CYCLE MODE International 2015見てある記
漸くCYCLE MODEまでこれました。行ったのは初日、開場には余裕をもって海浜幕張駅を降りましたが例によって入場待ちの行列がはけるのを待…飲食店という飲食店が11時まで閉まっていて、ただ駅前をウロウロしただけに。あのねェ、すき家もMINISTOPも地元にありますってば!何が悲しくて千葉まで来てチェーン店なの?遂に1500円まで跳ね上がった入場料を払い、鬱々としたまま物寂しさの漂うエントランスを抜け…その行列、今年はさほど長くなかったみたいです。
本展唯一の収穫だったのがSealskinz LED Halo Overshoe。同社製品は防水がウリなので裏のシールは一応信用できますが、表がボンディングだったらもっと安心なのにな。踵へ専用LEDライトを仕込めますネーミングはココからが、受ける鳩目が折り畳みを妨げます。BBBが慢性的入手難ですので今後は検証を兼ねてコチラを試してみることにしましょう。グラブも良さそう、OGKはサイズの割に指が短く、爪がすぐ痺れてしまいます。
画像は左がLEZYNEのたぶんDeca Drive 1500XXL、右はCATEYE HL-EL6000RC。前者は3連装化で出力増と1素子あたりの駆動負荷を低減、なんだかグランプリの鷹みたいになってきました。後者はヒートシンクの後ろに強制冷却ファンを設け、最大瞬間風速6000lumenを達成。スペックだけは勇ましいのですが両機ともただの投光器、興味本位でフルパワーに入れようものなら道交法第52条違反でケーサツにひっくくられること必至です。StVZO規格は防眩策もさることながらそのか細い光束をより有効に活かす手立ての1つでもあったりします、こんなノ見せられるとエンジニアの「自転車乗ってない度」がありあり。それとも「トレールライドに最適」と逃げ口上ぶつ心算ですか?
気持ち小さくなったのでしょうか、YAMAHA YPJ-Rに載っていたパワーユニットとバッテリー。sport本来の意味からすれば遅かろうが速かろうが自分の脚(力)で漕ぐことに意味が、なァんて前世紀的議論は横に置いとくとして…ディーゼルエンジンがまずトラックから使われ出したように、PASもカミオンバイクあたりにブッ込んで運送屋に転がしてもらえば熟成が早まるのでは?
DAHON・TURNの不参加でこちらも沈滞ムード色濃い小径/折り畳み機の中で一人気を吐いていたのがPATTO BIKE。既に他所でも取り上げられているのでしょうか、後三角はBROMPTONと同じながら、前輪を下ワンのトコから折り曲げ畳むのがミソ。ステムコラムはそのままヘッドチューブへ押し込むか、
引き抜いて両輪で挟めばドロップバーでも収まります。駅のコインロッカーもOKインテックス大阪のクロークもイケる?、駅で折り畳み自転車を逆にデポしたくなるケースは案外以上にあったりしますので。キャスター輪のトレッドが狭く、東海道新幹線浜松駅のカーブでコケるかもしれません。元気なオバチャン営業に丸め込まれそうになりましたが当方そう何台も折り畳みは要りません。
吉貝が出展していたENE CICLOのツーリング車(東洋フレーム)。私はENE CICLOのハンドル貴重な26.0㎜Φが見たかった
のですがなぜか試乗車はGran Compeでガッカリ、デザインは似てましたけどね→これがそのものです。同パーツ群もまんまキャリーオーバーを繰り返す、HuretだSimplexだMafacだのへの情景に浸るばかりで新たな提案はありませんでした、ホント世の中揃って後ろ向きで困ります。
自転車遊びは自転車以外の装備が重要とは20年前Haidaの広告で見た口上、ごもっともであります。SOFT99のメガネのシャンプーは文字通り眼鏡レンズ専用中性洗剤、擦らずに汚れを落とせるのだとか。100均のスプレーポンプでプシュプシュやれば食器用洗剤でも出来るかな?蛇口が職場のソレと全く一緒でちょっぴり現実に引き戻されてしまいましたが、それはそれとして。
コレは純然たるネタ、数々のイロモノを扱うことで知られるトライスポーツが持ってきたceramicspeedのOversized Pulley Wheel System(OPWS)。リンク先に詳しいのでここでは繰り返しませんが、居合わせた客が「たかだかプーリーで、と思っていたがこれがなかなかどうして走りが変わる」と。この隣にはシマノ純正・BBB・本機のプーリーを並べ回転の軽さを比べさせるデモンストレーターもありましたが別の客が「(このシマノは)やり過ぎ(ネジの締め過ぎでシブくなっている)だろ」。
AUTO ONEの牽引免許が要らない小型トレーラー・WAN CAR GO。こんなノが出てきたことで六輪生活云々がより現実味を増したのではないでしょうか。運転は慣れが要りましょうが普段乗るクルマがデカくなくて済むんじゃないかな、私なら望遠鏡を載せますね、そしてそのまま世捨て人必定!捜さないで下さい。
一段と広くなった勿論皮肉よTEAM KEEP LEFTのブースには去る6月施行・改正道交法の案内が。「安全がどうこうではない、四の五の言わんとカネよこせ」クルマの総数が頭打ちになりつつある昨今、更なる収益拡大を自転車に求めたッてワケ。「話の通じない奴には金額で責めるに限る」はむしろ市民がケーサツにす可きこと、徹底した予算抑制・天下り阻止を以って奴等を正していくほかない、ケーサツの焼け太りは市民のコスト感覚の問題そのものだと思うのです。
会場で見てはいませんが当分取り上げる機会がありませんので本記事に突っ込んでおきます、TRPがSPYREのシマノ・フラットマウント対応機ただしリンク先のタイトル・油圧コンバーター内蔵とはHY/RDの間違い?を発表しました。メーカーとしては商売上トレンドは無視出来ないことでしょうから「ウチだって作れるぞ」示して見せた、ッてことでしょう。言いたいことは解らんでもありませんネジは剪断荷重に弱いがSPD-Rといい、MTB用デュアルコントロール・レバーといい、いつまでたってもシールを直さないシューズカバーといい失敗作ばっかりのシマノが新規格とはHAYESがあるのにさ、お付き合いもほどほどにネ。ロード/クロカンレーサー用スルーアクスルも徒に従来型を駆逐せぬよう願うのみ。互換性といえばT47 BBにはちょっと期待、イタリア/JISをそれぞれ変換リング1対で使い続けられる親切さはアメリカ的。
《12月19日・追記》こんなことしかネタに出来ないなんて!ブースに「これでもか」と積み上げられていた東京サンエスの最新カタログ表紙、ブレーキのリリースレバーが開放されたまま。コレは撮影サイドを責めるわけにはいかないでしょう、カメラマンもモデルさんも普段自転車乗ってるとは限りませんから、そこはクライアントが気付いてあげる可き撮っちまった手前引っ込みがつかない、と?違うでしょ。
…
こうだったんですよ、皆さんどう思います?主要業者の相次ぐ出展取り止めでCYCLE MODEも末期の東京国際自転車展とどっこいどっこいになってしまいました外の試乗コースを除けばこっちの画像と併せると会場の全部を俯瞰することになる。「まだ見落としがある筈だ、まだ…」延々場内を歩き回り、ブースというブースを何度も何度も見直しましたがやっぱり無いモノは無い、草臥れ儲けの5時間に。池袋へ戻りましょうよォ~~ッ!
あなたはどんなモード?諦めモード。
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