小規模多機能ホームやまや 内覧会
アンジェスの後に向かったのがココ、先月オープンした単独型小規模多機能ホームやまやです。処は安倍川と藁科川の合流する中州、安西橋と羽鳥I.C.とのちょうど中間くらい。こちらも3月に「何処にあるんだか」と行ってみた工事中の画像も併せて。
中の模様はココに詳しいチョ~手抜き!ので私からは働く環境としてのハードウェアについてなるべく簡単に。
パブリックは屋根の高さからか床面積以上の広さを感じさせます。オフィスはその一角・カウンターテーブルで仕切られているだけなのが鶴舞乃城にちょっとそっくり。一部の椅子は座面高380㎜、またそれに合わせるべくテーブルもそれぞれ脚を業者に切らせたそうな。キッチンの、調理台とは別に設けられているテーブル平面図・キッチンの文字があるところの天板が結構以上に高く、配膳の済んだお盆を持ち上げる力が少しで済みそう、私の体格なら、ね。食器棚は全て引き戸で好感が持てました、開き戸はワーキングスペースを狭めるんですよ。洗面台は奥まったところ、歯磨き→排泄の動線を短縮化?トイレの隣。こと対象者が車椅子の場合これはくっつけ過ぎだと思います。シンクは2つ並べられていますが介助者が入る空間が無く同じく車椅子の方を2人いっぺんに誘導するのはかなり無理があるでしょう。おまけに壁で囲まれているため介助者の視界を著しく遮ります、振り返ったところの見え方見辛さも撮っておきました。
個人宅の改修を除けばトイレ、高齢者施設のソレは少なくともここ10年余り新しい提案がありません、前手すり位つけて下さいってば。こと重症度の高い方への介助環境としてのレイアウトはいい加減見直される可き、そして車椅子の方には便器周りも同等の機能が求められると思っております。また円背の方は椅子に限らず便器でも浅坐りになり易く程度に依ってはならざるを得ない、ヒンジの出っ張りが背骨に食い込んじゃう、ウォシュレットのシャワーが届かなかいことも…そろそろ介護職の中から周辺機器を含めたトイレの設計が出来る、C.タンクみたいな人が出てこないものかしらん。
浴室はアイランド型、但し浴槽はタイルで分厚く囲まれており、出入り(介助)の邪魔となること請け合い。このテの施設には珍しく手前の洗い場に広くスペースが取られ、これならリクライニング型シャワーキャリーの方向転換も苦にならないでしょう、浴槽の蓋が備えられてるのも。歩く方にはもっと手すりが欲しくなるやもしれませんが、その手すりは車椅子や介助者がつっかえ易いので最初からそこ有効スペース減を見越して青図が引けるか、現場サイドとしては思わずにおれません。
続いて居室、7つある洋室はうち1つだけ広いのは将来の看取りを念頭に置いたものとか。撮りそびれましたが和室は床から高くなっているところが昔の家みたい、ここも鶴舞乃城の向こうを張ってました。天井のシーリングライトは電球色と昼白光の両方がシェードに収められ、調光機能で色味を加減出来る、如何にもイマドキの50・60歳代が悦びそうなギミック。昼白光しか使わないでしょ、たぶん。コールはPanasonicのワイヤレス型、紛失の恐れがありますのでストラップ付けてサイドレールに引っ掛けて…従来のワイヤード型と同じ使い方になるのでは?そんな気がしますよ実際そうしてあった。あと面白かったのは廊下の床板下のクッション材がかなり軟らかく、歩くとミシミシ音がする程だったところ、これまた昔の家みたい職員の腰にも優しいかもね。なお地域交流室だけは介護保険の対象外だそうです。
性懲りも無く前記事とまた同じことを書きましょう、同所も雨が降ると自転車・二輪を停める所がありません。「何処に停めたらいいですか?」示されたのはエントランスの脇、勿論雨曝し。メットインの中までびしょ濡れ、自身最トホホの施設見学になってしまいました。「雨具預かりますね」とのことでしたので合羽を渡したところ何と玄関扉の把手に突っ掛けられただけでした、ネットで晒してくれようゾ!重ねて私の「此処の職員は皆クルマ通勤になるのか」の質問に案内をして下さった方、意味が解らなかったようです、鈍いなァ。
…
勤務(週休)が合わず手越のむさしやは内覧会に行けずチョ~残念。髙口さんプロデュースのマナーハウス麻溝台は来月行けるかもしれません、既に稼働中ではありますが可能な限り不徹底検証してみたいものです。
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