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2014年2月24日 (月)

GIRO ATHLON #3

Minisd_227Minisd_229'11 ATHLONが傷んでしまったため'14を注文しました、が…近年のGIROはホント質が落ちました。こと同じ型を使い続けている、キャリーオーバーを繰り返している機種でアラが目立ちますそれが証拠にデパートの自転車コーナーで見かけたINDICATORはここまで酷くない。しつこく書かせてくれ、生産拠点を移したのに値段は高いまま、人をバカにするにもホドがあります!チタンカラーのつや有り/つや消しはつや消しの地にクリアシートを貼ったもの、境目が汚く「余計なことしないで下さい」。

Minisd_230一頃のSPECIALIZED程ではないにせよGIROも帽体が縦長ですのでサイズは幅で決めます。画像は'11、本機は額に向かって空間がすぼまっているため「どうせ合わないんだから」スポンジでかさ上げ。風の通りを良くし、且つほんの僅かながらバイザーの実効長も延ばせます。それから本機に限らずホワイトのバイザーはお奨め出来ません、内面反射が目障りですので。

Minisd_231こちらも'11、Roc Loc 5はすぐこうなっちゃいます。ツメ(軸)が折れかかっているのに気付き、チンストラップをパットから外してみたところであとの祭り。本来の使い方ではありませんが今回は最初からパットに通さずに様子を見るつもり。後頭部にかかる深さ調節も相変わらずすぐ引っ込んでしまいます、ダイヤルの使用感も親会社・BELLの方がずっといい。

Minisd_228「緩過ぎる!」毎度のことながら今回の輪ゴムは特にヨレヨレでしたので納屋の肥しになっていたE2のソレと交換、どうにか我慢して使える状態になりました。風洞実験の前にこういった基本的部分の見直しを早急にお願いしたいもの社員が被ってないから気にならないんじゃ?

実はBELL SEQUENCEを買って「GIROへのこだわりを捨てました」な記事にするつもりでしたが同社製品の取り扱い先が減り続けているのと、デザインは決して悪くないものの帽体がMでも私には大き過ぎる日本で売るにはS・XS必須でしょため断念しました。それでも…GIROの、破綻の無い造形に慣れてしまうと他社の「まんまGIRO」「奇形」を被るのは気が引けます。1990年代のBRIKOみたいに全く異なる通気コンセプトを打ち出すのならともかく、各社ともカーボンクロス挟む以外することが無いのかしらん?

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2014年2月21日 (金)

FJC施設見学会#5

去る15日、FJC(福祉住環境コーディネーター協会)・UDS(NPO静岡ユニバーサルデザインシステム)主催の施設見学会に参加してきました。

絶対速度の風
おどり狂う船上に
黒い髪した僕
呼吸もできず目をつむる

坂本龍一「大航海」より、対訳・部分

氷雨こそ止んだものの太平洋へ抜けた低気圧「台湾坊主」へ向かって吹き込む風は強まる一方発電用風車がフェザリングしていた程、加えて丘陵を迂回せんと通ったR150は工事中で路肩への逃げ場が無く、前から突風、後ろから大型トラック、拷問そのものでした!さて、そこまでして目指したMinisd_268_2処は掛川(旧大東町)・菊川のほとりにある介護老人福祉施設 くにやす苑。「さァ乗り込…どこに停めりゃいいんだ?」敷地が広大であるにもかかわらず駐輪場と呼べるところが無く、もうそれだけでテンションがすっかり下がってしまいましたが、気を取り直しつつ管理棟施設唯一のメゾネット・会議室へ。施設長さんの「~のほう」言葉使いが非常に気になりましたので本記事も同じノリのほうでイッてみましょう、ア~気持ち悪い!

Minisd_265Minisd_254_2まずは目玉の1つ・OMソーラーのほうから。詳しくはリンク先を御参照願う手抜き!として、夏は湯沸し・冬は床暖房とかなり節電出来ているみたい事務の□□さん、黙ってエアコンのスイッチを切るんじゃなくて、青図の段階でこのくらいは考えといて下さいねッ。前身・大東苑では熱気を床下へ導くファンをAC電源で回していたのに対しココでは太陽電池パネルのほうから引くことで更に進歩させたとか。ただし効果を実感出来るのは「3月以降。厳寒期は通常の暖房と併用せざるを得ない」。またこのため床の構造のほうが一般家屋に似ていて、床板がしなるぶん「転んでも怪我の程度を少々なりとも減らせるのでは」とも。Minisd_255設けられているのは長期入所ユニットだけで、「残念ながら助成金のほうを使い果たしてしまったのでショートステイユニットには無い。(厳密に比べてはいないが)そちらのほうが電気代のほうはかかっているだろう」。

Minisd_257Minisd_256居室のほうは極フツー明かり採りが掃出し窓とは別にあるのに注意、全室設置のトイレは内のりこそ1350×850mmとこれまた一般家屋と何ら変わりませんが、扉がフルオープンのまま固定出来るため介助スペースは確保されている、そうな。TOTO製壁付便器は床掃除が楽な反面壁の強度のほうは要るんでしょうねェこの機種はもう出ていないんだって。パブリックは採光のせいか実寸よりも広く感じられました。洗面台がどこにあるのか判らなかったのが気になるところ、案内を見たときから興味があったものでウチの弱点の1つがパブリックと洗面台の「ほんのちょっと奥まった」位置関係。恥ずかしながら延べ何人もの利用者様の転倒を見落としているMinisd_269ユニット同士は回廊で繋がっており、それぞれが狭い「玄関」で仕切られていました。夜勤のほうは施設の構成上2ユニットを1人、或いは3ユニットを2人で当たるようになっていて、ユニット間の連絡に問題を孕んでいると思うのです。片方に居るともう片方は見えない、恐怖ですね。相手は「騙し討ちが本分」大日本帝国のほうですよ。

Minisd_263Minisd_264浴室のほうも特にコレと言ったものはありませんでしたが1つだけ、床の十和田石は保温性や滑り難さでよく使われているようですが、その多孔質故水気が飛び難い→カビが生え易い、中に滲み込んでしまった石鹸を落とせないなど、良さがそのままアダになっているそうです、「いくら換気しても不可避。(オープンから10年で)3回くらい業者のほうが入ってカビを落として貰ったが、これ以上きれいにならない」。また角突きに脆くこの画像、月面じゃありませんヨ、機材の取扱いのほうに意外以上の注意を要するのにも「ヘェ~」。

食事は真空調理法によるソフト食のほうをウリにして始めたものの、非常に手間がかかるのと、全ての利用者様が必要としているわけではないので「今はある程度(必要に応じて)」。お盆に配膳した食事をコンテナ車よろしく給食ワゴンのほうでガタゴト運ぶところが前の職場のほうと一緒でちょっぴり懐かしかったり。

Minisd_261デイルームとは別に行事用のホールやカラオケ専用室があるのは結構贅沢。舞台のほうがあると観易いんですよねェ(羨)、カラオケ室はただの物置と化し…よくあることです。パンフの平面図に売店とあったので期待しつつ行ったら自販機のほうが置かれているだけでした。

Minisd_262_2Minisd_267_3遠州灘からは僅か1㎞、こちらがもう1つの目玉・津波避難タワーのほう。車椅子スロープは4方向に配され、どこのユニットからでもなるべく短距離長いゾ!で運び上げられるよう慮ったそう、「(訓練で)3人も押すとヘバッてしまう^^;」。3.11の大津波警報では内陸寄りアクセスマップ御参照をの大東苑までの搬送に2時間かかったそうで「第4次被害想定によるとそれではとても間に合わない。避難タワーは飽くまで最後の手段、近場の高台にある他施設のほうと協定を結び、避難勧告・指示にはクルマで一気に運ぶことにしている。認知症を抱える利用者様の誘導には課題が」。そのクルマ専用!「バッテリーがあがらぬよう、時々エンジンをかけてる」とも4箇所に常駐され、万一に備えていました。Minisd_266_5
Minisd_259_6更に東北で津波に襲われた施設を視察、職員さんとも話し合いを持ち、経験を避難計画のほうに反映させているのだそう。「ゆくゆくは移転、ということになるのかもしれないが、一朝一夕には出来ない。『検討を』と、自治体のほうと話はしている」。私の住む街にもタワーのほうは幾つも建てられていますがてっぺんまで登ったのは自身初。参加された会員さん達も普段は見ることの出来ない景色をレンズに収めていましたよ。上着を脱いだまま外へ出てしまったので寒いのなんの!確かにこんなトコで助けを待つのはキツイ。

復路は追い風のK372~239のほうで脚を休め、ヘタレにヘタレて帰宅したのでした。Axiom SGのほうにするんじゃなかったァ~、漕ぎの重いこと重いこと!

当日の走行距離のほう:90kmくらい。

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2014年2月20日 (木)

だって、造っちゃったんだもん!

自転車(通勤)を阻むものは一にクルマ、二にオバサン、三にイナカモノ、四にケーサツ、五に道路工事…人の存在を脅かすはいつも人であります、きっぱりと。

Minisd_253今回はその五番目・道路のお話。去る11日、焼津市が「社会実験」と大威張り邪推で設けたラウンドアバウト(円形交差点)を見物してきました。いきなり主要幹線のド真ん中になど造れるわけがありません、市内・関方は田舎の中の田舎です私の居住地といい勝負。地方主要道路から外れた田んぼの中、かと言って僻地という程でもない。昼間、いわゆる中央島には警備員が詰め、やって来たクルマに「こっち」とニンジンを振っていました。が、そんな彼も16時過ぎには帰って徒歩でしまいましたので遠巻きに眺めるだけで済ませるつもりでしたがもっと近付いてみましょう。

Minisd_247え~ッと、ヨーロッパではあちこちにあるんだそうですね。左折だけで交差点をクリアさせるのは1つの考え方だと思います。地域では初物とあって皆さん勝手が判り難いようで、入ろうとしたクルマの不注視で円環内のクルマが急ブレーキ!な一幕も。従来の交差点が片一方を止めておいてもう片方を流していたことを考えますと、ラウンドアバウトの「どっちからもダラダラ」も単位時間当たりの通過量はあまり変わらないような気がしますが??3色信号機が無く節電云々も言い訳がましく、面倒臭いのなら最初から何もしなきゃいいのに、とのツッコミは免れない、思わずにおれません。

Minisd_251横断歩道には歩行者信号が無く、クルマはあちこちからバンバンクドいようだが田舎レベルのソレ。間違っても曙町3丁目と比べちゃイケナイやって来ますので危険極まりません。加えて仮設とは言え東・南側の2箇所だけ。そこ以外は縁石で封じられ、来た道によっては従来で言うところの3信号を強要される、即ちラウンドアバウト本来の動きがとれません。まさか歩道橋や地下道に依らず交差点から歩行者を締め出すことでクルマの流れがどれだけ改善し得るかの実験では?当たらずとも遠からずでしょ。近頃高齢者の無理な横断がヒステリックに喧伝されるそりゃ些か迷惑ではあるが。それでも!やっぱり道は歩くためにあるのダのは「外堀を埋める」ためだったのね。私は○○○を支持するようなクズではありませんが奴等がホザく「道路が街を分断する」は本当です。自転車は?周囲に道は幾らでもあるので交差点そのものを迂回しましょう。

Minisd_250「改」修前の交差点はかなり狭かったようで、四つ角に面する田んぼのかなりの部分を潰していました。ラウンドアバウト自体は期間が終われば縁石や標識は撤収されるのでしょうが、舗装はそのまま?潰され損にならないことを願うのみ。

Minisd_252「ほほォ」だったのがこれ見よがしのLED街灯。パワーはまだまだ水銀・ナトリウム灯に遠く及ばず、路面を照らすには光束をしっかり下に向けねばなりません。即ち水平より上に散らす余裕など無いわけで、今だけの話とは言えこのデザインは光害抑制が期待出来るかも、星好きとしてはちょっぴり嬉しい同じ理由でLEDでも蛍光管互換機は「×」Minisd_249そして市サイトにもあるとおり効果を「検証」するためのカメラも。交差点など単なる口実、監視こそが眼目だったりして近頃やたら「防犯カメラの映像がドーノ」ッて、あたかもそれが安全を担保しているかのような物言いするでしょ。皆そんなに覘いたり覘かれたりが好きなのかなァ?見物していた私も記録に残るのね

クルマをより効率よく転がすためにそれ以外の全てを犠牲にする、これを世間一般には「交通安全」と言います。ハイブリッドだ、レーダーアシストだなどと言っても、クルマが人や自転車をそのデカさとチカラで押し退けて突っ走るのは昔も今も、そして多分未来も同じ。また土建天国・静岡県としてはクルマの総数が頭打ちになってきたからと言って道路建設事業を縮小するつもりは微塵もないでしょう。30ン年前だったか、倒産の危機に瀕したアイアコッカーが苦し紛れにシートベルトを持ち出したように、安全性だか何だか屁理屈こねてまたあちこちの道路を壊しにかかるのでしょうねェ人は己の許容しうるリスクの範囲内で最大の移動性を得ようとする。したがって安全性の高い道路敷設は事故抑止に何ら寄与しない。なぜなら同じ確率で事故に遭うまで更に飛ばし続けるからだ、とは某所からのコピペ。膝を叩かずにおれなかった

道路に於ける諸問題はクルマを減らすことでしか寛解出来ない、真理は1つだけですよ。

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2014年2月11日 (火)

ボールヘッド!#2(Velbon EXUP-53)

今回はとーとつに「ボールヘッド」であります。

???

じゃーん
Minisd_207Minisd_206イメージスタビライザーがある効き目を強めると画像が荒れるとはいえやはりブレは気になるもの、1本あると便利だろうとはかねてより思っておりました…思っていただけではイケマセンので「えェい、この際だ」昨年11月に夜勤明けのフラフラの足でカメラ屋へ向かい、「このあたりかな」。縮長430㎜は勿論デイバッグのサイドポケットへ突っ込んで運べるギリギリ。取説に「本製品を写真撮影またはビデオ撮影以外の用途に使わないでください。」、98k様、どうもタープはマズイようです?4本揃えれば炬燵の脚にもなるそして肝腎のボールヘッド、実は別の目的もあって買いましたが、そちらはまた後日あらためて

デビュー戦は先月のハンドメイドバイシクル展でした昨年暮れハママツにも持って行ったが…ガッカリSX50 HSの傾きセンサーと併せて「ウ~ン」…巧く撮れては、いません、トホホ。またUPこそしませんでしたが本機とバリアングル・モニターとセルフタイマーを組み合わせ、腕を伸ばしただけでは得られないハイアングル画像も撮れましたよ。

ネットではもう古ネタでしょうか、昨年暮れに私も遅まきながら各所で物議を醸したNikon Df冷帯湿潤気候じゃありませんゾを手にする機会を得ました。第1印象は「やたらデカい」、マグネシウム合金ボディーとあってF3あたりよりも遥かに軽く、またそれが逆に無駄な大きさを感じさせました。が、隣にあったSONY α99の「今にも破裂しそう!」からすればマットウに見えてしまうのですから慣れというのは恐ろしい。軍艦部の、郷愁を誘うダイヤル群ロックばっかで回し辛い。ちょこっとハマッてる液晶パネルがPENTAX SuperAを髣髴とさせるに目を奪われがちですが実際にはその下、ボディー背面つい裏蓋と言いそうになる、歳だなァのモニターこそが中枢であると見当識に訴えてきます、「上の城などガラクタに過ぎん」とは言わないまでも。AFの精度はいい筈なのにモニターを通すと焦点を挟んで前後にヒョコヒョコ、「ハァラホロヒレハレヒラヒラホ」とズーミングがかかったように映るのが非常に気持ち悪く見えました光学ファインダーではそんなことが無い、なぜだ?。外観はともかくそこはフルサイズ、ハイエンド機は当分の間こんな感じでいくものと思われます。私のようにメモ書き画像が中心の方は速写性を重視してサイズ小さくとも、なんて住み分けも今だけの話。たぶんにメインCPUの処理能力次第、あとは携行性とコストを勘案の上スペックUPしていくのでしょう…「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし」昭和の昔を生きた一人として、方丈記の書き出しを心肝に染めたいものです。

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2014年2月 3日 (月)

丸美屋食品工業 USAVICHカップスープ

Minisd_244公式サイトの案内見て近所のコンビニへDASH!モタモタしてると限定物はすぐ無くなってしまいますからね、なぜか丸美屋のサイトにはUPされていません。カップラーメンもスーパーの98円或いはTOPVALU BESTPRICEの58円しか食べなくなってしまった私、麺の入っていないスープ、しかも168円は結構以上に冒険だったり、とは超大ウソ…屁理屈は置いといて、早速食べてみましょう。

Minisd_245まずはプーチン。粉末スープをカップに開け、お湯を210ml注いで1分…待ち時間のワクワクはもう随分長い間忘れていたような気がします^^具のポテトを入れて出来上がり。Season 5で作っていたスープもこんな味?フツーにポタージュながら何だかホンワカした気分になれます。

Minisd_246続いてキレネンコ。こちらは完熟トマトと銘打つだけあって少々酸味があります、また粉末スープと一緒に入っている野菜の食感がポイントでしょうか。食べるとキレる、なんてことはありませんので御安心を?具はクルトン。どちらもスープがカップの底で溶け残り易いので作り方にあるとおりお湯を入れたらよくかき混ぜて下さいね。

てなワケで瞬く間に完食、
わッはッは、しあわせじゃァ!
画像に御気付きでしょうか、UPにあたり撮影・喫食には一緒に買ったMAXIM TRIPLESSOを先に飲み干し、カップを洗った後にスープをブッ込みました。ファンたるものカップは当然保存です、故にカビの素は寄せ付けませぬ。

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2014年2月 2日 (日)

2014ハンドメイドバイシクル展

Minisd_232Minisd_233去る1月25日、2014ハンドメイドバイシクル展へ行ってきました、会場が科学技術館に移ってからは自身初。エンドユーザーの声を聞きたいベンチャーや工房が集う場であれば山の手環内のハコで足りる、とはかねてより思っておりました近年輸入商社が自前で発表会をうつのはショバ代の問題だけではない筈。そういやCYCLE MODEの前身・ISBSは池袋でやってたンだよなァ、というわけで小学校の修学旅行以来の北の丸公園です谷垣も来てたってヨ

Minisd_236Minisd_238_3「私ども自転車はまだ素人です」近藤機械製作所のトークショー(プレゼン)は同社サイトで紹介されているものとほぼ同じ。聴講者の「低価格化は?」の質問に「今のクオリティを落とすつもりはない」…本気で作っているのは伝わってきましたのでただよく回るだけで終わらせてはならない、即ち今後はプロ選手に供給してツールなりパリ~ルーベなりを走らせて本当に使えるのか、その手間に見合ったものなのかを検証していく可きでしょう。Minisd_237_2BBは何故かスクエアテーパー、目下限定30名モニター募集中。「(規格があるのに)BBシェルは各社とも寸法がまちまち、軸を?削るなりのアジャストが要るのでフレームを預からせてもらう」ッて、ちょっとちょっと、それを言ったらカンパやシマノの量産品はどうなるのよ!??スポークのオチョコ量を減らすためフリーハブのフランジ間隔を逆に詰めるのもねェ…しかしながら根付の国・日本からコスト度外視の、理想にこだわったモノづくりが、しかもほぼ壊滅状態と言っていい自転車業界に乗り込んできたのは何だか嬉しい、そうは思いません?

Minisd_235Minisd_234コヤツを生で見るために九段下まで来ました、のWELDONE。ボックスフレームのショーモデルに付いているハンドルバーが気になっていたドロップ部の曲げがOnebyESUに酷似してる。でもってアッチはマグナムサイズなので却下ので訊いてみると「クランプ(バルジ)部は旋盤で削り出している5ピース構成。パッソーニのようにはいかないらしいので径はもとより23.8㎜Φへ持って行くテーパー比も指定可」、またステムは「ライズ角を指定してくれれば治具から作る」場の雰囲気もあってつい色めき立ってしまいました。ウリである裏波溶接の、溶接棒を貫通させるとは母材同士が直接くっついているのではなく溶材だけでもっている??MOOTSの母材同士を溶着させたうえでビードを盛るほうが強度を出せるのでは、Minisd_241とは素人の勝手な思い込み。結論:SEVENが同じモノ作ったら買う臆病でしょうか。ドウデモエェことですがネームプレートの綴り間違いがちょっと笑えました。

Minisd_239北米ハンドメイドバイシクルショーでは木製自転車が花盛りだったそうな、ヨット制作でその筋では有名なサノマジック。マホガニーには道管から水分を押し出す性質があるとやらで、突き詰めれば天然素材、なのでしょうがヒコーキヲタの私にはどォ~も大戦中の代替素材のイメージチョ~失礼が…気になる保守管理は「100年生きた木材を100年もたせるのは当然」と。完成車は220万!

Minisd_240木製とくれば檜がドーノ、と広告にあったアマンダも。以前市川雅敏さんがレースで使っていたことがあるスポークカバーは側面積増≒横風にあおられるハンドルをふらつかせない運転技術も要るとかので「理論そのものに欠陥は無いが」。知り合いがストレートフォークを注文したところベントフォークを伸ばしたモノ!!が来た話、絶対忘れませんよ。「大八車」と呼ばれたコンプレッション・ホイールもありました。

Minisd_242_2昨年3月の南多摩福祉機器展以来の御対面となったTESSの足漕ぎ車椅子・Profhand。後ろに操行輪があるので運転感覚はまるでフォークリフト、グリグリ回すハンドルは慣れが要るでしょうか。製造元はOX、言われてみればアームサポートや短い介助ハンドルがまんま同社製です。公開インタビューやってる目の前を子供達が勢いよく漕ぎ漕ぎしてきてオッと危ねェ!場内が試乗には狭かったのがちょっと残念。

日本にも自転車工房は多かれどもそれらが全体のムーヴメントになっているとは言い難く、本展にもそこここに怪しげな空気が漂っていましたこういうインチキ臭さは好きですよ。CYCLE MODEのようにコンシェルジュだの耳寄り情報コーナーだのと言った邪魔なノイズが少ない保険屋と自転車活用推進研究会のブースはあった。誰も付いていなかったけどのでいちいち気分を害されることなくまわれます♪またメジャー・ブランド、ことカーボン&アルミフレームはその多くがGIANTかMERIDA製えッ、その下請けなの!?DE ROSAの鉄フレームも近頃はどこで作らせているか判らないらしい。タンゲ№2より重いのダ、貼られたデカールの比べっこになど付き合ってはいられません、Minisd_002個別化の意味が違いますよ。科学技術館入口脇に臨時駐輪場が設けられたおかげで気楽に停められました、自転車イベントはこうでなくっちゃね。

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