ウェルフェア2016/中部ライフガードTEC2016見てある記
もう2ヶ月経ってしまいましたが書いておきたかったことがチョコチョコありまして…
去る6月3日、今年もウェルフェアへ行ってきました。いつもの某所へDAHONを押し込もうとしたところクルマ生活者に追い出され、怒り心頭での入場と相成りました。クドイようですが人の集まる処に駐輪場が無いのはそこに至る手段の否定、即ち自転車の公道排除にほかなりません、ある意味愛知県らしいビッグサイトにはありますよ…普段通り自身初対面のモノを中心に。
インテックスにも出ていたトヨタのWelchair、中身はNissin製。テーパーの付いたヘッドサポートフレームに「らしさ」を感じさせます。介助ハンドルについてるレバーは左右の黒いノが主輪のドラムブレーキパーキングは主輪前のトグルブレーキへ「ウ~ッ」と腕を伸ばし…クルマに載せるのなら後方からの操作性を重視す可き、中央のグレーはフロントピボット式ティルト機構のソレ目線がドーノ、とあるけど天井に頭をブツケぬよう、でしょ。ハイトワゴンばかりが送迎車とは限らない。アームサポートが固定なのはコストで妥協?リンク先画像・銀髪のモデルさんに注目、高さがちっとも合っていない。座クッションの厚みで対処こそ出来るが体幹の支持性に乏しい方向けにランバーサポートも欲しくなるところですが、あまりクルマへのユーティリティーに特化し過ぎると降りてから使い難くなる?同じものをマツナガが作ったらどう解釈するか興味があります。
OXエンジニアリング・車椅子オプショナルパーツの1つ、ワイドキャスター。幅広のキャスター輪で不整地での走行安定性を改善画像はたぶんショックアブソーバー付、フォーククラウンはその輪っぱに合わせた専用品、より積極的に外へ出る方向けですね。同ブースにはインテックスで書かれた国枝・上地両選手のサインがデカデカと1日違いかァ、惜しかったなァ。大阪・東京に比べて車椅子の展示がトーンダウンするのは名古屋の傾向。
その中で目を惹いたのがキョウワアグメントの車椅子用立ち上がり補助メカ・助っ人くん。(車椅子からの)立ち上がりで力が要る離臀の瞬間を支えるもので、本機はその座面が折れ曲がり、滑落を防ぎながら上がるのがミソ。
補高力(プリロード)は調節可、座幅は400㎜だけみたい、車椅子は装置の厚みぶんだけ低床のモノを。でも女の中の女バァサンと呼ぶ場合もあるにだけは使わせたくありませんね、「世界の中心であるところの私だけを無条件に甘やかしなさい」狡猾に力を抜く口実を与えかねませんから。
車椅子座位は食事のソレと異なる、と食席ではフツーのイスに移ってもらう施設は多い、と聞いております。また遅々とはしているとはいえモジュラー車椅子も現場で使われ出しているようです、が、ここで皆さんに質問。貴方の施設のテーブルとイスはモジュラー化されていますか?ここ名古屋で見かけた提案の1つがコレ、座の奥行きを対象者の座底長に合わせられます、素敵でしょ。私の職場ですとテーブル天板高は2段階ながらそれでもなお高過ぎで車椅子調整と呼べる程のものではないががオカシナことに、生活の場だか何だか知りませんがイスもフツー過ぎて普通に坐れない方が難儀されています。あと細かいことを言えば肘掛けも画像に見るようなソレではなく車椅子よろしくサイドガードで固めたくなりますナ、ノビットシステムの体幹パッドを使いたい方が何人かいらっしゃいまして学生リハがよくやる肘掛けの「タオルグルグル」かさ上げだと上肢の行き場が無くなる。それでいて体幹は横倒れしたままだったり。
Creactの重身向け視線入力システム・トビーPCEyeえくすぷろあドウデモエェことだが「えくすぷろあ」だけで検索するとモンハンしか引っかからない。海外の同等品をTVが紹介したのは何年前だったかなァ…視線入力はもともと対戦車ヘリコプターの照準といった軍事技術だったキヤノンのEOS 5発表に「あれは(開発で)間違いなく人死にが出たゼ」とは当時の同僚(電装担当)の言わけですが、「人を殺す技術は人を活かす技術に転用できる、要は使う人のこころ1つ(渓由葵夫)」。
感動的だったのが東海機材・扱のスウェーデンはElectrolux社製の業務用洗濯機・myPRO。除菌と洗濯が同時に出来、ウチの職場で日々見かける「何となく湯だか水だかに浸けておく」が無くなり本・質・的スピードUP♪利用者様の中には自前の衣類がなぜかやたら少ない方もいて、ことラバーシーツは数が限られていますので日勤が排泄物汚染に見舞われたそれらを日中のうちに洗って乾かしタンスに戻せるか、後を受ける当直にとっては死活問題です!!!同社製品には感染物曝露を防ぐ袋にくるんだまま槽内へ放り込み、回りだすと袋だけ溶けてなくなり!洗濯&除菌、と言ったものもあり、営業さんは「職員が罹患して勤務表に穴をあけたらその損失(額)は?でしょ」と胸を張ってらっしゃいました。耐久性は一般家庭用の3倍、「イニシャルコストとランニングコストの区別がつかない奴に給料計算など任せられない」。
日本の自転車業界陰の実力者??サギサカがいよいよシルバービジネスへ参入。本機は通常の自転車とクークルやけんきゃくんなどの「自操型セニアカー」との中間に挟まることになるのでしょうか。ジャイロ効果をスポイルしない範囲内で車輪径を抑えて1900㎜の中で目一杯ホイールベースを延ばす・ダウンチューブを下げてイージーボーディング化、といった手垢の付き過ぎた手法ながらそれらを「より楽しく乗り続けるために」と解釈したところが今様。フレームワークは漕ぎ出しの軽さにこだわった、と。仙骨を支えぺダリングを助けるバックサポートは今後流行るかな?カゴを消耗品と割り切るかカゴ自体をフレーム化するかは各々御意見ありましょうが、願わくばアッセンブリーも新たな提案が欲しかった。オバチャリばかりでなくスポーツバイク寄りのデザインが出せれば今後可能性が開けましょうが、たぶんそうはならないでしょう。
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中部ライフガードTECはそちらだけ観ようとしますと手続きが面倒ですが普段通りウェルフェアの入場証だけで入れます、今年はちょっとだけ。
PELICANのヘッ電・2720 LEDはコヤツの兄弟分、即ちGENTOSや富士灯器と同じところで作らせているのですね、知りませんでした頑丈さがウリのPELICANがねェ…。LEDを載せ替えている以外はアチラと同じ、私からはABS製筐体・角度調節のラッチの留まり(噛み)がアマく且つヘタリが早い、調光がノンビリ過ぎてじれったい、LEDとコリメーターの芯がズレるとパターンにムラが出て見辛くなる旨伝えておきました。
昨年成田空港で実証実験、各方面から熱い視線が注がれている?とか言う、Panasonicのメガホン型自動翻訳機・メガホンヤク。まだ開発中らしく、メーカーサイトにもあまり詳しい説明はありませんが、本機に向かって喋るとクラウドと繋がり、英中韓3ヶ国語に順次翻訳してくれます。プログラムの拡充に期待、静岡県では絶対ポルトガル語が必要です。
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場内はシステムだのネットワークだのといった展示が幅を利かせていましたがチップとプログラムがこの世の全てじゃない、形ある道具の可能性はまだまだある、と感じさせてくれました。東京・大阪より内容が薄い、などと言っちゃぁイケナイ。同月開催は今年だけ名古屋なのでサミットを受けたお試し改憲ならぬ「お試し戒厳令」を避けて?、来年は5月下旬に戻るようです。
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