またまた遅くなってしまいました、今回は概ね車椅子以外のモノをまとめて。
我ながらクドいと思いますがメンテナンスネタ、広和の車椅子タイヤ洗浄機、画像はキャスター輪も同時に洗える4車輪用・CVC-04。ブラシで振動を掛けつつ車輪を送るのだそうでリンク先にある通りタイヤの種類や材質、勿論汚れ方でも送り速度を変えるとか。地ベタに直接触れる部分、またタイヤの溝に挟まった汚れを取るのは意外以上に面倒ですのでこの手の技術特に省力化はもっと開発される可き。蛇足ながらタイヤのトレッド、施設内/舗装路であれば杉目パターンで十分だと思いますが、ジジババがブレーキかけたまま強引に漕いだ日には瞬く間に坊主になってしまうことでしょうから、そこを見越してオバチャリと同じアレを宛がっていたとしたら車椅子屋は読みが深い。
NEDO/QDレーザの網膜走査型レーザアイウェア。プロト故のやたら太い眼鏡フレームデザインは開発者の趣味でしょ内側に設けた超小型これまたプロト故まだまだデカいプロジェクタからの微弱なレーザー光で網膜へ直接映像を結ぶ、とかで、これからの技術らしいGarminとはまた別モノ。各分野への応用を謳っていますが本機と視線入力を組み合わせてポケモンGOなんか始めたに日は交通事故では済まされないかもそのための自動運転??。
さァ、どこが変わったかな?日進の障害児向けカート・PIGLEOシリーズ、9月の勉強会で光野さんが指摘されていた背部フレームを。ウ~ン、あの時もっとよく触って確かめておくべきだったなァ~、横で話を聞いていただけなのでツッコみようがありません。

以前ageそびれたネタ、睦三 メディカル事業部の立ち上がり補助メカ・SU-V。同Ⅳとの違いはフレーム幅だけみたい、立ち上がり(前屈み)姿勢を保ったままガ~ッと運んでいけるところは他社製品と同じ。これだけならもう忘れたふりするところですが、実は同社製・如何にも「機械屋が作りましたァ~」な風情のシャワーチェアを職場のモノ知らないリハビリが買ってきやがって私の部署で使っているのですが、座面が高過ぎる、倒したリクライニングが押しただけで戻ってしまう、足で(主輪の)ブレーキが掛けられない、フットサポートを畳んでも突出が多く移乗で下肢の巻き込みが怖い、スライドグリップはスカスカ動くだけグリップを握ってもらうことがまず無いので本来のポジションにせずただ横に渡しているだけだったりするが、バックサポートがまっ平らで円背を支えられない、機能の割にリンクが複雑で拭き掃除が面倒…と同僚からは不満タラタラ!おそらく画像の本機も同じような問題が出そう。ついでに書きますとアクチュエーターを仕込んだ立ち上がり補助メカはその電装系の防水がしっかりしていないと使う場所が限られますデスクの騙る介護・自立支援「とやら」がどこからどこまでなのか見えてしまったり。
その電気仕掛けの1つがテムザック技術研究所のRodem TRi。一応6輪なのですがその大きさ故動き回るにはかなり場所をとりますそれにこの足回りじゃオフィスから外へは出られんなァ。自転車好きらしい営業さんから「SIDIイイですねェ」と声を掛けられ、「自転車を降りてから歩くことが多く、靴底のゴムブロックを交換できるのがコレしか無かった。ミドルグレードにも展開すればウケると思うが」と本機と関係ない話で盛り上がってしまいました。
オーシンの高反発クッション・エアーラッセルのカットサンプル。表面がポリエルテルのメッシュになっていて、東洋紡ブレスエアで時々言われる「ゴロゴロ当たって痛い」を改善。勿論丸洗いOK、軟らかさの違いで30/20のラインナップあり、ヘタッたらドライヤーで復元出来るそうな。この類も徐々に選べるようになって来て嬉しい限りです。

そしてブレスエアのハッピーおがわが出展していたのは車椅子用クッション・ハッピー楽パットロール。折り方1つで座クッションはもとより仙骨や体幹支持にも。2つ3つ欲しくなります、と思いきや今なら2枚で超特価!枕・クッションを2層の間に挟みズレを防げる
ナカタ工業のマットレス・ピローユニット 枕合体、なんてェのもありました。私がしょっているdeuter trans alpine PRO 28の背/ショルダーストラップクッションを「ブレスエアに置き換えたいが」と話したところ営業さんから「オーダー受けたことがある。言えばやってやる」と。聞こえたか、イワタニプリムス!!

すぐ破れてしまうキッチングラブを手掛ける宇都宮製作からは摘便用バッグ・プロプラス トリベンバッグ。見た目はストーマバッグそっくり、それを本物の肛門へペッタンと貼り付け、バッグ側面の指入れから画像のとおりグワシッ!とやるもの。摘便中に臭気が広がり難い、それって多床室向けってことでしょ、誰でも彼でもこと1人の「ひと」を手放し1つの自然へと帰りだした方には分ける・隔てるはやっぱり間違っていたんですよ。
パナソニック エイジフリー四半世紀前の自転車ロードレースチーム「~スポーツライフ」といい、松下らしいベタベタなネーミングの移乗用アームサポート手すり・メンディ。その名の通り前屈み姿勢を面で支えるもの、一応場所を問わず結構場所取るけど使えます。本機に限らず最近漸く「前から・面で支える」がマスプロ製品化されてきました、グラブバーを全否定などしませんがあのL字しかないトイレなどもう時代遅れ。
TOTOのブースにあった大建工業の新型ドア・ひきドアのデモ風景。歩ける方には引き戸として、そこから開き戸になってフルオープン、間口が一間(1820㎜)未満でも車椅子の出入りのみならず介助スペース確保をも狙ったもの。アルミックスの類ですとドアの開きかけ、即ち坐ってもらってから車椅子を付けたまま開き戸を閉め「ちょっと目隠し」にしておけませんイマドキの50・60歳台「孤立した個人」達は「プライバシーがドーノ」と屁理屈こねますからねェので今後こういったデザインは増えるかも、施設で「TOTOもINAXも小口の客に冷たい(Blog『北海道移住計画』より)」。デモは来場者参加の○×クイズ形式出来レース!?で、引っ張り込まれた私も終了後フレネルレンズのポケットルーペを戴きました。

米Medical Depot社のPower Scooter。こんなロケットカウルが街を往くようになれば障害者福祉の未来は明るい?同社製品には自立可能な1点と多点の中間型杖も。こういった需要、結構あるんですね。それはそうと、あのカメラ用品屋であるケンコー・トキナーが福祉機器を扱いだしたとは意外、そんな御時勢なのでしょうか。
相当重症化が進んでも「そこを何とか」、ケアフォース扱・Stiegelmeyer社のギャッチベッド・Vertica Care。パラマウントの楽匠Z・ラクリアモーションをさらに一歩推し進めた感じ。ただ同TVCFの主役(モデルさん)よろしくあんなにすっくらと立ち上がれる方にこんな仰々しい仕掛けは要りません、きっぱりと。あと背上げを起き上がり補助(介助)に、とはよく聞きますが私はイマイチ感心しません、やるならこうかな、否、やっぱり青山式介助でしょ。
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先の大戦でやられたからとF6Fを忌み嫌うのは子供の間だけ、私にとって道具で戦う意味を教えてくれたのがF6FでありB-29だったりしますFw190も一応は含まれるが、その「作り方」に於いてほんの少しだけポイントが違う。施設デザインの「ガワ・骨格」はそれなりに研究されているかに見えますがその中で何を使うか、ピッタリ・ギリギリ以下に減らされた人員をどう守るかへのアプローチは絶望的なまでにお座なりのまま。繰り言になりますが「ハードウェアの不備を実務者の精神力だかで埋め合わせる」大日本帝国の悪夢は今もなお変わることなく続いてしまっている、確信を以って言えます。目下画策されている介護保険下の福祉用具適用縮小は断固阻止、どころか、今後更に進むであろう少子高齢化に向け道具が出来ること、というより道具レベルで解決し得る問題は早々且つ確実に潰しておかねばなりませんア~そうそう、介護ロボット導入推進/反対論とは切り離して考えたい。あれは不定見な買い物が大好きで論のすり替えが得意なイマドキの50・60歳代の物言いだから。
まァともかく、ユニットケアが今のままならもう夜のワンオペはいい加減御免蒙りたいもの。
ゼンショー系列店舗を連鎖休業に追い込んだ従業員らの反乱が医療・介護業界で起きないのはやはり女学生気質故、思わずにおれません。
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