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2013年12月21日 (土)

ハートライフ初生 内覧会

Minisd_209求人情報誌でその存在こそ知っていたものの事前情報が全く掴めず忘れかけていたところ、偶然にも地元紙の広告を見て「次の休みじゃん、行くぜ!」去る15日、いつも通りDAHON抱え新幹線に乗り込みスクーターのガソリン代の方がはるかに安かったりするが、それはさておき、酷寒の地・ハママツへ…K257沿いなのですぐ見つかるかと思いきや、ちょっと入った区画に在るのが判り難く、辺りをぐるぐる「ツーリングフランス語のtourには『(近場を)チョロチョロまわる』の意が、関係ありませんね」してしまいました。一頃キャリアブレイン辺りで盛んに報じられていたサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の見学は自身初。一脚を握りしめ本件についてはまた後日、乞う御期待?「さァ取材を」と思いきや、案内をしてくれた担当から「館内撮影禁止」と人をバカにしたお達し。従ってレビューも相応、簡単にいきます画像向かって左が北、正面玄関はほぼ真西向き

利用者様は一日の殆どをパブリックで過ごすことになります。興味深かったのは施設内通貨とかいうものがあって、機能訓練なんかで稼いで各種サービスを受けるのみならず、ビンゴ(博打)で増やす当然スることも仕組み、即ち余暇を含む諸々の活動へのインセンティブにしていくのだそう。食堂の奥にはお上品な喫茶スペースもあり、ご家族の休憩や面会の場に使うそうですが、「施設内で完結させるためのもの、外出は二の次」なのが気になりました。その喫茶スペースなど一部を除けば照明は昼白光。職員にとって色は極めて重要な情報、皆いい顔に見えてしまう電球色は使うにしてもポイントを絞る可きです。内覧会ですので?車椅子はこれ見よがしな安物だけ、ただ新設だけあってレク用品はそこそこありました。ピクチャーレールがほんの少ししか備えられていませんでしたので「沢山要りますよ」と伝えておきました。

パブリックの洗面台にはブルーライト・キャビが備えられ、歯ブラシ・コップを殺菌しつつ仕舞うところが今様理屈っぽい全共闘世代もコレで納得?。シンクの高さはパブリックの車椅子向けが650㎜くらい、居室は一律に標準的な750㎜くらいだったかなァ、蛇口は至ってフツーでした。

Minisd_215Minisd_216トイレもフツーに「施設でござい」、照明の自動点灯/消灯も珍しくなくなりました便座の蓋は全て外してあった。気になるのがグラブバー(縦手すり)、使い方を誤るとかえって移乗の妨げになる、思い当たる節はありませんか?あたかも登り棒の如くしがみつくのは勘違いもいいところで、無駄な力を使わせ介助者も大変!あらゆる障がいに合わせるのは容易ではありませんが、そろそろフールプルーフココでいうソレは思い込みが身体能力を狭める愚を未然にかわす・食い止める、の意を加味したレイアウトの見直しが迫られているのではないでしょうか。

浴室はユニットバスに手すりをベタベタ追加したものとチェアー式機械浴槽アマノ製、一応ご当地ですものねがデェ~ンと収められた基本2つ。一般浴槽はそれこそご家庭用の、内側のカーブが大きいヤツで、底に沈めて腰かける台の位置が著しく制約される真ん中にしか置けない。アレは介助法に合わせてあっちこっち動かすのダこと必至、そしてまんまご家庭用ユニットの狭さなので介助者が動き難そう。それらとは別に檜浴槽もありましたがそちらは冬ならゆずを浮かべて、といった季節折々の企画、即ちたまにしか使わないつもりだそうで、それならメンテナンスもあまり気を遣わずに済むのでは皮肉

Minisd_217居室(区画)はこれまたフツーにユニット。パブリックに居るのが基本だからでしょうか、住宅を謳う割にはケッコウ狭い全室にトイレを設けたせいもあろうが。室内にコールの仕掛けはありませんでしたが、昨今はいちいち壁に仕込まずとも無線でどうにでもなりますのでトランスミッターを枕元に転がしておくことになるのでしょう。当然ながら家具は持ち込み「可前の職場の系列小規模多機能は持ち込み禁で、家電もショ~モナイ安物があてがわれていた」。

Minisd_208駐輪場は敷地の北側、ひさしは本館から離れています。ハママツはクルマの町、自転車のアクセシビリティに発想が及ばないのはある意味自然運転出来る人しか行かない(その人に同行するしかなくなる)→特別な動機が無ければ来なくなる。本館周囲を歩いてみたところこの北側にも出入り口はありましたが汚物室に繋がっており、職員の通用口になるのかは「??」。東側にある厨房勝手口はともかく、もし職員も正面玄関を使うとしたら雨の自転車(二輪)通勤はかなり以上に面倒なものになるでしょうナ。

全然簡単じゃありませんでしたね。要介護度のついた方が対象ながら施設の性格上?比較的軽い方を取るつもりでいるのか、ハードウェアに特別なものは見当たりませんでした。「見守りがあるのでちょっと安心」サ高住は今後増えていくのかもしれませんが、枠組みは新しいが造りに「これぞ」の提案が無い、それッてドーナノヨ?釈然としないものを胸に浜松駅へ戻ったのでした。

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2013年12月10日 (火)

天文年鑑/天文手帳2014年版

えェ~ッと、以前も書きましたっけ?誠文堂新光社と地人書館では天文現象、こと比較的地味なものの受け止め(取り上げ)方にかなり差があり最近は縮まったか。アストロアーツは双方のカラーを併せ持ってると思う、同じ来年のプレビューも両書に目を通さないとイメージし難いとは私の神経が鈍いせい、ということにしておきましょう。

Minisd_205天文年鑑の表紙は今春M31に接近したパンスターズ彗星(C/2011 L4)。手に取るとスッゴイ絵に見えちゃいますが、尾が扇形=拡散してるワケでこれはまさに光学系と撮像素子、そして然る可き加工のなせる技もとより見づらかったのに加え近日点から約1ヶ月後、捉えやすい位置とは言え光度もだいぶ落ちていた。また扉は閉鎖の決まった白川天体観測所。地震と放射能汚染もさることながら創設メンバーの1人だった村山さんの他界は大きく、時の流れを感じさせます。一方の天文手帳は昨年のM17に続いてM16わし星雲、こちらはこちらで今は無き「月刊天文」のノリまんま死んだ子供の歳を数える(多分違う)。ISON彗星の消滅に至る直近の動向は発売に間に合いませんでしたが、それでも天文年鑑は巻頭口絵に2ページが割かれ、校了時点の「期待度」が偲ばれます。天文手帳にはアの字すらありませんそういえば11月10日発売の「子供の科学」12月号はISON彗星がデデデェ~ンと、「天文ガイド」「星ナビ」は先月下旬の「オッ」「ナヌッ」までしか記事になっておらず、紙に落とすタイムラグは如何ともし難いものが

  • 4月 14日 火星最接近(-1.4等・14″5)4月9日衝
  • 4月 15日 皆既月食ただし近畿以東で部分食のみ
  • 8月 27日 C/2012 K1パンスターズ彗星が近日点通過
  • 9月 28日 土星食昼間
  • 10月 8日 皆既月食
  • 10月25日 C/2013 A1 サイディング・スプリング彗星が近日点通過

2度の月食と火星以外は地味、或いは条件が際どいものばかり。2彗星も観測好機には南天に下がってしまうため期待薄です。主要流星群は月明かりに因る好/悪条件が半々くらい。惑星の会合は7月の水星と金星、8月の火星と土星に9月は水星が加わります。

また来年はESAの「ロゼッタ」がチュリモフ・ゲラシメンコ彗星に到達しランダー着陸に挑戦、そしていよいよ!暮れに宇宙研の「はやぶさ2」が打ち上げられます。彗星騒動で「罹患」したミーハーを切り捨てるどころか、より星・宇宙に関心を高めてもらう、極めて重要な1年になるのではないでしょうか。とは言え目立った天象は少ないので私にしてみれば「少しは仕事の書類書け」天界からの叱咤かも、ゴメンナサァ~イ。

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2013年12月 1日 (日)

Blackburn Swerve

病膏肓に入る、自己満足の境地そのもの

Minisd_199フレームがチタンなんだからボトルケージも、と勝手に屁理屈こねてポチしました…えェ、バカと言って下さい。重量は29.5g(ボルト別、実測)、まァこんなもんでしょうチューブが太いせいか軽そうに見えない。それでもチタン色アルマイトの箕浦 AB100-4.5の37.5g(同)との違いは明らか、持ち上げずとも触れた瞬間に軽さが判る程です、単体なら。Minisd_200TITECどこが製造元かなァ?MASSLOADやTIOGA等OEMが多いなんてェのもありますが、本機にせよチタンもピンキリですので何とも言えません。選んだ決め手は以前御徒町で見かけて無難なデザインに何となく安心してしまった←何かがオカシイから。パッケージには「LIFETIME WARRANTY」と誇らしげですが、それは素材の特性であって製品の出来とは必ずしも一致しません、念のため。

ボトル抜き差しは箕浦よりかなりシブめ、ただしボトルの「肩」が当たるところの曲げは箕浦と同じくらいあっても構わないと思います。シートチューブ側にロングボトルを差してもGIANTのように吸い口がトップチューブに引っ掛からなかったので一安心。

これで24gも軽量化…全く体感出来ません、トホホ。

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