介護基礎講座+静岡こども福祉機器展
ファミレスでDOMOをめくっている夜食+求人情報誌はもう習慣うちに「休みが合うから行ってみようか」去る6月13日、セントケア清水営業所でうたれた介護基礎講座を覘いてきました。例によって例の如く寝坊で現地に着く時間が際どくなりそうだったためフル自走を諦めDAHON畳んで列車へ…ウ~軟弱!幸い余裕を以って現地に着きましたが何故か閉まっている。門前に佇んでいた若人と「ここですよねェ?」「正面以外から入るとこあるの?ないってば」ウロウロしているところへ講師登場、無事入れました。
その講師は同事業所が市より委託されている地域包括を兼務されている研修担当の小長谷知子さん、閉まっていたのは当日就くのが御一人だけのうえ所要あってのことだったみたい。事前申し込みが要るんだったんですね、飛び入りでシツレーシマシタ。キャンセルもあったとかで当日の参加者は自宅で家族を介護なさっている御婦人、これから介護を仕事にしようと初任者研修中の若い彼、そして現場に疲れちゃったチョ~トホホな私の3人、よくぞまァこれだけ違った人が集ったものです。2階の事業所でうつかと思いきや超小規模とあって1階の、普段は相談業務で用いるであろうテーブルでフツーに面談状態。
「実際に携わっている人の申し込みが相次いだので」と案内にあった実技は取り止め、「こと有資格者にはそれぞれのサービスが『何のため』、考え方をおさまえて欲しい」大雑把に介護保険の骨子をおさらいしたうえでユニットに籠っていたのでは到底窺い知ることの出来ない、昨今の介護保険事業事情も聞けました。2006年の大改正で在宅・地域志向が叫ばれたもののご家族の施設依存は今日もなお強まり、それを受け在宅サービスも訪問よりデイのウェートが高まっていること、耐震基準見直しもあって多くの場合20万で収まるわけがない住宅改修より一から建て直してしまうケースが多いこと、福祉用具貸与・購入は今後もまだ伸びしろが期待出来ること、はたまた静岡市の上乗せ・横出し各自治体独自の給付或いはその率、対象者の住宅事情に合わせた訪問入浴の実際etc.
そして忘れちゃいけない今年の法改正も。介護報酬引き下げもさることながら被保険者にとって重大なのは8月から始まる高額所得者の保険料率引き上げ。コレ、本人だけでなく同居家族のソレも合算され、特に65歳を超えた子供の年金以外の収入が効いてくるらしい。企業の定年引き上げとセットであろうことは想像に難くなく、今はその辺りの人がいちばんカネを持っているので一時的増収は見込めましょうが、ここ20年だけを見ても若~中年層の所得はかなり減っている、と聞いていますので私が第一号被保険者になる近未来は…あな恐ろし。静岡市では来月より被保険者証とは別に白いカードが配られるそうで、そこで各々の保険料率が示されるとか、皆さん戦々恐々でしょうね。介護保険はころころ変わり続けますので常に最新情報を押さえていないと浦島太郎化必至です。
「今後はどういったことをお考えで?」と訊かれ「用具を仲立ちとして介護・福祉に関わっていきたい、現場(直接処遇)はもういい(若い世代に任せる)」バカ正直に答えてしまいましたね、福祉用具専門相談員の業務の実際もお話戴きました。1人が約100人を受け持ち、1日約3人を訪問、約3ヶ月で全員のモニタリングをこなし…要するに後はずっと書類とにらめっこなわけですね、どこも大変だなァ私なんかたった4人のサービスプラン(現状の活字化)だけでヒィヒィ言ってるのに。
近所のウエルシアがキャンペーンだか何だかで帰り際にたい焼きを戴きました、ごっつあんです ^^ ナップサックの中で程無くペッチャンコになってしまいましたが。またセントケアは来月、八坂に新施設をオープンさせるそうで朝市を兼ねて内覧会を催すとか、また行ってみたいですね。
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午後は小鹿の静岡済生会総合病院へ自転車を走らせ、イベントをちょっと覗いたところで今年も南部特別支援学校の静岡こども福祉機器展へ。そちらは「これは」の新製品が見当たらず残念、フランスベッドの営業さんからシケた近況を聞きブルーになってしまいました。
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繰り返しになりますが「現場に残るか、取りためた資格を活かして真に道具屋を目指すか、3年で判断する」、区切りが近づいてきました。シーティングエンジニア取得にあたり上役から「是非活かして」と励まされはしましたが対象者にどの機材をあて、どう調整するかは医療・コメディカルの仕事、まして車椅子のタイヤの適正空気圧一つまともに理解してもらえない部署で私が出来ることなど知れたもの。区切りと言いつつ未だ今後のビジョンがはっきり描けていないあたり、私も度胸が、或いはアンテナの張り方が足りないようで。
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