「やっぱり、介護で働いてよかった。」写真展
またまた遅くなってしまいました。
去る3月9日、県庁で催された同介護保険課主催の「『やっぱり、介護で働いてよかった。』写真展」へ純粋にネタ作りという不純な動機で覘いてきました。新卒人材の介護分野への就業促進を狙って毎年知事が委嘱した県下の若手介護職達からなる「介護の未来ナビゲーター」活動の1つとしてチームとイベントのバナーがそれぞれ縦割りになってる辺りが如何にもヤクショ。探し難いッたらありゃしない県下各地を巡回していたらしく、この内容で紹介されるのは年度最後なのでしょう。会場は別館21階展望室。庁舎エントランスには何の案内も無くかく言う私も当日朝のNHKラジオで初めて知った、窓からの見晴らしこそ良い←それ展示とは関係無ェしもののよほどの意識・関心を持った人でなければ足を向けることは無いものと思われます。事実県庁職員がパラパラとやって来ていた多分「押し出し」があったのだろう昼休みの時間以外は閑古鳥がのた打ち回っていました、これじゃ幽閉です!
「21世紀に蘇った満蒙開拓団」予想通り介護の「やりがいのある仕事」とかいうイメージのほんの上澄みを更に濾過した感じ、何がやっぱりなのかが非常に弱い、ポイントがズレていると言わざるを得ませんでした…ハードウェアは無い無い尽くし、命を削り、医療職の恫喝に怯えながらローテーションをこなし、大日本帝国・未来への侵略にいのちをかき乱されイマドキの50・60歳代に要介護度が付く近未来はこんなものでは済まされないだろう、飛ぶように過ぎる時間に焦り、ゼンショーがあれほど叩かれたワンオペ夜勤重症度にも依るとは言え病棟だって30~50床を2人で看るのはザラだが、そこを1人々々に分け、隔てると如何に組織力が削がれるか、背広を羽織りデスクでふんぞり返ってる奴等は考えたことがあるのだろうかを乗り越えた先で待ち受けているのは日勤の容赦ない制裁だけ…それでもなお!対象者の「人生に関わる」とは?自らに問い続ける意味を伝える可きなのでしょうが、如何せん私も言葉が足りなくて。
ア~それから、壮年世代の介護就労促進云々は全くありませんでした。地元紙の記事はジャミング近頃はフェイク・ニュースというのねだったのか?また場内にはキュンしたら貼ってねパネルもありましたが、シールの余りにも綺麗な並び方に「サクラナビゲーター自身或いは県職員では?」訝ってしまいましたよ。
蛇足ながら近頃マクドナルドも同じようなキャンペーンうってるそうですが「何がさうさせたか」省みぬままの頭数充当を煽ったところで…、思わずにおれません。
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コメント
過日のボルネオ島植林ツアーに、たまたま介護士の方が数名、別々の職場から参加してくれてたので、いろんなお話をお聞きしてたのですが、待遇改善などはなかなかのようですね。
一時期、介護現場の将来はバラ色!みたいな感じでしたが・・・
投稿: 98k | 2017年4月 6日 (木) 10:11
98k様、こちらではしばらくです。^^
N.GKS第22次植林ボランティア・隊長の任お疲れ様でした。そして植林証真に有難う御座いました。何とッ、私の名前の木がボルネオの地に植わったのですねッ!
>待遇
「徴兵、徴農、徴介護などなど、若者を強制的に何かの職場に放り込もうと、いろんな提言をする人々がいるが、共通してあるのはその「徴○」のマルの部分に入る仕事に対する、『そんなの、誰にだってできるんだろうがよ』という、傲慢極まりない蔑視的感情であろう。(OGAWA Kandai様のTwitterより)」…私はヒネクレ者ですのでタイトルの「やっぱり」をこう取らずにおれませんでした。先日のNHK「日曜討論」でも本件に触れられていましたが大学教授なんか他人事で「はァ、ケアマネの経験だァ?」まったく話になってませんでした。
投稿: alaris540 | 2017年4月 7日 (金) 05:59