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2013年11月21日 (木)

シーティングステップアップ講座その2

遅くなりました。
去る13日、林野会館での「その2」へ行ってきました。

Minisd_192当日の御題は「拘縮・変形・麻痺のあるお年寄りへのシーティング」、三好春樹さんからは寝たきりにさせてはいけない理由をおさらいしたうえで麻痺・拘縮への基本的理解、坐位(中間位立位と臥位との中間ね)からお年寄りの生活を作る、等々。画像は拘縮のある手指の開き方を解剖学的に解説したもの、普段の認知症ケア論とは一味違った「PT三好」を感じることが出来ましたヨ。

午後は福部節子さん、「たった2時間でどこまでいけるか分らない」午前中の三好ゼミを受けて麻痺・拘縮の疑似体験と緊張のほぐし方、車椅子の基本構造、症例別シーティング・ポジショニングの実際を受講者からの質問に答えつつかいつまんで。

Minisd_191座面に注目、コレは知りませんでした。PELVIC STABILIZERと言って、坐クッションの下に敷くことでアンカー・サポートを付与、更に通常の折り畳み機構を有する車椅子ではどうしても無くせない坐布の弛みをキャンセル断面が平凸レンズみたいになってる、両脚をすぼませようとする力を無くしより自然な着座姿勢を引き出せる、即ちそんじょそこらの車椅子「の形をしたモノ」でもン十万円相当のセッティングに近づけられるワケですよ。LACの営業さんが持って来てましたが、皆さんお気付きでした?

近頃、「alaris540、ちょっと手を貸してくれ」部署で同僚から車椅子の調整・着座姿勢の崩れについて相談を持ち掛けられるようになりました。私からは外で見聞きした中から「どうだろう」甚だ僭越ながらも幾つかを伝え、試みました恥ずかしくてとてもココでは書けねェ!シーティングエンジニア講習では受講にあたり各々が取り組んだ事例を報告せにゃならんが、如何せん介護職のソレは「こォんな感じ」どうしても定性的なものにならざるを得ませんのでPT・OTの定量的判断が不可欠です。メンテナンスとフィッティングの出来る車椅子屋になるのがささやかな目標、「中年老いやすく学成り難し」道は遠い…。

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