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2017年7月20日 (木)

本物の介護 ~大切な人を支えるケアとは~

《期間限定カキコ》地味にパワーUPしてる

国境なき記者団事務局長及びノーベル平和賞受賞者らが21日12:30から日本外国特派員協会で記者会見を打つそうな、これは見ものですね。

Minisd_1358Minisd_1359「いつもと同じ話だよ、いいの?」髙口さんからは言われておりましたが繰り返し脊髄へ叩き込むこと、更には彼の地へ足を運ぶことに意味があるワケで…去る7月9日、マナーハウス麻溝台でうたれたオープンセミナー「本物の介護 ~大切な人を支えるケアとは~」に御邪魔してきました。距離だけなら古淵駅の方が近いのですが道が解り易い町田駅でDAHONを展開…暑いゾ、フツーに夏である、これは!何時を以って梅雨明けとするかなどヤクショが認めるか否かの問題に過ぎませぬ。開講前、隣席の方から「何処かでお会いしましたっけ」憶えこそありませんでしたが何処かで、だったかもしれません。翌週湖西の坂野×小林ゼミへ行く旨話すと「御二人の掛け合いが面白い。是非」と勧めて下さいました。

主に利用者様御家族や地域の方向けとあって内容は定番メニューのダイジェスト版、直接聴くのは久し振りで、「どんなに迷っても私には戻る可き原点がある」。受講者は40人くらい、相変わらず私辺り+先輩世代が中心で、若年層の「仕事は出来るが『何のため』をスッ飛ばす」が鮮明に。更には先日清水でも紹介された星のしずく「再び経口摂取を」の取り組み、Facebookにもあるマナーハウス麻溝台オープンからいきなりのターミナルケアについても。

Minisd_1360こちらは会場の棚にあった、マナーハウス麻溝台竣工当時の模様を捉えた写真集。外観・内部は勿論のこと土建屋の記録写真みたい学校の卒業アルバムを思わせる航空画像まで収められ、しかもただ紙を綴じた薄ッぺらではない、絵本よろしく厚紙できちんと製本された立派なモノでした、凄いですねェ~。

Minisd_1380Minisd_1385閉講後希望者は職員の案内のもと間もなくオープン予定のユニット・3階はアマルティへ。クッション材が仕込まれたユニット・廊下の床は石突やキャスターがMinisd_1362食い込んで初めて判る、フワフワ感の無いもので先月は全く気付きませんでした。パブリックの椅子には背当てがサイドにも回り込み、これならノビットシステムの体幹・骨盤パッドが突っ込めますね。

Minisd_1381Minisd_1383これが光野さんがずっと前に開発したという来楽(ライラック)。フレームはMiki製なのかな、ハンドリムは現行のフィットグリップ型にしてあげたいな…背張りや主車輪・キャスターハブ軸など各部の調節機構に見入ってしまいました。Minisd_1384Minisd_1382先ずは本機を、そしてより高度なフィッティングの出来るCALMを使いこなせればPT・OTも本物でしょう。帰り際オフィスへやって来た利用者様が本機にチョ~ズッコケ坐りしていて、且つ何の調整も施されていないのにはガッカリでした!が。

Minisd_1310当然託児所もあります。画像は先月、稼働中故中は窺い知れませんでしたので外の遊具だけ。独り身がきけた口ではありませんが子育てと高齢者介護を2正面で取り組むは昨今大きな課題だと思います。後は待遇でしょうか、現政権に女性の非正規偏重雇用を是正する気など無いのでは。

駐輪場撮るの忘れてました。場所は敷地西側、そこそこ広さがありましたが母屋からは微妙に離れ職員通用口もそっちにあったかな、建設思想は古いと感じました。庇がオーバーラップしてればだいぶ違うのにな、相模原が天気に拠ってどう風が吹くか興味があります。

髙口さんから「また来て下さいね」、それッて普段講演で仰るところの「手ぬぐいの一つも持って来い」駆り出されるッてこと!?あな恐ろしドウデモエェことだがカンファレンスだったか髙口さんが星のしずくの職員らを「星の子」と言ったのに対し花城施設長が「チョビン…」、反応古過ぎ!

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2017年7月19日 (水)

第8回 2017シーティング技術者交流会

Minisd_1357Minisd_1379今年も行ってきました。新木場駅から東京スポーツ文化館BumBは歩くと意外な距離で、雨さえ止めば自転車拡げて行ったのになァ、壁のような湿気の中フゥフゥ言いながら会場入りしました。例によって例の如く内容は光野さんのトコに詳しいので私からは若干別角度で。

Minisd_1373事例検討、副素材活用の実際、車椅子を通じた国際交流、ノーパンクタイヤの扱い方…今年も内容は盛りだくさん。画像は木村さんが開発中、バギーから乗り換えの就学児向けリジッド車椅子・Briskly。左右メインフレームを繋ぐビーム長で座幅を調節するはヨシズカ システム プロダクトでも見られたものでこの手法、今後流行るかな??ラダーベルトは日進・座王方式。そして前記事の繰り返しになりますが、フットサポートはキャスター回転圏より後ろ、座面前端直下。光野さんのアニマートといい高齢者向けでももっと試みられる可きと考えます。

他職種、就中療法士の協力が必要不可欠とあって本会の発表まで部署と諍いを起こさないのが今年最大の目標でした。PowerPoint互換を謳うOpenOfficeではありますが実際には若干データが崩れます、職場に戻ってパソコンをよく見たら「なァ~んだあるじゃないのォ~、何処に隠れてたんだろ?」1年後もこの職場に居ればスライドをPowerPointで起こすつもり。しかしながら画像の加工だけはPhotoshopを使いたいので結局自宅と往復せねばなりません、入れてくれよォ~。今回にしても個人の自由研究の域を越えないと割り切っていたため部署への打ち出しは同僚の学生リハビリ経由・最小限に何のためのシーティングか、より良い「坐り」は働く自分達にもメリットがある、と言って聞かせてさせてみて、組織の底上げを…は全く別次元の問題で、それを確かなものにするための髙口メソッドなわけだけど。しかしながら…念を押した心算でも何故かその実践に於いて趣旨が捻じ曲げられる、学生リハビリの真意を測りかねる今居るトコは入職当時新設で、「新しい職場には新しい人材を」理念こそ大いにごもっともだったがそこで集まってきたのはバブル景気の申し子共、方法を誤ったのでは?訝らずにおれない、あまり大きくはないが問題の数々に悩まされ続け…今年もまた実現レベルの低さに愕然とさせられただけで終わってしまいました、チョ~トホホ。

Minisd_1375シケた話はこれくらいにして…続いてナイトセッション。あれ程多くのクッションの感触を試せるのは施設職員にとってはまずないことで、コレ1点だけでも行った甲斐があるPT・OTとタメが張れるというもの。ここからは「合宿形式で交流を深め合う」宴会、酒を飲むのはむくの懇親会以来。Minisd_1376Minisd_1377終了後日本シーティング・コンサルタント協会木之瀬理事長から「介護職で資格まで取ってシーティングに取り組む人は非常に珍しい」と直々に氏の資料会場で回し読みしていたモノを戴いてしまいました、プレッシャーです。

Minisd_1378ココからが真のナイトセッション!?宿泊室へ移った面々は更に酒を酌み交わし、思いを熱く語らい、何故か腕相撲、何故か手押し相撲、何故か股関節可動域比べ、はたまた昭和40年代生まれが並べられ力ある40代の不在はどこも同じみたい…本会の運営に尽力して下さった江戸川のパムックの社長から宴席とは言え「ウチに来ないか」と詰め寄られ、東京への未練を大いに擽られてしまいました。

「道具屋は対象者に『点』でしか関われない、PT・OTも然り。しかし介護職は定点観測が出来る(強みを活かして欲しい)」光野さん、串田さん、このまま突き進め、と?誠に申し訳ありませんが私、そこまで身体がもちません!車椅子の、ただの拭き掃除ではないメンテナンスに踏み込むだけでも介護の片手間で出来る範囲を超えてしまっている、少なくとも私の居る部署に見る「戦況」の逼迫多くは内ゲバへの防戦だったりするがはそれをも許してはくれません。

光野さん・串田さんは9月にジョイント講演を控えているとかで、解散後もずっと打ち合わせをなさっていました…次回の本会は6月2・3日、処は同じ東京スポーツ文化館BumBです。

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2017年7月13日 (木)

「NISSIN」製品を知ろう!#2

Minisd_1364去る6月24日、またまたでく工房の勉強会「『NISSIN』製品を知ろう!」に御邪魔してきました。これまたしつこい随分日が経ってしまいましたので可能な限り簡単にウソ…お話して下さったのは営業の稲川さん、事故渋滞とかでおよそ30分遅れの開会となりました。

Minisd_1366Minisd_1367まずは子供向け車椅子・PILOT2とCAPTAINについて。目を惹いたのはユーザーの成長対応、特にフットサポートはサブフレームを介して座の直下に下ろすのとレッグサポートフレームへの通常配置とが選べます。「ハムストリングスの収縮がもたらす骨盤後傾と膝関節可動域制限、これが高齢者シーティングへ僕の目を開かせた(光野さん)」、見れば工房の片隅には新作・アニマートが。「将来の高齢者向け車椅子のスタンダードに」プロトタイプ、と言うよりはまだ実験モデルで、「近所の溶接屋に頼んだ」某機のフットサポートを座直下へ移設シニア向けマスプロ機での実施例は僅か、キャスター回転圏との干渉はレッグサポート・フレームを外側に曲げ同機の場合接ぎ直しキャスター軸をオフセットさせることでクリア、目下その効果を検証中、とのこと。Minisd_1356_3Minisd_1372_2個人的主観では移乗介助を妨げないレッグサポート・フレームのロープロファイル化をお願いしたいところ…脱線しましたがジュニア向け機のサイズが合う高齢者は意外以上にいる、またソチラで試みられているシステムの数々は高齢者にも応用出来るのでは、とはかねてより思っておりましたが、あの場でその確信が強まった次第。後は座クッション、交換の必要が生じた場合業者がそれぞれにあったものを在庫で持っているか、もっと言えばリハビリ職がソコに気付けるか、でしょう。

Minisd_1370こちらはMOSAIC。モジュラーを謳うだけあって調整は勿論のこと各部がコンポーネント化されており、それらの組み合わせにより複雑なオーダーでも2週間で納品、更なる拡充も可能。「リクエストがあれば社内他機との部品差し換えにも応じる。如何様にでも柔軟に対処できるのがウチの強みであり、Minisd_1371同時にマズさでもある」と。今後サードパーティーがアフターマーケット・パーツを手掛け、ディーラーや福祉用具専門相談員がコーディネートし、商業ベースに乗れば福祉機器業界の未来は明るい、と思うのですが、難しいのかなァ。開発中の新機種の御紹介も。

Minisd_1369Minisd_1368前回も登場したPIGLEO TILT。同機にしてもラダーベルトを通すサブフレームの寸法をちょっと見直せばウチの○○さん座れるのにな、ラゲッジスペースには吸引器を載せて…機能の充実ぶりは羨ましい限り。背/座布は丸洗い出来るそうです、ウレタンが挟まったソレですと排泄物汚染による洗濯には慎重にならざるを得ません。

光野さんは中野での集まりだそうで早々に工房を後にされました…次回は7月29日、「『アビリティーズ』車椅子クッションを知ろう!」です。毎回展示会よりもずっと良い話が聞けますので皆さんも奮って御参加を。

Minisd_1347Minisd_1363あの時コレがあれば」遅過ぎる決断でした。複数日に跨る移動に備えCurve SLに待望のArclite Rack 16"(BIOLOGIC PORTAGE 16 RACK)を搭載♪フェンダー及びそのステーが純正ではないためキャリアのステーと共締めに…「あれッ、付かないゾ!?」キャリアステーが自転車シートステーアイレットから左右それぞれ約10㎜外側、とんでもないところへ差し出されてる!あらためてつぶさに見ますと治具使ってない?部材という部材はズレたまま溶接され、リアエンド側のステーもかなりひしゃげておりました。ぬゥ、許せん!!オマケに自転車側のシートステー側アイレットの位置ばかりか角度までもが左右違う!マズイとは知りつつキャリアステーを万力に銜え、捩じりながら窄め…Minisd_1386_2半狂乱で格闘すること3時間、「これで『合った』ということにしてくれ」。当日は折畳傘と三脚を括り付けただけでしたがこれがなかなかどうして便利でした。テールライトはCATEYEのアダプターを注文中、手持ち機物置の肥しともと組み合わせてみることにしましょう。

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2017年7月11日 (火)

マナーハウス麻溝台見てきたヨ

Minisd_1337Minisd_1311_2去る6月12日、この4月相模原にオープンあの辺りではカメリア藤沢SSTと並ぶ大型オープンだ。別法人とはいえ湖山医療福祉グループは勢いがあるなァした特養・マナーハウス麻溝台へお邪魔してきました。髙口さんが立ち上げに携わっている、ということで以前からお話は伺っておりました。関わりの媒体としての、働く環境としてのハードウェアに興味があったのと一度稼働し始めるとどうしても外部が立ち入れなくなるところも出てきてしまうことから本当は3月中に見たかったんですけどね。えェ~ッと、リンク先のどこかにあるでしょうか?ネーミングとなったマナーとはバイブレーターコールじゃなくてマンションの語源となった「住まう」を意味するラテン語なんだそうです。

Minisd_1309「(前略)多くの人を魅了する場所であるように、そして、そこに暮らしそこに集まる人々が出合い、その人々により大切にされて未来へ続いていく場所となるように願いを込めて…。(パンフレットより)」先ず以ってよく言われるのがマチュピチュだのモンサンミッシェルだのと言った世界遺産の名を冠したユニットの数々アウシュビッツと原爆ドームは無いのね、ピラミッドは墓ですってば!北極星を覘く穴は無かった戦前の入植を除けばイマドキの80歳代+α辺りが自称戦後日本における元祖海外旅行世代なのでしょうが、高度経済成長だの国土総合開発だのの一方で田舎はやっぱり田舎だったワケで…どうなんでしょうねェ?オープンから日が浅いせいもあってか「憶えづらい」と職員の間では不評、と。Minisd_1314_2Minisd_1326_2そして本館中央を貫く廊下から各ユニットへと枝分かれするレイアウトは迷路のようで、回廊型ならともかくこのテの判り難さも高齢者施設としては自身初体験。しかしながらその通路の途中には画像に見る休憩スペースに出来る凹みもあったりで、利用者様或いは面会御家族がパブリック以外でも座れるのが意外以上に良かったそうな。売店はありませんがパンの買える自販機は夜勤にウケそう?

Minisd_1315Minisd_1316パブリックはこんな感じ、まだフルオープンではなかったため全景を画像に収めることが出来ました。キッチンは目下湯を沸かす程度とのこと。洋館よろしくオッシャレェ~にキメるのは昨今の流行です高齢者施設も脱亜入欧?アナクロニズムも甚だしいが構造はそのままに日本の古民家然としたデザインは如何?白川郷も世界遺産でしょ。何処に何を置くか、そのためにはどういったユーティリティーが要るか、Minisd_1313Minisd_1331_2設計段階での詰めがあまく、尿取りパットが「そりゃ下駄箱と言わんか」に収められていました。何でもさもなくば職員の身動きが取れないとか、で。そして各ユニットには職員の詰所も設けられていますが「籠らせない業務」ッてヤツですね、トイレしか使わないそうでただの空き部屋になっていました。

Minisd_1321Minisd_1320ちらは各ユニットに配されている薬のラック。実は裏返すと申し送りボードになっています。開設前ここは電子カルテの全面採用を打ち出し、利用者様の記録はもとより些細な伝達事項1つに至るまで「部署のパソコン開けろ」になっていましたがどうしても不行き届きを防ぎきれず、「より直感的な手法で」鶴舞乃城方式に変えた、とのこと。最近介護は殆どパソコンを開けなくなったそうですが、デスク看護は不満らしい。

Minisd_1328Minisd_1322面台完備を除けば平凡な居室で目を惹いたのはGCOMM製のコールシステム。スイッチユニットは全てワイヤレス、バァチャンがベッドのサイドレールへケーブルをクルクル、ギチギチと巻き付け「さァ断線を、お前を殺して私も死ぬ超大ウソ。正しくは『世界の全てを踏み倒して私のエゴは完成する』」が無くなる半面、御丁寧に小汚いティシュペーパーにくるんでズボンのポケットだのハンドバッグだのへ…その先は御想像願います、多分「そう」なる筈。結局ストラップをサイドレールへ結わえる、と。それはそうと同じスイッチが浴室にもぶら下がってるのは使い難そう。黒いパネルには暗視カメラが仕込まれ、介護コールを鳴らした居室の模様がスマートフォン型端末に映し出されます、勿論通話も可。なお夜勤は目下3人で2フロアを看るそうですが、相方が休憩に入ると1人が全ての端末を持ち歩き、同時多発コール国民党政府との泥沼化した戦局を打開するため援蒋ルートを断ち、且つその先にいる英仏を牽制すべく日独伊三国軍事同盟を結ぶ。ソ連の横槍は不可侵条約で防ぎ、そこまでの戦争計画を確かなものにするため東南アジアの油田を押さえ、背後で不気味な動きを見せるアメリカ太平洋艦隊をやっぱり早めに叩き…Minisd_1334のパールハーバーだったわけ。何が言いたいかッてェと、同時に仕掛けブッ壊すのが元皇国臣民のQOLであり、その先で待ち受けていたのが「ファナチックな美学と感情に彩られた破滅」だったのよに応え…られる筈がありませんので予想し得るリスク(喫緊度)順にフロアを駆けずり回るわけですねだから前にも書いたでしょ、知らせるだけじゃ片手落ち、イージスシステムよろしくそこで打つべき次手を自動化してこその電気仕掛けなんだってば。ベランダは回廊型。1周がおよそ250mトラックと同じくらい、とくれば自転車競技のソレ

Minisd_1323Minisd_1324トイレは至ってフツー、左右勝手違いで双方の片麻痺に対応します、対象者後方からの移乗介助はちょっとやり難い?私のガタイがつっかえる「取り敢えず手すりは付けた。使い方はお前らで考えろ」。入所の長期化は重症化と同義であり、当たり前の生活だか何だか知りませんが着座環境の不備は後々大きな禍根を産むウチの職場でも起きなくてもいい事故が起きており、対策と言えば医療職が介護を恫喝するだけでしょう。

Minisd_1317Minisd_1329風呂だけはバリエーションに富んでいます、が…位相変換型は近頃の流行みたい。一見使い易そうでもシャワーとの位置関係が悪い、デッドスペースが多い、浴室によっては物の置場すらない案内して下さった応援の職員さんは「監査に引っ掛かる」と慄いていた、といった按配で、現場を知る人の目には「これ見よがし」以上のものは感じられず、ココの職員さんには「可哀想」以外の言葉が見当たりません。Minisd_1318Minisd_1330オマケに脱衣室が絶望的なまでに狭く、リクライニング型車椅子が1台入ったら介助者は身動きが取れなくなります。そう、これ見よがしとくれば一連の製品は何れもPanasonic エイジフリー製。浴槽の寸法に合わせたシャワーチェア画像のソレは矢崎製1つ入れようにも「全て抱き合わせでないとメンテナンスしない」と脅してきたんだってサ。

Minisd_1325機械浴があるのは「設置基準」とか何とか、そんなの聞いたことありませんなァ。健常者なら長座位、或いはギャッチベッドで背上げされた状態で入れるカプセル型、湯は循環式で出し入れに約3分、この大きさとしては比較的早い方でしょうが、入れて3分、浸かって○分、抜くのに3分…その6分で何が出来るか?現場の苛立ちが見えるよう。但し重症度の高い方でも技術一つで一般浴槽に入れるのを応援職員が証明したためかオープン以来1回しか使っていないそうで、これまたデスク看護は不満らしい。

Minisd_1333Minisd_1332「案外悪くない」のがコチラ、木製の位相変換型。画像では判り難いのですが底へ向かってテーパーが付いているのは「あまり気にならない」と。手前・短辺側から脚を入れ、幅広な縁に腰掛けてからザブン、と。設備が出来上がってから介助法を考えるのは「さもなくば仕事・利用者様に辿り着けない」、どう関わるか・どう入って頂くかを予め決めてから図面を引いた鶴舞乃城/星のしずくからすれば途方もない遠回りなワケで、オープニングスタッフの苦労がしのばれます。

Minisd_1327大きいノもありました。水を張っているのは適度な湿気を保つためで使うインターバルが広がるとやるのだ、とつまりはあまり使ってないからか。ココで湯灌も?いずれその話も聞けるでしょうかコレに係る星のしずくのYoutubeが消滅してしまったのは残念至極。各脱衣室に内線電話が設けられているのは羨ましい、コールだけでは相方が来てからでなければ用件を伝えられませんからね。

Minisd_1319その浴室に限らず全館の空調はもともと窓を年中閉めたままを前提にしていたとかで造りが充実しています。ただしこれもまた某所のカキコにある通り髙口さんが「病院じゃないんだから」毎朝窓を開けてまわり換気している「喚起」している、とも?そうで。

肝腎の車椅子撮りそびれました、と言っても光野さんの来楽(ライラック)が目を惹いたほかはこれまた至ってフツー。機種選定だったか光野さんが関わるとかで大いに期待していたところ程無くして「既に決まった後だった、入り込みようが無かった」と聞きガックリ。それはそうと光野さんがシーティング指導に入って下さるなんて羨ましい!ウチは…お前がやれ、と?コリャシツレーシマシタ。

Minisd_1335屋上もあります、使い方はまだ決まっていないみたい。こういった広場にするのも結構ですが個人的主観では日除けをしかと、思います。最上階は夏場、日射でこの屋根或いは屋根裏の熱気がダイレクトにキて空調の効きを鈍らせますので前居た病棟ではその暑さで患者様が次々に熱発、枕に仕込む氷を貰いに各部署を行脚したものだ。敷地はフェンスで囲われてはいますが庭もあり、ココでもいずれは、なのでしょう。

学生看護看護学生に非ずの5大モットーは「見ない聞かない触れない近付かない私は悪くない」、噂は本当でした。Minisd_1336フロア業務(直接処遇)を閣き1日の殆どを詰所に籠り遊戲雑談に耽る、とは若干の誇張を含みますが概ねそう言って差支えないらしい以前私がいた病棟にもコールが鳴る度介護を捜し始めるモノグサが。髙口さんを以ってしてもココはなかなか動かし難い、施設版・新しい介護を妨げるは医療そのものなのでしょうか、施設版・新しい介護のために医療が出来ること、ではなかったのか!1つの証明にはなっていると思います。

何でもハコが形を成してから現法人が入ったとかで管理ガチガチの病院方式からの脱却を目指しているとはいえアチラに合わせて作られたハードウェアは如何ともし難く、系列他施設から応援に入った方々も相当面喰っているのだとか。また運用の実際は内覧会ではおよそ聞けないことで、たいへん大きな収穫でした。実はまだ補足があるのですが、ソチラはまた後日記事を立てることにしましょう。

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2017年7月 5日 (水)

「アクセスインターナショナル」製品を知ろう!

去る5月27日、でく工房でうたれた勉強会「『アクセスインターナショナル』製品を知ろう!」に御邪魔してきました。こちらもまた1か月以上経ってしまいましたのでなるべく駆け足で…お話して下さったのは営業の長岡さん。

Minisd_1299Minisd_1300まずもって創業者の山崎さんもお使いの独Sunrise MedicalのJAY wheelchair cushionsから。ゲルではない「ウズラの卵を尻に挟んでも割れない」流動体が主に坐骨結節周囲の座圧を「ウニュッ」と分散させます。流動体の量は機種によって異なり、更にはパッドの追加、或いはオーダーも可。極低温下を除けば硬化しないそうですが扱いは意外とデリケートらしく、Minisd_1303Minisd_1302流動体が漏れ出したら「本国で修理」とのこと。そしてまたウェッジもしっかりしたものでそれでも「しなる」ッて言ってたなコレ1つとっても「ウ~羨ましい!持って帰りたい…」。さっそく工房の座圧計で検証、一同「ほほォ~」でした。但しかなり以上に分厚いので車椅子も相応のフレーム、セッティングが求められるのでしょう。

Minisd_1306そしてこちらの皆さんも同じくSunrise Medicalの座位改善パッド・GS  wheelchair cushion。こういったものもシステム化されているなんてこれまた羨ましい。子供の頃読んだ潮書房「丸メカニック」だったか、航空機の開発で昔の日本はレバー1本・バネ1つに至るまでいちいち図面を引いて作っていたのに対しアメリカは当時既に専門の業者がいて、設計屋はカタログから選ぶだけで済んだ、との一節を思い出しました。

Minisd_1304続いて登場した車椅子はたぶんコレ。ティルトと言いますとその多くが座の下のどこかにピボットが設けられ、その位置によって云々、となるわけですが、リンク先にある通り座が円弧状のガイドレールに沿って動く、仮想回転中心が座面の遥か上にあるんですねェ。コレによって重心の前後移動、ひいてはホイールベースを抑え特に在宅で使い易く、と。こちらも座圧計を挟みティルトの「概ね50度を超えないと座は除圧出来ない」セオリーを実証。

Minisd_1305コレを使いこなせればPT・OTも本物?Whitmyerのヘッドサポート、専門のメーカーがあるなんて世界は広い。紐で引っ張っているのは頭部の前屈を止めるものらしい。そういや職場にあるOtto Bockのヘッドサポート、コラム(マウンティングキット)がS字に曲がってるぶん高くなってしまいバアチャンの頸部が支えられません、何方かいいセッティング法教えて下さい。

「身の回りにある物で姿勢改善を目指すは呼び水・インセンティブたり得るが、そういった人にこそ良いモノを使ってもらいたい。(ましてリハビリ職が)いつまでもそこにとどまっているのは道具(の力)をなめている」光野さんから厳しいお言葉。知らないから、付き合いのある業者が扱ってないから、あっても使う気ないから、介護が口出しするなんて生意気だから、もっと言っちゃえば己、或いはオトモダチとの「いま・ここ」が楽しければ後はどうでもイイから…技術力がドーノ、と空虚なアジテーションばかりが飛び交う日本の、今もなおその心を蝕む貧困さ、救いようのないクライメイトをまた垣間見てしまった気がします。

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