Dixna ジェイリーチ ブレーキレバー
昨年6月のデリバリー開始アナウンスに「よしきた」発注、東京サンエスにしては極めて珍しくCYCLE MODEへの出展から8ヶ月、「1年くらいかかるのでは?」との予想に反し即納されましたが他パーツ交換の都合上すぐ手が出せず先日漸くAxiom SGへ取り付けられましたので雑感なんぞを。作りは値段相応だと思います。鏡面仕上げとか言うレバー、ショットブラストのほうがイイと思うのですが。
セオリーである「レバーとドロップ部の下端を揃える」セッティングですとブラケットがバートップに対してやや上向きになりますが、カンパ・デザインにカブレたなりきれてはいない本機ですのでここはバートップとブラケットを面一にしてしまいましょう。ブラケットをハンドルバーへ留めるボルトはシマノのノーマルと同じところ、ただし本機の場合ワイヤーをブレーキ・キャリパーから外さないと開口が足りずアーレンキーを突っ込めません、したがって「やっぱり位置が気に入らん」と再調整、は面倒なことになります本来ブラケットの位置はケーブルを通す前に決めておくものだが…カンティレバー・ブレーキは未確認。要注意!ブラケット(整形カバー)が横方向に角張り、且つクッション材でかさ上げなんだか住宅改修みたいするだけでは
解消出来ないハンドルバーとの段差が手に痛いので、ここは思い切ってブラケットをヤスリでガリガリ、どうにか使える状態になりました良い子は真似をしてはいけません!。
市川雅敏さんが旧D/Aにオリジナルの曲げを入れてレバーを近くしていたのは20年も前のこと…確かに本機は近くなりました。が、TEKTRO/CANE CREEKの旧型ほど酷くはないにせよ「ノーマルのくせに」ブラケットはかなり以上に太い。おまけにピボットが外に出っ張っているあろうことかD/Aまで…オカシナ流行ですよねため手の小さい方には指がまわしにくく、非常に中途半端な「何かを勘違いした」印象を受けます。ただしデザインの発想自体は悪くありませんのでジュニアロード用と称して一回り小さい相似形を作れば日本でウケる、かも。
試走してみました。ドロップバーと合わせた実効リーチはシマノのノーマルと殆ど変わりません。ブラケットの上からでもドロップの下持ちでも遠位指節間関節(俗称「第一関節」)がしっかりかかるので安心です。またブラケットとバートップが面一且つ水平なのはドロップバーを使い始めて19年間追い求めてきたセッティング「なんでカンパ使わないの」はナシよ故「当たり前過ぎて何も感じない」。ヤスリがけは…まだ足りないなァ。Alarisへ組み付ける3セットも買っちまったときはもっと追い込んでみましょう→ここまでやってみました、シマノっぽく握れます。レバーフード(ブラケットカバー)が無駄に長く、握る度に縁がめくれます、詰めがアマいですね。ピボットはもっと上にあったほうが引き易くなるフォーミュラのデザインを是非ワイヤー引きで!筈。あとクイックリリース・ピンの抜け易さ危険!が旧型以来全く変わっておらず早急な見直しが求められます、私は瞬間接着剤で留めてしまいました。
手全体で包むように握らせていたフーデッド・レバーは近年、手をブラケットの上から添えたまま指の動きだけで引けるデザインへ変わりつつあるように思います。ベテランの御批判は重々承知の上で言わせてもらいましょう、「私はそれがやりたいのだ」。重要なのは他社、就くシマノが本機のコンセプトをどう解釈するか、ではないでしょうか??
私は如何にして楽に触れ(られ)るかを重視します、道具は使っていることを意識させないモノほど優秀なのですよ。
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