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2014年5月28日 (水)

静浜基地航空祭2014

Minisd_369今年も行ってきました。SPF50を塗ったくり、首にタオルを巻きつけ、帽子に蚊避けを括り付け「これで鼻が焼ければ笑われるなァ」、今年は終日雲が厚くなったり薄くなったりで効果の程は定かでありません。駐輪場で警備から「自転車をフェンスに立て掛けるな」と小突かれ、スタンドの無いスポーツバイクで来た方の多くは置き場所に困っていた様子でした、クルマ生活者は自転車の何たるかが解らないようで。あまりの混雑に「今年はエプロンに入るの止めようか」駐車場当日は駐輪場脇の土盛りに腰掛け愚図っていたところ、10時半頃だったか、一度詰めかけてきた観客たちがゾロゾロと退場し始め…想像するにT-4 Blueが来ないのを現地で初めて知ったから?実は私もそれを見てから警備の誘導に従うように見せかけ奥の駐輪場隅・建物の基礎にワイヤー錠かまして漸くエプロン入り。そんなわけで普段に比べ若干の余裕があり、位置取りも神経使わずに済みましたエプロン中央のイベントはT-7・2機の乗り降りとT-7 Jr.だけ。昼飯時の余興も無く、ムキになって詰めることもなかったと思う。裏を返せば空自最小の基地であるにもかかわらず「近年知名度が上がってきている(飛鳥様)」故でしょうか。

Minisd_370Minisd_368T-7も機動飛行が無く30年前を髣髴とさせる?全体に地味な内容でした。空自創設60周年に因んだ「六」編隊だけは事前に見ておりましたが、その時は真下からではなかったので「富士山とは違うなァ」ぐらいにしか感じられませんでした(失礼)、そういうことだったのですね勿論富士山編隊もやってくれた

Minisd_390Minisd_391_2最後はお約束の外来機帰投見送り。場内アナウンス話し言葉を喋れないのが気になった。今日的現象(病理)がここにもが観客を「早く帰れ」と急かすわりには離陸直前に「皆様、手を振ってお見送りください」、居て欲しいのか欲しくないのか?ヘリコプターは発進が速く、観客を退屈させなかったように思います。F-140今年もキティーちゃんが乗ってたのソレは翌朝だったようです。

私の基地祭攻略は「飲料は前日調達・たらふく食ってから会場入り」これなら撮影ポイントからあまり動かずに済みます、あァいった混み合う屋外で財布の出し入れはなるべくしたくありませんものね。ただし今年はT-7 Jr.が午前中だったのでエプロンや格納庫の観客はテキ屋に寄り易かったのではないでしょうか。そして静浜へは初めてSX50 HSを実戦投入♪動くものは不慣れで満足のいく画像は撮れませんでしたが、それでも光学50倍ズームのお蔭でトリミングが少しで済んでいます。AFはそこそこ働いてくれますが電池の消耗が激しく、終盤慌ててケータイを取り出す始末。ココは少々嵩張ってもαかなァ。

飛行機好きを自認する私が言うのも何ですが…F-15・F-2のアフターバーナーは毎度のことながらキョーレツ、Minisd_371そりゃ厚木で訴訟が起きますよ。しかしながら音を出さないジェットエンジンなんてェのが出来た日には世界の戦争がもっと恐ろしいものになること請け合い!たまに来る程度だからイベントとして成り立つわけで、静浜は田舎らしくほどほどに鄙びているくらいが丁度良いのでは、年寄じみたことを考えてしまいましたよ。

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2014年5月15日 (木)

バリアフリー2014見てある記・裏ケース会議編

続きイッてみましょう。

Minisd_305Minisd_306H委員長、外出企画に如何でしょう、クリロン化成のBOSオムツが臭わない袋・うんちが臭わない袋、なんと贈答用まであるとは知りませんでした確かに置き場所に困る飾り物よりはずっとイイ。素材が軟らかくてガサガサ言わないので始末に気兼ねせずに済みます。

Minisd_302水洗トイレが遂に水道管の束縛から解き放たれた?アムの流せるぽーたくんはまんま水洗メカをしょってます近年各社が力を入れているみたい。在宅で常駐させておくもの、とみてよろしいでしょうか、施設みたいに「もう朝だからさっさと片付けろ」は御免蒙りたいもの。メーカーサイトとは外観が異なり、モデルチェンジ版のようです。

Minisd_301Minisd_300一方こちらはフツーにポータブルトイレ、パナソニック エイジフリーライフテックの新型・ラフィーネ。ポット受けが本体とは別パーツとなり掃除をし易くした、とありますが…そこが一番汚れるのってまるごと抱えて運ぶ時なんですよねェ、中身がどうはねるかまでは計算していないのでは。アームサポートがボタン1発で高さ調節、或いは格納出来るようになったのに加え背面に消臭メカを収められるようになりましたたぶん専用品、ぼったくるんだろうなァが、Minisd_299_2そんなことより重要なのは便座高調節、前身・アウーネの「回しながらガコンガコン」はやはり失敗作だった!やたらゴッツい四つ脚があてがわれていました。

Minisd_349Minisd_352いわゆる「かい巻き」で尿漏れを完全に防げるのは全く動けない方だけではないでしょうか?画像は左が白十字、右がユニチャーム・ライフリーなぜかどちらもフツーの検索に引っかからない、いずれも男性用・むつき庵のブースで。コストもいいのですが個別化を謳うのであればこれらも考えていいのでは、ねェ、排泄委員の皆さん。

Minisd_354Minisd_345これならトウモロコシも作れるでしょうか、瑞穂の簡易プランター・組みたて有機くんH55。その深さもさることながら連結ポールでLEGOよろしく設置個所に合わせて形を変えられる複数個組み合わせて1ライン揃うと消える、とか?のみならず、2重シートを被せて温室化も。イラストはパンフレットより、「エッシャーだ!」とツッコんであげましょう。

Minisd_348高栄養流動食も種類が増えましたね、ちょうど昼時とあって介護食のブースは大盛況。画像はテルモのテルミールミニSoup、小さな紙袋に入っているのはその試供品で、ウチの他部署で「経管栄養の方にも嗜好を調査のうえ好物を流動食化、なんて試み云々」と聞いておりましたので興味本位で「こんなのは?」栄養課への土産に私も1つ貰ってきました。

Minisd_310Minisd_309プラッツのマットレス群。近頃ウレタンマットレスとエアマットの機能が近づきつつあるように感じられます。左はウレタンの軟らかめだった、かな?右はソフトを謳うだけあってブレスエアもヘニャヘニャのモノが使われていました。

Minisd_311せんだって国鉄Jr.の賠償請求を認めた判決が出たりで同居家族の危機感は募る一方…テクノスジャパンゲーム屋じゃありませんゾの見守り(監視)介護ロボット・ケアロボ「パル」は高齢者ケア包括支援システムTASCALを構成する1つで、まさにイヌの毛皮を纏った看守。そのうち人感センサーと連動して対象者の動きを追視し続けたり、走り出して引き止めたりしたらキモチワルイ!ヘボな介護職私!よりはずっと「働いて」くれるのではないでしょうか。

Minisd_321クルマの衝突基準に合わせて道路を拡げ、区画整理と称して街を壊すのと同じ発想ですね、近頃介助者の腰を守るノーリフトとか言って現場の機械化を推し進めようとする輩が目につきます。先日木之瀬さんも「厚労省が『体重の1/3以上を持ち上げるな』と言ってきている」、仮に介助者が65㎏なら22㎏までで、これじゃ仕事になりません、つーか使い捨て介護職がリフトに置き換わるだけで「何が何でも・チカラづく」前世紀の野蛮は全く変わっていません、現場は随分バカにされたものです業界からのリベートも疑われる三好青山福部岡田ゼミを受けてきた私に言わせれば介助技術は別世界のソレではない、「私ごときにでも出来る」極フツーの身体&心遣いです。

出所はどこなのでしょうか、先日も「賃金の安さから離職が止まらない」ステレオタイプ丸出しの記事が流布していました本ネタは再掲です。「介護の仕事は(も)21世紀に蘇った特攻作戦」日本が金持ちの年寄りばかり守ってきた結果がこのザマであり推計ながら「ゆくゆくは地方自治体の消滅も有り得る」人口動態も然り、介護・福祉現場の疲弊は疑う余地もありません飽くまで個人的経験の範囲内が、「待遇=賃金」ともとられかねない作文は学生さんらしい短絡思考。あのねェ、中途半端に給料のいい職場は内紛が起き易いのよそれが証拠に看護は年中戦争ばっかやってる。私も異業種ながら最初の就職先で嫌と言う程思い知らされた、あんなこと書いておいてよしんば賃金が上がっても離職率が下がらなかったとしたらそれはデスクの現場潰しと見做します。介護保険事業に限れば保険料が上がらないことには職員の賃金も増えません。それでも「上げろ」というのなら…分母に手を付ける、即ち職員そのものを減らすしかないでしょ、そのための機械化なワケで雇用創出なんて嘘っぱちもいいとこ

「銭金の問題じゃねェんだよ!(山崎努映画『はやぶさ 遥かなる帰還』より。氏扮する町工場のオヤジがジャーナリストの娘より『試作品なんて幾らもしないんでしょ』ときたのに対し、自らに言い聞かせるが如く…)、言えるようになりたいですねェ。

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2014年5月12日 (月)

バリアフリー2014見てある記・車椅子&メカヲタ編

Minisd_356去る4月18日、今年もインテックスへ行ってきました。いつも思うのですがインテックスはクローク(コインロッカー室)が狭く、DAHON抱える私にはキツイものがあります。そしてタバコに甘過ぎ!喫煙はビョーキですのでどうしても止められないのなら他に被害が及ばぬよう然るべき処へ隔離せねばなりません…気を取り直しつつ、まずは車椅子ネタから。

Minisd_317Minisd_318_6だいぶ製品らしくなってきましたね、橋本エンジニアリング MC-Xプロトタイプ。昨年からの改良点はカーボンスポーク・ホイールは呼び水としても主車輪にネガティブ・キャンバー及びそのハブ軸位置調節機構、それとは独立した座面高調節機構がついたこと、キャスター軸ハウジングのブロックへ肉抜きが入ったことまだキャスター・アングルはいじれない、など。Minisd_355_2 社長からは「ユーザーから『車軸は固定でも構わないのでもっと軽くパンテーラ方式で落ち着く?』『バックサポートを折り畳みに』との要望が」と、 私はバックサポートにトリム機構を挟む腰椎下部、ひいては体幹の支持性に最適化出来る可き、また現在はアクティブ・ユーザー向けということだろうがゆくゆくは介助量の多い方にも使えるモノが欲しいレッグサポート・フレーム着脱とか、LACやMikiに見る段階式フットサポート高調節跳ね上げ式フットサポートと併せて使う、即ち左右それぞれがネジ1本でしか留められない場合はネジが緩み易い、スカートガードをリベットで留めるとアームサポート・フレームとの隙間に詰まったゴミが取れない旨伝えておきました。

Minisd_314概ね丸パイプで組まれているせいか自操型のフラッグシップモデル・ZZ-Rカワサキじゃありませんゾより安心して見てられる?OXのSR。モーターサイクル張りのエキセントリック式車軸位置調節機構といい、Minisd_316_2Minisd_315_2前座高+キャスターアングルのいじれるキャスター・モジュールといい、お家芸・ブレーキアジャスターといいこなれた印象を受けます。橋本社長、まずはこの辺が目標でっせ。

Minisd_353Tigもちょっとだけ、たぶんOZのブレーキマウントを。以前出展されていたzestiのソレよりチュービングが若干スマートになったでしょうか?またリジッドの良さは認めつつもやはり折り畳みは欲しいらしく、各社ともアクティブ・ユーザー向けに軽量高剛性化を進めている模様、クロスパイプがシングルだからと言ってももうギシャギシャよれるのは昔の話になりつつあるみたい。

Minisd_313_2協栄製作所のけんきゃくん健脚を謳うくせに電動アシストとはこれ如何にクークルがフロントを双車輪化したのに対しこちらはフツーに4輪、ターンバックルかましたステアリング・ロッドなんか気分はもう自動車ですが、ホイールはやはり16”にして欲しいところ流通しているタイヤの種類が少ない。営業も認めてた、そして田舎風情丸出しの逆さハンドルバーは「ウェルフェアまでに元に戻しとけ!フィットネスマシンじゃないんだから。理屈倒れのキワモノで終わるだろう」。フレームワークはラゲッジ・スペースへのアプローチがアマくこれまた再設計必至。勿論こんなライト点けたうちには入りません。ディスクブレーキはともかくそれが4つもあるとなりますともはやユーザー(ジジババ)アジャストは事実上不可能でしょう。クランクは見た目オバチャリのソレがあてがわれていました。正しく煮詰めればオバチャン用3輪車とクークルの間に挟まる、いい意味で同機と競合が避けられるのではないか、と勝手に妄想。

Minisd_303宇都宮製作の車椅子用ディスポ合羽。障害者施設でバイトしていた頃、旅行で雨に降られバスの乗り降りが大変だったのを思い出しました。「行事は晴れれば半分成功」使わずに済めばイイに越したことはありません。

Minisd_312いつでも90度-90度が保てるわけじゃない、人はズリ座位(脊椎Cカーブ)になりたがるもの、それでも骨盤はしかと支えるのがキャスパー理論なのだとか。CASPER ZAFUはもたれるように坐る座クッション、下からかますのではなく上から吊るした座布で背中~骨盤を包むように「ちょいズリ座位」を保つのがミソ、いやァ~コレは勉強不足でしたね。クッションのくせに値が張るのがチト難点ではありますが…。

Minisd_307Minisd_308星座につい反応してしまいました、コニカミノルタの立体コピー機・パートナービジョン。点字だけでなく様々な絵図も立体化(要専用紙)出来ます。画像は専用機らしいのですが通常の複合機に立体コピー機能を付加したモノもラインナップ、今後増えるかもね。

Minisd_304ベラゾン メディカル・扱のBladder Scan BVI 9400は前立腺肥大・過活動膀胱・神経因性膀胱の方に超音波で膀胱を測定、尿量が視覚的に判るそうな。こういったことも昔の医者は触診で推し測っていたのかなァ。

Minisd_347_2スイッチ入れれば気分は別府温泉、ユメロン黒川が出展していた足温メカ。原理は石焼き芋と同じでしょうか、砂よりも熱が伝わりやすいと思います。また砂のように汚れを気にする必要もありません…この手のアヤシさはまた後日別件でも触れるつもり。

Minisd_350Minisd_351実はここにずっと詰めていました、画像は大阪市援助技術研究室のSMART簡易式シーティングユニットを用いた座クッション製作実演風景。座位評価コンピューターソフト化しているとかで、直接会わずともよこしてきた画像を見ただけで対象者の抱えている問題は勿論のこと依頼主(専門職)の力量まで!判る、と及び適合するクッションやアーム&フットサポート制作で、坐りに係る様々な相談に応えているそうです。クッション類は塊からバリバリ削るのではなく「(経験上)傾向性が認められるので」各部をパーツ化、それぞれを組み合わせて対象者に最適化させるのだとか。

自称・仕事疲れですっかりUPが遅れてしまいました…今回も2分割、続きは「裏ケース会議編」で。乞う御期待?

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