« アフロディーテーとクロノス、だったね | トップページ | 天文年鑑/星空ハンドブック 2020年版 »

2019年12月22日 (日)

「今更ながらの」CYCLE MODE international 2019見てある記

去る11月2日に行ってきました、今年も昭島とのダブルヘッダー。

賑わっているかのように見えるのは昨年同様会場が9~11ホールへ押し込められたからで、今年も更なる「衰退」を肌で感じ取れてしまいました。そしてその展示以上に印象的だったのがメッセモールブリッジ(歩道橋)に張り込んでいたダフ屋。Minisd-2818「サイクルモード招待券の余りありますかァ~」決して本展、ひいてはスポーツバイクの社会的関心が高まったからではなく、1700円にまで跳ね上がった!入場料に目を付けたようです邪推、あんなゴロツキにたかられるようではねェ…また例によって例の如く今季ビッグタイトル獲得機も幾つか出展されていましたが有るのに気付いただけで全てスルー、見せるならR.デニスの黒塗りBMCでしょ…もう1ヶ月以上経ってしまいましたので内容は他所に見る通り、ココで書くのは個人的備忘録ッてことで。

Minisd-2866_20191222002601 Minisd-2867_20191222002601 歳のせいか?乗車中背筋が曲げ辛く、サドル上で骨盤が起こせなくなってしまい…前乗りサドルが今年最大のターゲットでした。ユーロバイクでの発表に期待していたのがSelle Italia SLR BOOSTシリーズ。前乗りを謳い、パッドの厚みやサイドの補強などのVer.違いこそあれ基本形状は忌まわしきSuperFlowのアレでした。私が同機の尻ズレ問題をぶつけたところ営業は「前乗りが過ぎないか?idmatchみて貰ったか?」、実際新BOOSTシリーズは「谷」を上った先(後ろ)に平坦部分がとって付けた様に足されており、「メーカーはココに坐骨を持ってくるよう指定している」…そういうものなのか、とその場は引き下がりましたが帰宅後あらためて旧SuperFlowをしげしげと眺め「いや、どう跨ったってズレるッてばよ」。同じく前乗りで目立っていたのがFi’zi:k VENTO ARGO/TEMPO ARGOでしたがC.フルーム選手の一件を知る身としてはこの類ではハシリであるBG POWERを見直してからにしてみようかしらん。

Minisd-2864_20191222001901 Minisd-2865_20191222001901 「(SEVEN辺りにしても)引き抜きパイプでフレームを組むは技術的に『お気楽レベル』」営業さんは自信たっぷりに挑発してきました…上坂さんプロデュース・自身初対面なったT&K NEO COZMA。ダウンチューブ・右チェーンステーは帯状の6-4Ti板を螺旋状に溶接した同社オリジナル、ヘッドチューブ・BBシェルはMinisd-2863「ゴルフクラブの技術に依る」鋳造、フォークも「下手なカーボンが裸足で逃げだす」チタン、と物凄さは伝わってくるのですが「非常に工数がかかるので」ロードフレームのみ・ジオメトリーも雛形だけ、とまだまだこれからの技術と言えましょう。

Minisd-2862 CATEYEが自称・StVZO準拠機を出したことで潮目が見えてきた?回転対称コリメーター+Li-ionの出力競争は相変わらず続いているものの一頃程の勢いは感じられず、流行のE-BIKE向けのアピールが幾つか見受けられました。画像はQ LITE Fighter PL QL-292PLタダ!値段で戦ってる(たぶん違う)。E-BIKE用とダイナモ用の2Ver.があるみたい。StVZOでは比較的早かったDOSUNも展開はほぼ同じ、ダイナモ用・GE400はランプヘッド及びリフレクターのデザインが10年前のD1から全くと言っていい程変わり映えせず「イイのか?それで」。

Minisd-2869_20191222000801 Minisd-2871_20191222000901 えッ、こうなっちゃったの!?deuter Trans Alpineがモデルチェンジ、ヘルメットホルダーが廃され、チンストラップを通して引っ掛けるフックに変えられてしまいました「他社でも採っている方式、代理店としても困惑している」と。こんなことするとヘルメット以外の外部装備が出来なくなるじゃないのッ!Minisd-2870_20191222000801 中を開けているのは輸入元のサイトには無い32ℓ、携帯ポンプ用ポケットが設けられたりとリファインこそ重ねられてはいますが個人的主観に於いてはTrans Alpine Proのアレンジを取り入れて欲しかったところ。旧タイプのデッドストックを押さえておく可きでしょうか。

Minisd-2868_20191222002501 埃くらい払っとけよ…DAHONのライセンスで作っているトコのRENAULT14"・後輪ハブのアップ、たぶんDAHON K3のソレと同じSRAM製。本機が他車にも広く用いられればともかく、規格や作りが特殊なものは手が出し難い。

野球ほど極端ではないものの「お金の若者離れ」で機材スポーツ業界は何処も先細りが進んでいる裾野が狭まっているようです、それはさておき…「自転車が走り易いのは何の区分も無い道」私の住む地域では道路行政を騙る街壊しが急速に進んでおり、歩行者も自転車も「真っ直ぐにしかブッ飛ばせない」クルマ(来る魔)の都合・線引きに囚われ、これまでフツーに往来してきた「径」・隙間という隙間を潰されています。来夏とされるレジ袋全面有料化然り環境問題云々を真に受けているのはいいとこ中学生辺りまで、「もうタダでくれてやる気は無い」算盤勘定での制度化と見て差し支えない一頃叫ばれた自転車レーンがドーノ、もチカラの論理でいいように曲解されてしまっているのは御存知の通り。一応車輌扱いとは言えそれとて紙にそう書いてあるだけの話自転車は「クルマ(来る魔)とは違うのだよ、クルマ(来る魔)とは!」示さないと搾取の末なぶり殺しにされてしまうのではないか?高度経済成長だかと共にあった人達の大脳新皮質の歯止めのアマさを見るに付け、どこぞの自転車Blog主様のように私は事態を楽観視出来ません。

ア~それから…cocologリニューアル=破壊のデバッグ(後始末)はまだ済んでいない模様。画像挿入の度に改行がグシャグシャになり、直しに労力を費やされました。また同ファイルのUP制限は迷惑千万、そういった見切りにユーザーが自ら考えることを止め、SNSへ流れていたとしたら…開発陣のメンツを守る気など毛頭ありませんが。

|

« アフロディーテーとクロノス、だったね | トップページ | 天文年鑑/星空ハンドブック 2020年版 »

【続】闇夜を照らすライト」カテゴリの記事

路肩上の変質車」カテゴリの記事

来たるべきもの」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« アフロディーテーとクロノス、だったね | トップページ | 天文年鑑/星空ハンドブック 2020年版 »