むくオープニング記念♡ 三好春樹 講演会
去る3月24・25日、この4月唐津にオープンした看護小規模多機能施設「自分らしく生きる高齢者施設【むく】」のオープニングイベント・三好ゼミに御邪魔してきました。地元から列車を乗り継ぐこと6時間余り、筑肥線浜崎駅はエレベーターどころか跨線橋に屋根すら無く、改札に至ってはただのポスト、窓口には「駅員が出場中ですのでしばらくお待ちください」のフリップ…21世紀だというのにこんなエェカゲンさがどっこい残ってる、結構以上に好きです♪30年前の川越線笠幡駅といい勝負。
何と会社代表になっていた!OT(作業療法士)佐伯さんと横浜のシーティング基礎講習以来2年半振りの再会。高齢者介護とヤンママの子育て支援若い女性の才能を無駄にせず将来の組織力へ繋げていくを職場組織として2正面で取り組む、まさに時代の最先端。安倍一派の詭弁などどこ吹く風、これこそが真の働き方改革ダ!何でも施設認可を申請したのは三男がまだ3ヶ月の頃で、窓口で「お子さんがそんなに小さくて大丈夫ですか?」ときても「この子が私に勇気とヤル気をくれるんです!」返したというのですからヴァイタリティーが全く違います。そして三好さん、挨拶こそフツーでしたが私を見る目は「何故此処に?」でしたね。^^内容は定番メニュー、但し「高齢者の赤ちゃん回帰の先に胎児回帰もあり得るのでは」に新たな一歩を感じました。
続いてむくへ移動、既に他所でも紹介されている本Blogが遅過ぎ懇親会へ突入、アルコール付き三好ゼミは自身初。初対面の方からも「ファンです」「Facebookのアカウントを作れ」と言われてしまったり、某所の広報力にあたらめて慄いた次第。席上来年のインドツアーの話が上がり、「髙口さんが行くのなら皆行く」との声が。また「佐伯さんは存在自体がインド」「人生ナメてる」とは三好流の賛辞ですよ、ね。大人がクダを巻く横で子供達はオモチャを散らかしながらワイワイ、喧騒は未明3時過ぎまで続…と思いきや、私が起きた8時過ぎもやっぱりワイワイ、皆いつ寝てたんだろ!?佐伯代表以下むくの皆さん、そして参加された皆さんにお礼のうえ、いつか何処かでの再会を誓い合い唐津を後にしたのでした。
さて、OTがプロデュースした施設ですので当然ハードウェアにも触れねばなりません。代表の旦那様が大工だそうで、その微に入り細に至る造りに参加者からは「他では頼んでも応じてくれないだろうなァ」と溜息が。パブリックはほぼ全てムク材ちゃんと節穴が塞いであった、赤ちゃんが舐めてもいいようワックスは石油系ではなく蜜蝋、しかも御近所を巻き込んで塗ったのだとか懇親会にもお隣さんがいらしてた。駒場苑そっくりの六角テーブルは一から作ったもの、天板の下側の面が大きく取ってあるのはよちよち歩きの子供の背丈がこの位だからかなァ、と勝手に想像。キッチンも施設らしくない「大きな家」を演出。手すりの断面形状だって佐伯オリジナル、廊下のソレは「低めにしたので将来高いものも追加を考えている」。
トイレはこんな感じ、グラブバー(縦手すり)は1本もありませんでした。1ヶ所のみでしたが前屈み姿勢を支えるテーブルが、ウチの職場にも欲しいんだよなァ~。そしてコレ見て下さい、鍵が昔ながらの引っ掛けるだけ!「お年寄りなら誰でも解る。緊急時外からでも開錠出来るよう扉にものさしを突っ込むスリットを切る予定」と、とことん素敵なローテク。
浴室はユニット型、廊下に出ることなくトイレと往来出来るのは基本ですね。シャワーミスト鏡台から前へ倒れているのがソレは「かけ湯の後浴びると効果的」とのこと。私は酔っぱらって寝込んでしまったので実際に入る間が無く返す返すも残念。洗面台はリハビリデザイン研究所だそうでシンク高は650㎜位だったか、攻めてます。
居室は畳とフローリングの2種、ギャッチベッドはシーホネンスの、ハイトコントロールがパラレロリンクの低床型が入っていました、日頃パラマウントばかり触れている眼にはちょっと新鮮。二重引きの吊り扉、他所では下にカマシたガイドローラーがモゲることがありますがコチラはコの字型の金具だけで済ませています。「ムク材は動く(反りや狂いが生じる)ので逃げを多めに取っている」と、勿論ギロチンダンパーなんて付いてません。またクローゼットもオリジナルのキャスター付棚とセットになっていて出し入れが容易に。
…
♪げぇ~んかぁ~い~なぁ~だぁ~のぉ~~しぃ~おかぁ~ぜにぃ~~~その風がさぞや強かろうことは、アスファルトというアスファルトに詰まった砂から容易に想像出来た…Curve SLのテールライトはイカレたFlare 3に替えて5年前に「ほんの出来心で」改造したTL-LD570-Rをあてようとしたところ電池を入れても点かない!そこで十ン年前だったか購入直後の店先でユニバーサルバンドをへし折ってしまいそのまま忘れたことにしていたTL-LD600-Rをこれまた「ほんの出来心で」納屋から発掘してみましたがこれが大失敗。RM-1は構造上サドルレールへの固定があまく、且つ上下角度調節のラッチの噛みがユルいときており、加えてTL-LD600-Rはサドルからはみ出すため輪行中ブツけ易く、オマケにサドルの後ろは手を掛ける所でもありサドルの心算がライトに指が掛かってしまいガクッと動…跨る度に面倒な位相確認を要しました。1泊以上の輪行はこれが初めてではありませんので旅行鞄を括り付けるリアキャリアに専用マウントを介して同機を持ってくるのがベターかも。
佐伯さん、三好さん、むくの皆さん、そして各地から馳せ参じた数多の同志の皆さん、楽しいひと時を真に有難う御座居ました。団塊世代が比較的少なく若年層の流入が続くという北九州、面白いことが起きようとしていますね。
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