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2015年9月 8日 (火)

認知症に優しい新感覚介助

去る8月26日、まごころタウン*静岡でのセミナーで久々に安藤さんと会いました。当日はセミナーに先がけてインフィックが進めている福祉皮膚美容士養成講座参加を呼び掛けるイベントが催されることになっていました抱き合わせッてヤツねが受講者の出足が鈍く開始予定時刻にあまり集まっていなかったためもたれずじまい。

Minisd_695参加したのは私と同施設職員を含め10名。当日のお題は「人気作業療法士 安藤祐介が贈る認知症ケア」、安藤さん、凄いことになりましたねェ。高齢者・障害者が感じているであろう世界をイメージしたスライドに始まり「新感覚介助とは 無意識の間隔を意識化して 心地よい介護をする技術(レジュメより)」認知症だからこそ介助に至る感じ方・伝え方が大事、とゲーム感覚の実技中心に。幾つか紹介戴いた中で「ほほォ」だったのがリズムケアの法則とおにぎりの法則。前者で思い出したのが米海軍アクロバットチーム・ブルーエンジェルス。展示飛行中隊長が隊員への指示の出し方が間延びィ~してるんですよ。飛行機は繊細な乗り物、速い・強い言い方は体を緊張させ、正確な動作が出来なくなるためだそうで。介助でも同じだと思います。後者は自転車。ブレーキ・ブラケットの握り(添え)方はストレス分散や乗車姿勢・力の入れ方の違い等々に拠って何通りもあって、その時々で変わります。更に人間の身体運用法は4パターンがあるとかで9月1日放映・TBS「マツコの知らない世界」は面白かった、最適な動きは人それぞれにあるそうな、まだまだ「開発」の余地がありそう。

Minisd_696Minisd_697去る5月オープンの出来たてホヤホヤ、高齢者施設もさることながらインフィックが小規模ながら自前のハコ(研修施設)を持ったのは大きいと思いますエ~ッと、あの辺ですとセントケアが本通り沿いに構えてますね。スタッフの御厚意で3階の浴室を見せてもらいました、真に有難う御座居ます。設計にあたり鶴舞乃城や星のしずくをリサーチしたとかで、「まず使わない」星のしずくに瓜二つのハイブリッド型3人用浴槽及び天井走行懸架リフトの奥には、1人用をMinisd_698これまたよく似たセミ・アイランド型とでもいう可きレイアウト、左右勝手違いで2つ入れていましたよ。但しアチラにあった五右衛門風呂風底板は「浮き上がってきてしまう、裏のゴム足が脱落し易くすぐガタつきだす」とかで廃止、やっぱねェ~あれは浴槽の深さを2段階調節するためのモノなのダ。床は至ってフツーの滑り易い滑り止め付の樹脂製、勾配もまたアチラに倣い少なめ。十和田石は中がカビてしまうとブラシでは落とせませんものね。

Minisd_694記事起こしたからにはコレを忘れちゃいけません、去る6月に目出度く発刊なった安藤さんの本「利用者に心地よい介護技術 『新感覚介助』というアプローチ」の御紹介~♪当日セミナーで取り上げられたものを含め以前おはよう21で連載されていた記事を図説と併せて増補・改訂したもの、私は会場特価で買いました一昨年暮れ・浜松のセミナーでは司会から「早く原稿を」と催促されてましたね。^^「文字にするのは苦手。Facebookも持ってるけど全く書いてない」とは意外。更なる飛躍に期待、陰ながら応援しております。

「たまには走らなきゃ」当日は今のアッセンブリーになったAlarisで初のロングライド。但し寄る年波には勝てず、記事UPから程無くしてハンドルを4㎜程上げとうとう「オッサンセッティング」に。腰にこなかったのは普段より背中の荷物が軽かったから、ということにしておきましょう。往路は照りつける太陽の、復路はそぼ降る雨に合羽を着込んだ暑さで、身体以上に気分が消耗してしまいました。

当日の走行距離:70㎞チョイ。

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コメント

レッシュ4スタンス理論、この記事ではじめて知りましたが、なかなか興味深いですね。
ちなみにわたくしはA2タイプだと思われます・・・
それにしても・・・
あの画像からハンドルを4mmならまだまだ前傾姿勢をキープされてるんですねえ。
わたくし、もともとアップライトにセッティングしてもらってましたが、リハビリ後はさらにハンドルを上向きにしようかと考えています。
で、そちらは70kmチョイを、1時間チョイで漕がれたのでしょうねえ・・・

投稿: 98k | 2015年9月 8日 (火) 23:00

98k様、ド~モです。^^
1時間チョイなんてまさか!往路・復路ともしっかり2時間ずつかけましたよ。また私の場合サドルとハンドルの落差は腕の長さにも因るもの、ここ暫く距離を走っておらず身体のなまりを気にして「高くするとしっくりこない」は承知で上げました。また戻せる日は来るか?そしてヘッドの球当たりとは別にネジ1本でハンドル高を変えられるスレッドは便利です。

さて、レッシュ4スタンス理論です。自転車でもライディング・フォームやケイデンス(回転数)を含むぺダリング・スキル、或いはフレーム・ジオメトリー…様々な流行り廃りがありました。もしかしたらその時々で活躍した選手の身体運用法の違いに起因しているのでは?近年漸くライディング・スタイルや体の柔軟度でサドルのデザインが論じられるようになりだしましたが、未だトータルで体系づけられるには至っていません。

投稿: alaris540 | 2015年9月10日 (木) 12:11

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