いては期待薄。火星接近は一昨年より視赤緯が上がるので気流だけなら北半球向けですがアベ狂政への御祝儀≒大嵐がもしや…ヒアデス星団食はそろそろ終わり、ココで「月がαTauの~」を取り上げるのも今年までにしときましょうか。主要流星群はηAqr・γPerが月明の影響を受けます。そして12月、いよいよはやぶさ2が地球に還ってきます。インパクターで掘り起こしたぶち撒けたリュウグウ地下物質採取も出来た様で、プロジェクトチームには是非カプセル落着まで「初号機とは違うのだよ、初号機とは!」決めきって頂きたいものです。

アストロアーツが天象をカレンダー上に落としきっているのに対し天文年鑑は特に彗星を別項にまとめていることから後者を見ながら記事を起こすと書洩らしが…明るいノがボコボコやって来るわけではないにしても。会合はアストロアーツが予報時刻を最接近で記しているのに対し天文年鑑は赤経の合であるため現象によっては日付を跨ぐことがあり列挙にあたり注意が要ります、出没表や経路図とを見比べて観望条件を推し量るあたりアナログ人間だなァ、思うことしきり。

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