MATSUNAGA製品を知ろう!
またまたずっと前の話。
3月26日、勉強会「MATSUNAGA製品を知ろう!」を聞きに光野さんのホームベース・でく工房へお邪魔してきました。前日の疲れが全く抜けず歳!見事に寝坊、東京駅で遅刻旨電話を入れる破目に、トホホ。R16から現地までは道が非常に入り組んでいて気付かず通り過ぎることン回…どうにか辿り着けました。当日の一般参加は6人、だったっけかなァ。
製品紹介にいらしたのは営業の日比野さん。実は一昨年のシーティング基礎講習会で一緒でしたが恥ずかしながら完全に忘れてました、スミマセン。ともあれ展示会・研修会以外でこういった方々と一度きりではない、再会するようになったのはちょっとした感慨が、但し私の顔が広くなったわけではありませんけどね。日比野さんからはマイチルトとNEXTCOREくるりについて。要点はリンク先にある通り手抜き!ですが、それらとは別に当日話題になったのはNEXTOCREくるりが車椅子としては珍しい2系統・1ブレーキであること。主輪前についているレバーはシューをトレッドに押し付けるのではなく長いリンクアームを介してハブ軸のドラムブレーキを動かします。なおマイチルトにみる2系統・2ブレーキは「セーフティとして」障害者福祉からの要請なのだとか。私のような高齢者介護の場合ですと、前後に長い車いすのブレーキを前から掛けるか、それとも後ろからかは案外以上に重要で、搬送→移乗介助でその度に前へまわり後ろへまわりは非常に面倒だったりします。NEXTCOREくるりはクロスパイプのガタを抑え込めば評価がもっと高まるものと思われますが「どうしてあァなのか解らない、あれがマツナガの作風」とは某代理店の営業さんの言。
展示会についても。「ケアテックスは3月開催とあって多くの企業が決算にかかるため出展し辛い、当社(マツナガ)は5月なので影響しないが。また『キッズフェスタを関西でも』との声は少なからずあるが、実現は川村義肢次第同地で自前の展示会をうっている」と。
当日は「車椅子で外へ出るため両脚を軟らかく受けとめるクッションが欲しい」という方も参加、午後は勿体無くもその仮合わせを見学させてもらえました。何でも「路面の凸凹を拾うと痛くなる」と、その昔私が脚を怪我した翌日車椅子で市中引き回し、じゃなかった、役所の石畳&点字ブロックでヒィヒィ言わされたのを思い出しました、ガイドヘルパー講習での体験も。工房の皆さん美術学校の実習よろしくユルく仕事しているかに見えて実はいつの間にかスゴイモノが出来上がる、驚きを禁じ得ませんでした。
「オオォ~ッ」だったのがコレ、モデラートのマイナーチェンジ版「2」をスパイフォト♪車載用背折れ部にアジャスターを設け、バックサポートを屈曲させるネジで無段階調整、がいかにもでく工房らしいことでより円背の強い方への背張り調整を可能に。そう言えばせんだって職場のOTがマツナガで似たようなことやってたなァ、アレが本機に加わればもはや天下無敵ですよ。
…
工房の新兵器・座圧計も使わせてもらい、姿勢やセッティングが坐りにもたらすものを視覚的に理解。ここまではっきり出ちゃうとリハビリ職は誤魔化しがきかなくなりますね。参加者同士の自己紹介中「職場ではalaris540がシーティングを主導しているのか」と訊かれゴメンチャァ~イ!完全にKOでした。ウチのリハビリ職は人数の少ない中フロア業務も手伝ってくれている手前なかなかそこまで踏み込めずにいます。本当は私がもっと応援す可きところですが…。
本勉強会はほぼ月イチで開催、直近では来る28日が「『昭和貿易』製品を知ろう!」、6月18日が「『共に生きるために』製品を知ろう!」です。
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