ウ~これもまた1ヶ月遅れ…去る9月14日、ツインメッセ静岡で催されたふじのくにケアフェスタ2014を覘いてきました、本展がこの名前になってからは自身初、実に14年ぶり。メイン看板のロゴ+絵はノーガキにある通り若い世代の関心を高めるためのもののようです実際学校の出展が多かった。でもいちばん輝いているのは「介護現場の疲弊を知らない市民の会」だと思うが…、秋葉原のアレを知る目にはどォ~も垢抜けてない、この辺りが昨今に見るイナカモノ鳥鳴かぬ里の蝙蝠の美的(祭り)感覚なのでしょうか。ヤクショの主催とあってか展示は非常に地味ではありました公式サイトに出展企業・団体一覧が無いので記事書き難くてしょうがないが、それでも目についたものを幾つか。
橋本エンジニアリングは「バリアフリーの時から仕様は変わっていない、社長はインドネシアへ出張中」だそう、展示は一段落ついた感が。もどらんを受ける車椅子、ブレーキマウントの塗装の剥げ具合が繰り返されたテストを物語ります、が、こういったアフターマーケット・パーツが注目されないのはデスクはもとより看介護職が機材に関心を持たないから。「オンナの社会進出女性の社会進出に非ず、ココ大事とは家庭におけるチカラの絶対的優位性を職場に持ち込むこと」舌先三寸でセコく他人のアタマ抑えつけたい、ただそれだけなんですよ。
「田舎でもこのくらいは出してくれるんだ」近頃TVCFが盛んにオンエアされている、パラマウントの楽匠Z。フレームそのものを仰々しく傾けているのはギャッチUPだけではマットウな座位が得られないから。だいいちあのTVCFみたいにすっくら立ち上がれる人にこんな仕掛けなど要りません、剰えリフトまでセットにしてるあたりある種の官需依存モロ出し「ノーリフト」だか何だか知らねェが、ヤクショが言えば何売っても許されるのか、え?ですが「使い方など後から考えればいい」意外な適性がどこかにあったりして?そこは私の勉強不足ということにしておきましょう。
5月に名古屋で見た自動おしぼり巻き機をインフィックが持ってきていました。「下タオルはパイル地がヘタってくるとお尻に痛くなる、(本機の)需要はあると思う」、ヘ~エ。またスマイルセミナーを来季から復活させたいそうで、「三好さんあたりは他でも呼ぶのでなるべくバッティングを避けて」と、楽しみですねェ。
興味を惹かれたのがコレ、京和工業が出展していた、一輪車のパーツを流用した車椅子用足漕ぎキット・アッシー。操行輪が後ろにあるProfhand聖隷クリストファー大学のブースにあったとは異なり運転感覚は三輪車にそっくり、より自然なモノ、麻痺側の動きを引き出そうとするところは同じ。自転車で言うところのダウンチューブがあるVer.はクランプでリーチが変えられ、下肢長のみならず乗り降りにも慮ったのだとか。来場者からの「コーナリングで足がクランクに引っ掛かる」との声には「セクターを設けて舵角制限を検討」と一から作ったほうが早そうだけど、「今あるものを活かしたい」のだそう。レッグサポート・フレームへのジョイントで更なるイージー・ボーディングを狙ったVer.も。
地元企業もこんなの始めました、株式会社トマトの移乗リフト付ベッドシェルター・ANNE(安寝)。イレクターみたいなパイプがなんだか頼りなさそう木材でガッチリ、は見たことがあるですが、実はこれでも耐荷重は11t、一般的2階屋が潰れてくる約7tをクリアしていて、寝ている本人のみならず同居家族も「ひとまずココへ」なのだそう。とかくベッドというのは周囲に物をたくさん置くことになりますので、強度はそのままにそれらの邪魔にならないように、と申し入れておきましたH.C.R.にも来とったよ。
介助技術のコンペティションも、役人が体操の規定演技の如くチェックを入れ、場内で優秀者を表彰していました。日頃の曖昧さ・ボロが許されませんそれは私だけ?ので参加するだけでも大した度胸だと思います、自分の仕事に自信が無くなりましたあッ、始めから無いものを失くしたりはしないか。
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静岡は引き続き施設の新規オープンが相次ぐようで、福祉機器よりもそちらに目移りしそう…己が食い扶ちに関わる問題ですので。またバンド演奏がやたらヤカマシく、各ブースの方がいい話をして下さっても殆ど聞き取れなかったのがチョ~残念でした。最後の画像はちゃっぴーがヤクショの偉いさんに呼びつけられているところ。
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