「NISSIN」製品を知ろう!#2
去る6月24日、またまたでく工房の勉強会「『NISSIN』製品を知ろう!」に御邪魔してきました。これまたしつこい随分日が経ってしまいましたので可能な限り簡単にウソ…お話して下さったのは営業の稲川さん、事故渋滞とかでおよそ30分遅れの開会となりました。
まずは子供向け車椅子・PILOT2とCAPTAINについて。目を惹いたのはユーザーの成長対応、特にフットサポートはサブフレームを介して座の直下に下ろすのとレッグサポートフレームへの通常配置とが選べます。「ハムストリングスの収縮がもたらす骨盤後傾と膝関節可動域制限、これが高齢者シーティングへ僕の目を開かせた(光野さん)」、見れば工房の片隅には新作・アニマートが。「将来の高齢者向け車椅子のスタンダードに」プロトタイプ、と言うよりはまだ実験モデルで、「近所の溶接屋に頼んだ」某機のフットサポートを座直下へ移設シニア向けマスプロ機での実施例は僅か、キャスター回転圏との干渉はレッグサポート・フレームを外側に曲げ同機の場合接ぎ直しキャスター軸をオフセットさせることでクリア、目下その効果を検証中、とのこと。
個人的主観では移乗介助を妨げないレッグサポート・フレームのロープロファイル化をお願いしたいところ…脱線しましたがジュニア向け機のサイズが合う高齢者は意外以上にいる、またソチラで試みられているシステムの数々は高齢者にも応用出来るのでは、とはかねてより思っておりましたが、あの場でその確信が強まった次第。後は座クッション、交換の必要が生じた場合業者がそれぞれにあったものを在庫で持っているか、もっと言えばリハビリ職がソコに気付けるか、でしょう。
こちらはMOSAIC。モジュラーを謳うだけあって調整は勿論のこと各部がコンポーネント化されており、それらの組み合わせにより複雑なオーダーでも2週間で納品、更なる拡充も可能。「リクエストがあれば社内他機との部品差し換えにも応じる。如何様にでも柔軟に対処できるのがウチの強みであり、
同時にマズさでもある」と。今後サードパーティーがアフターマーケット・パーツを手掛け、ディーラーや福祉用具専門相談員がコーディネートし、商業ベースに乗れば福祉機器業界の未来は明るい、と思うのですが、難しいのかなァ。開発中の新機種の御紹介も。
前回も登場したPIGLEO TILTⅢ。同機にしてもラダーベルトを通すサブフレームの寸法をちょっと見直せばウチの○○さん座れるのにな、ラゲッジスペースには吸引器を載せて…機能の充実ぶりは羨ましい限り。背/座布は丸洗い出来るそうです、ウレタンが挟まったソレですと排泄物汚染による洗濯には慎重にならざるを得ません。
光野さんは中野での集まりだそうで早々に工房を後にされました…次回は7月29日、「『アビリティーズ』車椅子クッションを知ろう!」です。毎回展示会よりもずっと良い話が聞けますので皆さんも奮って御参加を。
…
「あの時コレがあれば」遅過ぎる決断でした。複数日に跨る移動に備えCurve SLに待望のArclite Rack 16"(BIOLOGIC PORTAGE 16 RACK)を搭載♪フェンダー及びそのステーが純正ではないためキャリアのステーと共締めに…「あれッ、付かないゾ!?」キャリアステーが自転車シートステーアイレットから左右それぞれ約10㎜外側、とんでもないところへ差し出されてる!あらためてつぶさに見ますと治具使ってない?部材という部材はズレたまま溶接され、リアエンド側のステーもかなりひしゃげておりました。ぬゥ、許せん!!オマケに自転車側のシートステー側アイレットの位置ばかりか角度までもが左右違う!マズイとは知りつつキャリアステーを万力に銜え、捩じりながら窄め…
半狂乱で格闘すること3時間、「これで『合った』ということにしてくれ」。当日は折畳傘と三脚を括り付けただけでしたがこれがなかなかどうして便利でした。テールライトはCATEYEのアダプターを注文中、手持ち機物置の肥しともと組み合わせてみることにしましょう。
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