危機管理産業展2015
初日・10月14日に行ってきました。左画像・テーブル上に注目、来場者に登録書を書かせろとウルサイくせにボールペンがありません、これもセキュリティー?ケチなだけですよ。今回も自身初対面のモノを中心に幾つか、開催から日が経ってしまっているのでサラッとイきますね。
SEROWが速いだか何だかで主人公が驚くのは「特攻の拓」でしたっけ、YAMAHAのブースで目立ってたのがその防災・消防署仕様。サイドバッグにサブバッテリーを備え、各種電子機器の電源になるほか、バイク本体とも繋がっていて「あがり」を防ぎます、勿論非常用諸装備の数々も。初動にモーターサイクルが活躍したとは阪神淡路大震災で聞きました、消防の赤を除けばこれ見よがし感が抑えられているのはやはり経験を、R&Dを重ねているからでしょうか。余談ですがテールランプを前に付けるおバカ(イナカモノ)が後を絶たないのは同じ自転車乗りとして恥ずかしい限り注意しても逆ギレするばかりで話が通じないのダ ┐( ̄ヘ ̄)┌ 、本機は緊急車両ですので赤ランプが前を向いてて当たり前なのですが、要らぬ心配をしてしまったり。
名古屋に続いて東京でもWHITEHOUSE AUTOMOBILEが来てました、画像は本邦初上陸とか言うPOLARIS水陸両用車、もはや大砲の無い戦車状態。Polaris Industriesの創業はWWⅡ後だそうですが、上陸用舟艇なんかをバカスカ造って太平洋を埋め尽くしてた国ですからねェ、DNAを感じます。
水陸両用とくればこちらも、TOHATSUも出展してました。ブルドーザーかクレーン車を思わせるキャタピラーにスクリュー2軸、相当キてます。両用ですので免許は大型特殊と小型船舶2級が要ります、運転出来る人はまだ全国でも数える程では。運転台はもはや特撮の世界♪ちょっと笑えたのは前面に付いた、オプションであろう電光掲示板。コレ、そのうちデコトラあたりでパロディウス・シリーズのメガホン攻撃よろしく「給料あげて!」「彼女が欲しい」とか、或いは運送屋の広告なんかが流れてよそ見運転を誘発すること請け合い!?
水害繋がりで更にクドい、スターライト工業のSHELCAR。見ての通りクルマ及びガレージをまるごとシェルター化しようという大層なモノ。救命もさることながらクルマはやはり大きな買い物ですものねェ、月々の保険料だって安くはありませんし…「家が流されてもクルマだけは」順序が逆ですってば。
8月のDIY Showに行かなかったのでGENTOSの新シリーズも本展が初めて、早速レビューを、と思いきや、あったのはパンフレットだけ。専用電源搭載機が増えたのは一般ユーザーにとって迷惑千万、それにデリカシーのかけらも無いカクカクデザインは誰の趣味なんでしょうねェ?モーションセンサー付きのDELTA PEAKもGT-500シリーズへと一新、私が求めるものとは違うところへ向かいつつあるため、退場後DPX-343Hの買い占めに秋葉原へ走ったのでした。
毒々しい赤ボトルはシロップではなく日本ファイヤープロテクト(オーピーシー・扱)の投げるだけ消火剤・ラクシーシンプル。特別な操作は不要、文字通り火元へ放り込むだけで火を消します、有効期限は5年。これならオバチャン介護でも使えそう、狙い通り火元へ投げれば、の話ですが。
AEONグループがこんな取り組みをしているとは知りませんでした、画像は公益社団法人 危機管理協会のブース。非常食のローリングストックとか言って賞味期限見て時々食べながら徐々に買い足していく私も2・3日ぐらいなら日切れのパンでやってるゾ、要は「ウチのを買え」と?そう言っちゃぁイケマセンか。このほかFUJITV KIDSと組んでガチャピンとムックとともに
全国で啓発運動にあたっているそうな。それからこのランタン、水「と塩」というところが、ですね。海水なら点くのでしょうか、「そういう処」に備えておけばいいのか。
サイトロンジャパンは自社ブランド品の展開が目立ちました。左画像のヘッ電・EX500HLはFenix HP15のドライブMODEを減じたモノ、蛇足ながら隣は私のHP11。同機を含めBRIGHT-TECHシリーズには「どっかで見た」ライトたちがゾロゾロ…勿論SureFireも。あと同社で新しいのはKunming Yulong Optical & Electronics Technology社の天体用フィルター・OPTOLONGの扱いを始めたことかな、結構使えるかも。あの類と言えばケンコーHFかコスモポリスフィルターしか知らなかったオッサンには隔世の感があります。
「ほほォ」だったのがSEARCHLIGHT JAPANのヘッ電・ワイドブラスター。LEDは砲弾型よりもチップ型のほうが近場を広く照らすに有利であろうとはかねてより思っておりました。但しまだまだ習作の域を出ず、上下角度調節不可、電源ケーブルとバッテリー・パックの接続に接着剤をベタベタ盛ってる有様。それでも後方の相方へ存在を知らせるFoxFury張りのマーカーを具えてたり、緑/赤色光仕様も併せて開発中、と意気込みを感じさせてくれました。看板商品の50W HIDもありましたよ。
CP+にも出ていたのでしょうか、Canonのデジタルシネマカメラ・EOS C100 MarkⅡ。コレのどこが危機管理なのか?は横に置いとくとして、デジカメの普及はスチルとビデオの垣根をほぼ完全に取り払ってしまいました。私のSX50 HSでも動画は撮れますが、メモリーを大食いするのでやらないだけ。
これが当日の戦利品、名古屋の篠田商会・扱のエマージェンシーバンテージ。止血帯・弾力包帯・副木が一体になったもので、なんでも自衛官や消防士は1人1つ携行するのだとか。自転車もいつ何時怪我をするか分りませんので心強いですね、でも取説が読み辛いのは何とかならないのかしら?英語なのはともかくとして。
左画像は併催・テロ対策特殊装備展'15の入場審査を待つ人々。たかが展示会で、随分敷居が高くなったものです。そういや「俺様の」NHKは同展をニュースで大々的に報じ、対外侵略機運を煽ってましたっけ。日本における存立危機とはどこか遠い外国からやって来るものではありません、今の指導者世代を中心とした「そろそろオラも本物の戦争がしてェなァ」狂気こそが正体なのです、身に覚えが無いなどとは言わせませんよッ。そちらとの棲み分けが進んだとはいえまだ危機管理産業展にも戦争ネタは残っていました、右画像はアメリカ州政府協会(ASOA)・ノースカロライナ州政府日本事務所のブース。当方あまり近寄らなかったので詳しくは解りませんでしたが、パネルからして軍需産業絡みでしょう。
…
人間の妄想は長続きしない?本展はその内容に流行り廃りが大きく、数年前までのパンデミック対策用品は影をひそめ提案から運用のフェーズ(怖)に移った、とも言えようが、3.11以降は地震・津波といった大規模災害向けの、良く言えば地味ながら実用性の高い、悪く言えばすぐさま「♪とんとんとんからりと隣組」戦時体制へ引き戻すSEECATの奇妙な盛況ぶりといい、こと安倍政権復活以降はそれが明瞭。もとより兵士の携行品は地味なものばかりだモノがじわじわ増えてきたように感じられます。
いつまで夢をみているのだ!
一日に一回は白紙にもどすのだ!
YMO「音楽の計画」より、対訳・部分
安倍政権を倒せば本展にもまた変化が訪れる、かも?参院選まで残り8ヶ月、悠長に構えてはいられません。
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