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2012年11月 5日 (月)

CYCLE MODE International 2012見てある記

Mini_sd_940今年はショップで勿体無くも招待券を戴き初日に行ってきました液状化の修復は済んだようでよかったよかった。ただ相変わらず条例などあって無きが如し、駅周辺はタバコの毒ガスが途切れることは無かった。開場が12時と早まったのは昨年クレームが出たのかも。場内を歩いていてホールの壁が見えてくると正直焦りを覚えましたね、「えッ、もうここまで!?見るモノ無いじゃん!!コレでホントに日本最大級なワケ?列車代幾らかけて来たと思ってんのよッ」…文句たれつつもちゃんと見ましたよ。^^;ただし例よって例の如く非常に偏ったレポートですので皆様の参考にはなりません、悪しからず。

Mini_sd_942Mini_sd_943レバーがデカいですね、Turn用ハンドルポスト Physis T-Bar Handlepost/Handlepost QR。前者はハンドルバー一体型、後者はQR付ハンドルクランプを具えるもの、両機ともハンドルの高さは変えられません。そしてこの輪行袋、キャスターが付いていてサムソナイトよろしくガラガラ引っ張って行けます。私はDAHONを抱え上げたまま京葉線連絡通路を延々歩かされたのよォ~ッ!

Mini_sd_933Mini_sd_947やっぱ3速だけじゃ足りないでしょ、DAHON Curve D7はCurve SLの事実上復活版。変速はフツーに外装、フェンダーは勿論標準装備マッドフラップの形が気に入らん、クランプのデザインが現行他機種と同じものに改められているほかの違いは特に見当たりませんでしたが、私のCurve SLより重く感じられたのが気になります。

Mini_sd_941Selle Italiaのsportourer JAMMY Gelはただ平べったいだけでなくエンドから取り入れた空気をラミナフロー・コントロールの如くグリップ表面から吹き出させもはや飛行機、手の中の汗を飛ばすのがウリ。こういったギミックは大好きですが、私は季節に関係なく掌を滑り止めでがっちり固めたグラブをはめるので恩恵には浴せません。Ergonみたいに長期の使用でベタベタしてこなきゃイイのですが。

Mini_sd_945Mini_sd_944B&M LUMOTEC IQ2 LUXOSはIQ Cyo/Cyo TのパワーUP版。リフレクター側面がえぐれていますので横方向の視界改善か、と思いきやパターン自体は従来機とほぼ一緒のようです…そろそろSchmidtを注文しておこうかなァ。今回幕張に来たライトで真にSTVZO規格準拠と呼べるモノは同社製品群だけでしたIPFはレンズでサイドスピルを真ん中に集めることで結果上向きの光も抑えられているだけなのでカットオフラインとは言わない

Mini_sd_949Mini_sd_948LEZYNE MEGA DRIVEはXM-L+コリ2連装、CATEYEも概ね同等品を出していてこのテのパッケージングもやや落ち着きを見せた様子。Li-ion 18650×2のバッテリー・パックはパッチン錠で留められており、ちょっと町工場臭さを感じさせます。ブラケットは同社単発機と共通で、ライトが重くなった分つまみネジはトルクが足りなくなるかも?

Mini_sd_9462軸ベアリングにチョイ期待、シマノのサイドプル・ブレーキ BR-9000。本機用新型インナーワイヤーは引きを軽くするためポリマー・コーティングが施されていることから従来のキャリパーへは「固定力が不足する」ため使用不可だそうな。57mmアーチ版は「予定無し。下位グレードへの展開が先」と予想通りのつれない応え。97 D/AのDi2については「ULTEGRA Di2掴まされた人は大損だ、また来年あたりモデルチェンジで買い替えを余儀なくされるだろう」とは行きつけのショップのオヤジ。

Mini_sd_934Mini_sd_935ヤラレてしまったのがdeuter Trans Alpine Pro 28。Airstripesは形状のみならずクッション材そのものが改められ、一部がヒップベルトへ移り、更にやや細身になったショルダー・ストラップには通気孔が設けられました。内部はハイドレーション・パック収容スペースが独立、それまで財布くらいしか入らなかったフロントポケットの容量が大幅に増やされ、工具や携帯ポンプが一式収まります。その一方でサイドポケットがキツくなったのに加え下部気室のポケットが廃止されてしまったので「Pro無し」とはケッコウ以上に勝手が違ってきています。実は'12 Trans Alpine 30を買ってしまいましたので本品への乗り換えはずっと先のことになりますが、それまでにパッキング法小物の振り分け方を考えておくことにしましょう。

Mini_sd_937近藤機械製作所 GOKISOハブのカッタウェイ・モデル。概要は既に雑誌で紹介されているとおり、KINGが滑らかだがボール紙を1枚挟んであるような感触であるのに対し、本機のソレは抵抗感が全くと言っていい程有りません、こいつは本気だ!!社内の自転車好きがそのガタイ故ハブをすぐ壊してしまうので「どうしてそうなるのか」メンテナンスがてらバラしたところ「こんなんでイイのかヨ!」疑問を持ったのが開発のきっかけだったそうな。営業さんがエアスピンドルの空気をハブに「ぶいぃぃぃぃぃーーーーーーーーん」ぶつけるとコマの如くいつまでも回る様に見物客達は皆驚かされていました、「10万時間の耐久テストを経ている、自転車の使用でベアリングが壊れることは無い」と。リンク先にあるヒルクライム用シェル自体が弾性体だってのデリバリーは来年明けを予定、ディスクハブは「試作品は出来ているが今はロードモデルの拡充を優先したい」とのこと。

Mini_sd_936日本パレードのカポルはヘルメットの上から被せるおしゃれ着みたいなの、シェル一体型のYAKKAIとは異なるコンセプト。ただしあまりキノコ頭にさせたくなかったのか、展示されていたインナーシェルはかなり小さなもので私の頭には合いませんでした、惜しい?裁縫や編み物の心得がある方はオリジナルを手掛けてみては。

Mini_sd_938第1世代ステルス機を髣髴とさせるBlackburnのステッカーを貼るとしっくりくるかも、OGKの新型ヘルメット・KOOFU WG-1に設けられた空力デバイスのアップ。メーカーはヴォーテックス・ジェネレーターと謳っていましたが実際にはスポイラーらしく、シェル内の空気を引き抜き易くするためだそう。工夫はともかくOGKのことですから私のピリケン頭じゃガバガバで被れないことでしょう。このほかGIROのブースPRインターナショナルが取扱を止めたではすぐ壊れるRoc Loc 5の苦情をタラタラ伝えておきました。Bellは見当たらず残念、SEQUENCEの試着がしたかったのですが。

Mini_sd_939幕張は遠い明日も仕事だしィ、ブツブツ…都内で買い物一つすることなくそそくさと新幹線に乗り込んでしまいました。そのくせ京葉線の車窓から見えた富士山に「遠いという割にはこの程度?日本は狭いなァ」感じ方などエェカゲンなものです。KEEP LEFTのアピールこそあったものの自転車環境に係る提案の乏しさは相変わらず日本人がプロダクトから環境を変えていくのはクルマの大型化→道路拡幅ぐらい?で、クルマ業界との摩擦を避けコソコソやってる、ある種の要領よさが漂っていたように思います。レース機材も大いに結構ですがMini_sd_950「明日の幸福より今日の快楽」を追い求めるのもそろそろ一区切りつける可きでは?バブル景気はもう終わったのよこうしている間にも管理・統制は着実に推し進められているのですから。

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コメント

>リフレクター側面がえぐれていますの
>で横方向の視界改善か、と思いきやパ
>ターン自体は従来機とほぼ一緒のよう
>です

メーカーのHPだとかなり違うみたいですけど?
http://www.bumm.de/innovation-original/iq-iq2.html
http://www.bumm.de/innovation-original/lichtvergleich-scheinwerfer.html

>そろそろSchmidtを注文しておこうかなァ

SchmidtってEdeluxのことを言われているのなら、配光はCyoのRなしと全く同じですよ。明るさも体感できるほど大差ありませんし。

投稿: NinNin | 2012年11月 9日 (金) 23:59

NinNin様いらっしゃいませ。
情報有難う御座います。

>かなり違う
明るくなったぶんもありましょうが改善はされてますね。このタイプのリフが苦手なコーナリングに対しては今までどおりサブライトでカバーすることになると思います。またFenix BT10/20と比べてみたくなります。

>Schmidt
良いダイナモありましたら教えて下さい、検討します。

投稿: alaris540 | 2012年11月11日 (日) 11:28

FenixのBTシリーズは、正面からLED丸見えの所謂懐中電灯系なので(メーカーHPでは防眩機能があるように書いてあるけど)、StVZO系ライトとの比較は適切でないように思いますね。

Schmidtはライトでなく、ダイナモの方ですか。良い製品なのでしょうが、いかせん高いですね。SP DynamoというメーカーにSchmidtの軽いタイプと同様なのがあります。シマノより高いですが、Schmidtよりかなり安い。シマノを1としたら、1:1.5:3ってとこです。ライト未使用時に発電分を切離し?機構付きのもあり。ただしこちらは重い。シマノも抵抗は、Schmidtにひけを取っていない、却って発電能力は上、ので、どうしてもSchmidtブランドに拘りが無ければ十分だと思います。
http://www.sp-dynamo.com/

投稿: NinNin | 2012年11月11日 (日) 17:02

NinNin様、重ね重ね有難う御座います。

>所謂懐中電灯系
BT20のYouTube観ました、納得です。回転放物面リフの上側をちょっと変形させて近場に落とすものだったのですね。HP20/11より明るくなっている(絞って使うことになろうが)のと、電源がLi-ion/AAコンパチであることからヘルメット用に考えているところです。

>SP Dynamo
東京サンエスが去年はbeamで、今年から正式にSP Dynamoとして売り出すアレですね、去年のCYCLE MODEで現物に触りました(HNへリンク貼りました)。納期以外はイケていると思います。

さてUPから1ヶ月、そろそろ追記しちゃいましょうかね。

展示会は商談の場であり、一般公開はほんの付け足し(一般客にウロチョロされては仕事にならん)。名のある代理店の多くが自前で発表会をうつのは独自の販売網を持っているからでわざわざ処を等しくするメリットが薄い(ショバ代も安くはなかろう)のではないでしょうか、そのぶん幕張は新規参入に開かれていればいいのであって出展企業・団体が減ったから即座に「衰退だ」などと憂う必要は無いと思います。CYCLE MODEぐらいで自転車の全てを俯瞰出来たような気分になってはいけませんので、私も今後は気をつけることにします。

カーボンフレーム(の流行)はレースで1番を獲り賞金を稼ぐためのモノ、チューブを平べったくすればメーカー・スポンサーのロゴが映えますからね。それでも下位グレード、アマチュアユースへ展開させるのは型代をペイするためであって、全ての製品がそうではないであろうにせよ扱いを誤ればすぐさま割れてしまう(しかもリサイクル困難)ペラペラがファンライダーの日常に見合ったものとは言えません。そちらはそちらでこれからも進歩していくのでしょうが個別(最適)化が問われる昨今、自転車も市場の成熟につれ量や単位で捉える・捌くことが徐々に通用しなくなっていくような気がします。また溶接は高度な手技が求められますので人件費を削りたいデスクの希求あってのことかもね。

投稿: alaris540 | 2012年11月13日 (火) 12:31

LexyneのMega DriveはXM-Lのダブルです。
実測で1100ルーメン以上あり。
http://reviews.mtbr.com/2013-bike-lights-shootout-mtbr-lumen-tests
ブラケットのつまみは中のボルトの頭がプラスになっているだろうから、ドライバーを使えばもっとトルクをかけて締めることも可能でしょう。
Lezyneの回し者じゃないですよw

投稿: NinNin | 2012年12月 8日 (土) 15:31

NinNin様、御指摘有難う御座います、記事直しました。確かにXM-Lならあの出力も合点がいきます。

>ボルトの頭
よく見てませんでした。(--)ゞ 近々同シリーズを扱っている店に行く機会があるので確かめますね。ドライバーが使えるといいのですが。

投稿: alaris540 | 2012年12月 9日 (日) 10:34

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