変質車 その9’・DAHON Curve SL
「納車からもう6年か」真に満足のいく状態になったわけではありませんが取り敢えず今はこんな感じ、ここでUPするに至った理由はまた後日。
手直しをしたのは主にハンドル周り。Nexus Revoシフトあの太さを手が嫌って避けるのよねェのせいでブレーキレバーの位置が左右非対称になってしまっていたのをパーツ総とッ替えで直しましたレバーはBIOLOGICのままでもよかったかな。XTはケバく、曲げが好きになれん。また運転に慣れてきたことからハンドルバー幅を短縮、脇を締めて乗れるほか駐輪場でもほんの少し大人しくなりました。19年振りにラピッドファイアーを使って意外だったのは後ろ側のレバーに親指を伸ばすのがかなり以上に億劫だったこと。レバーを1本に減じ、シーケンシャルにしちゃえばより少ない動きで変速出来るのに。失敗作・デュアルコントロールレバーの仕掛けを使えば明日にでも形になるでしょ。
NUVOセンタースタンドはホイールクリアランスを出すためたぶん外側へ屈曲していますが本機搭載に限れば敢えてそうあらねばならぬ必要は無く、逆にこのせいで折り畳んだハンドルポストとの干渉が問題でした。そこでデパートの自転車コーナーで見かけた現行版でロープロファイル化に挑戦誇大表現。突出し及び横出し量は機能をスポイルしない最少ギリギリのつもりでしたがなかなかそうもいかず、結局以前のソレに戻ってしまい「何やってんだか」それでもレッグのしなりを見越し、やや引っ込めてある。また同じ目的でインナーレッグを約30mm切ったのは意味がありませんでした。展開中クランクに当たってしまうのも一緒。フレーム台座へ留めるM10の雌ネジがやたらシブく、一度さらったほうがいいかもしれません。「…!?緩まない!!」どうもカジッてしまったらしい、二度と外せない…(ToT) 畳んだハンドルポストとの位置関係は画像のとおり、些か不本意ながら一応目標達成です。
パンクでチューブKENDA製だを引き出したところなぜかリム側に大穴が開いていて、パッチで塞いでもすぐ漏れ出してしまうため止む無く注文。ところが16"のフレンチは「種類が少なくやや入手難」とのことで域外研修が間近に迫っていたため取り急ぎ確実に入るPanaracerを取り寄せてもらいました。自身初のシュレッダー(米式)に合わせリムはバルブ穴を拡大画像はショップのオヤジがリーマーを通してくれているところ、全国のガソリンスタンドでパンク修理が出来ます。御厚意ですぐフレンチに戻せる変換ナットも。
懸案だったフェンダーは昨年、Bridgestone スニーカー(旧・トランジット)用をあてがうことで漸く解決。ちょうどいいステーが見つからず「ならば」CHERUBIM VLの本所に付いていた700c用を切って合わせて貰いました。現行機で標準装備のSKSより重そうです推測が頑丈なので輪行向きだと思います。
6年も乗っているこの2年だけでも40回は輪行しただろうかと草臥れてくるもの、画像はハンドルポストの折り畳みポイント。ロックレバーの偏芯カムを受ける樹脂が見事に割れてしまい、今夏交換してもらいましたアキボウが在庫を持っている、即ち同じトラブルがちょくちょく起きている、と?。ソレに繋がるナットはクランプの利きを加減するもので、納車当初より開いてしまうのが気になっていたため「この位なら罰当たらんだろ」1/8回転ほど締めてガタを抑えています。聞いた話ではフレームでもココを締め過ぎてジョイントそのものを壊してしまう人がいるそうで慎重に。
- フレーム:7005 Butted Aluminum+V-Clamp
- フォーク:Dahon SlipStream Puro U7 Aluminum
- ヘッド:型式不明
- ステム:Radius Telescope V Handlepost
- ハンドル:Kinetix Pro 580→520mm
- グリップ:ERGON GP2-S
- ブレーキレバー:シマノ XT
- ブレーキ:Kinetix SpeedStop V+シマノ Capreo(カートリッジのみD/A)
- ハブ:Kinetix Neutron(前)・Shimano Premium Nexus 8 Dahon Special Edition(後)
- QR:Kinetix Neutron(前のみ)
- スポーク:型式不明
- リム:Kinetix Pro(バルブ穴拡大)
- タイヤ:Bridgestone SMK16.A 16×1.50"Schwalbeはパターンに起因する「鳴り」が耳障りだった。ショップのオヤジは「1.75"ならば選択の幅が広がるが」と
- フェンダー:Bridgestone スニーカー 16サイズ用(ステーはCHERUBIM VLより移植)
- シフター:シマノ ALFINENexus内装ハブはロード・MTBコンポと互換性が無い。理解に苦しむ
- FD:N/A
- BB:型式不明
- クランク:スギノ XD 170mm
- ペダル:シマノ PD-M520常時アーレンキーを携行、ペダルは輪行の度に外している
- チェーン:型式不明
- リアコグ:シマノ Nexus 16T
- シートポスト:Kore I-Beam FB Seat Post 33.7mmΦ+Rail Adaptor4年も待たされた末アキボウから「在庫無し」と言われた!他所の店晒しを特価で
- サドル:Selle Italia SLR LadyFlow
- ヘッドライト:物色中だったね(画像はFenix TK41+CATEYE SL-LD200-F)
- テールライト:物色中だったね(画像はXFIRE Bike Lane Safety Light SA1101右側レーザー発振器が弱ってしまった、トホホ+CATEYE RR-160-BT用ブラケット)
- ボトルケージ:箕浦 AB-500
- スタンド:Foglia(NUVO)センタースタンド 20"~700c用
- その他:Slip Cover Shoulder 16"
「街のヴァイタリティーは駅前に停まってる自転車の数見りゃ判る」折り畳み自転車のスペックを気にしだした背景には日本中に蔓延る自転車排除条例の存在が。地元駅「前」の市営駐輪場は雨ざらし、オマケに21時閉場!近年屋根付きが新設されたものの駅まで傘をさして延々歩いていかねばなりません個人経営の自転車預所は閉まるのが更に早く、剰え外に出されてしまうのだ!。駅舎そのものを駐輪場化してより積極的に通勤客を呼び込む発想、背広なんか着てる奴等には出てこないだろうなァ。
「自転車のアクセスを拒絶する街に明日は無い」「田舎は私と都会を隔てる壁」本機を抱えて列車に乗り込むことで地元はただ通り抜けるだけの場となりました。地域経済の衰退?知ったこっちゃありません。
| 固定リンク
「路肩上の変質車」カテゴリの記事
- CYCLE MODE TOKYO 2024見てある記(2024.04.15)
- Rapha Openride+?(2024.02.11)
コメント
なるほど。
職場で自動車の安全運転に関する講習会があったんですが、その中で自転車に関するお話も少しだけ出ていました。
詳細は割愛ですが、確かに、大人はもちろん、それ以外の足に乏しい子供の自転車に関してさえ「住みにくい」感があるな、とm(_ _)m
投稿: 川端 | 2014年12月15日 (月) 11:23
川端様、ド~モです。^^
亀レスご容赦を。
>「住みにくい」感
問題の根があまりにも深く、且つ悪質故とてもココで書ききれるものではありません…クルマの急速な普及に道路整備が追いつかなかった自称・高度成長期、「まずクルマを通す可く」1970年改正の道交法で自転車を歩道へ押し込めたのがきっかけ。即ちクルマの未熟さ・凶暴さから目を逸らし「障害物」を無かったことにする、発想が逆なんですよ。そんな誤魔化しはすぐさま破綻を見たわけですが、その後もクルマ(屋)、或いはそのイヌであるケーサツの都合でいいように曲解され今日に至るわけ。
CYCLE MODEの記事で触れた道交法云々、要約すれば昭和の昔に車道からはじいた自転車を今度は歩道からはじく、ということです。処によってはレーンらしきものがあるようですが歩道から出たら多くの場合その先に居場所は無い、公道排除を狙った極めて巧妙な策略です。勿論義務付けられたからにはクラクション鳴らされようとも幅寄せされようとも車道側端をキープしますがね。
「道路における諸問題はクルマを減らすことでしか解決出来ない」、SHERE THE ROADとやらを叫ぶのであれば同時にそれをより確かなものにする、狂気なまでのクルマ依存を是正する努力があって然るべきなのですが、そちらが全く聞こえてこない限り私はツーキニストとかいうあの方面の人々の動きに肩を貸す気はありません。
一方「人は己の許容しうるリスクの範囲内で最大の移動性を得ようとする」「物理面における生活の質の向上とは時間と距離の克服である」否定したりはしません。でもそれがクルマだなんてあんなにデッカい単位で、に即なるのかなァ?目的と手段を混同してるゼ、日々スクーターに跨りつつ思うところであります。
投稿: alaris540 | 2014年12月17日 (水) 16:41