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2014年12月30日 (火)

天文年鑑/天文手帳 2015年版

「読み始めてもう30年か」しみじみ、今年ももうこんな記事書く時季に来…悠長なこと言ってると年が明けちまう!

Minisd_512てなワケで天文年鑑天文手帳です。「この月食観たかったのになァ、本影食寸前に雲に隠れてそれっきり、まったく呪われた地だ!」年末の遠吠えはこのくらいにしておきましょう。その月食は約3ヶ月後にまたありますが、天候の不安定な時季にぶつかるため個人的主観では期待薄。星に興味を持って30年余、4月の天文現象はまともに見た記憶がありません期待するから失望する?そりゃ念仏の発想だなァ、いかんいかん

  • 4月 4日 皆既月食
  • 7月 13日 αTau食(北日本のみ暗縁出現)
  • 8月 13日 67P/チュリモフ・ゲラシメンコ彗星が近日点通過 
  • 10月 2日 αTau食(明縁潜入は北日本のみ)
  • 10月19日 火星による63χLeo(HIP 54182)食
  • 10月26日 金星と木星が大接近
  • 11月15日 C/2013 US10 カタリナ彗星が近日点通過
  • 11月26日 αTau食

皆既月食以外は秋に面白いものが集中します、ことカタリナ彗星の振る舞いが気になるところ。あわせて白道天球上における見かけの月の通り道がアルデバラン(αTau)にかかり、食が繰り返し起きますので長期予報・週間天気予報とのにらめっこになりそう。流星群はγPer・Gem群が好条件、10月のTau群は普段「ソレと判ればラッキー」程度ですが、なんでも来年は木星との7:2の共鳴領域が地球に遭遇する、とかで出現数がやや増えるのでは?ちょっと気になる話。惑星の会合は10月の金星と木星に注目です。チュリモフ・ゲラシメンコ彗星は目下ロゼッタが探査中なので参考までに、火星の恒星食は珍しいので挙げてみました視直径約4"、円盤像が判るか?

先日打ち上げられたはやぶさ2はひとまず順調そうでホッ。一方現在パーキング軌道上のPLANET-C(あかつき)は来年中の金星周回軌道投入はなさそう、とのこと、機器の劣化が気に懸ります。そして来年は米ニュー・ホライズンズがいよいよ冥王星到達、新たな知見に期待です。

ラブジョイ彗星観たいのですがまた例によってクリスマス&正月飾りでハマってます、職場に望遠鏡持ち込みたいくらい本ネタは再掲です

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