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2012年10月 4日 (木)

国際福祉機器展 H.C.R.2012見てある記・車椅子&メカヲタ編

Mini_sd_849台風の動きを気にしつつ最終日に行ってきました。前日の残業疲れに加え都バスで席に座れずビッグサイトへ着く頃猫も杓子もクルマに乗りたがるから道が混むのだにはもうヘトヘト、したがって今年のレポは相当以上にダレています、悪しからず。例によって 名古屋との重複はなるべく避け、自身初対面のものを中心に…

Mini_sd_859TiGが出展していた電動車椅子のプロトタイプ。フレームの軽量化で20kgを切っているとのこと、電源がLi-ionでもなかなかどうしてパワーユニットが重いのよねェ。YAMAHAも電動或いはPASを出していましたが、更なる技術革新に期待したいところ。

Mini_sd_850Mikiの横乗り車椅子「ラクーネ2」。サイドガードがトランスファー・ボードを兼ねるのは介助車で既にあったかなァ、そこへ跳ね上げ式アームサポートに連動する専用リンクで主輪をオフセットさせることで自操型でもソレを可能にしました。脊椎損傷C6~7のプッシュアップで移乗出来る、車椅子さえあれば身の回りのことは一通りこなせる方がターゲットかな。老獪なオバサンには触らせたくありませんね、「使い方が解らない」と鎌をかけレバー操作はおろか車椅子をベッドサイドにつけるところから他人任せにする筈。

Mini_sd_851Mini_sd_852マツナガのティルト+リクライニング車椅子「マイチルト・コンパクト-3D」デモ風景。名前のとおり小型化特に幅とかでとかく巨大だったこのテの機種も和式住宅へどんどん入っていける、即ち施設ばかりでなく積極的にレンタル市場へ食い込ませる重症化が進んでも在宅で看るのが狙いかも。左右個別に調節できる背張りは脊柱側湾でもいちいちクッションを挟むことなく体幹を支持するため、併せて背フレームがこれ見よがしに曲がっているのは肩に余裕を持たせて呼吸を妨げないためだとか。Mini_sd_853同機構は普通型・NEXT COREシリーズにも採り入れられており、今後はより高度なシーティング技能が求められていくのでしょう、私も講習行ってみたいのですが如何せんまとまった休みが取れなくて。

Mini_sd_862A.ザナルディのパラリンピック制覇で注目を集めたハンドサイクル、健常者の間でも密かな人気を呼んでいるらしい。画像はテレウスのブースの壁に立て掛けてあったもの、純競技用はパネル展示のみでした。そう言えばOXエンジニアリングも国枝はパンフレット表紙だけで扱いの小ささが気になりました、せめて祝勝横断幕くらい出す可きでしょ。

Mini_sd_863津波からの緊急避難なのだそうです、JINRIKIの車椅子牽引バー+サンシェードセット「JINRIKIサンケープ」デモ風景。段差をドッカンドッカン乗り越え、人も車椅子の上でピョコピョコ跳ねてました。車椅子の不整地操行はリフトUPでキャスターを浮かせるのが基本、長く続けるには力も要りますが…どうなんでしょうねェ。振り返ったらいなかった!なんてことにならなければいいのですが抑せ…じゃなかった、シートベルトがあるだろ

Mini_sd_854こんなモノもありました、日本バイナリーの車椅子用ロボットアーム「JACO」。ジョイスティックは手用に加え足用もあって、ブースでは掴んだPETボトルをヌゥ~ッと持ち上げていました。今は車椅子に括り付けられていますがC-Legよろしく対象者の身体に直接くっついて動く日は近いのではないでしょうか。Linuxが使えるのは「商売がよく解っていらっしゃる」。

Mini_sd_858「背張り調整までやってるPT・OTはまずいませんよ(マツナガ)」…こちらはTAKUMA SYSTEM(エヴァ ケア連携事業部・扱)のバックサポート「WR」。サドルでも積極的にしならせてペダリングを助ける、なんてェのがありますが、TIOGA「スパイダー」を思わせる2枚の穴あきパッドがウニウニ動いて上体の姿勢にならいます。この形だと平ら過ぎて腰の支持があまいかな、通気性は今後トレンドとなる予感が。専用車椅子のほか他社製にも使える汎用セットがラインナップ。車椅子の折り畳み/展開で左右をわたすチューブのジョイントを着脱するのがチト億劫かも。

Mini_sd_873万歩計に対してこちらはさしずめ「万漕計」、独立行政法人 労働者健康福祉機構 吉備高原医療リハビリセンターのブースにあったもの。どのくらいの強さで漕いだかを3段階に分けてそれぞれカウント、過去の数値も参照できるようだが、まだ憶えていられる程度のものらしい。そのうち蓄積されたデータから「頑張り度」を判別、ビリーみたいに「諦めるな!」「漕ぎ続けろ!」などと叱咤しだしたりして川嶋教授の脳トレソフトは計算の出来が悪いと「お疲れですか?」と茶々を入れてくる。あんな感じ

Mini_sd_861マッスル株式会社の移乗メカ「ROBOHELPER SASUKE」。スリング・シート両端にある巻物の芯みたいなチューブへアームを突っ込んで「おしゃれにチラシより」持ち上げます抜き差しがフォークリフトみたい。対象者が寝ているところへそのスリング・シートを差し入れ、そして引き抜く面倒臭さは天井やクレーンから吊るすリフトと同じような気が…神奈川工科大のエア・アクチュエーター同様ショールームでなら活躍出来ると思います。

Mini_sd_881Mini_sd_882ル・マンで見事にズッコケたあのトヨタがウェルキャブだけでなく福祉機器そのものも手掛けてキました。左画像は歩行アシストメカのプロトタイプ、関節の動きを助けるところがHALとは似て非なるもの。腰に提げた黒くて邪魔ッケな箱はモード・セレクター。立ち上がりや歩行といった各動作それぞれに最適化は出来ても一連の動作として調和させるのは容易ではないらしい、もっとも制御系のチップ化など時間の問題だと思いますが。そして右画像・体感ゲーム筐体と見紛うムキムキしたヤツは移乗アシストメカ、重さを20世紀的チカラで捻じ伏せる発想はいかにもクルマ屋。寸法こそ車椅子と概ね同じながら自重は140kg!トヨタのことですからこれ以上軽くは作れないでしょう、そのうち言い訳がましくハイブリッド・エンジンなんか積んだりして…そんなことはどうでもいい、応対した営業がタバコ臭かった!!

Mini_sd_883そのトヨタよりは軽い60kgなのがOtto bockのアウトドア用車椅子ベース「Scout Crawler」。車椅子は後ろから乗り込み、係留すると後は電動車椅子と一緒。キャタピラのくせに乗り越えられる段差はたったの4cm実際にはもっとイケるだろうが怖いと思う、せっかくのアウトドアなのに。

Mini_sd_870Mini_sd_871機械浴ネタを1つだけ、酒井医療「スクーピングバス カトレア」のたぶん新バージョン。これまで浴槽の前方だけを開閉させていたのが今度は浴槽全体!を「ヨッコラショ」と傾けるバージェス・モンスターぶり。おそらく機構の簡略化=ハッチおよびシールを廃止したいシャワーチェアのガイドにはシールがあるみたいからじゃないか、と。今にも溺れそうな入浴姿勢はお湯を少しでも減らすためでしょうか、シャワーチェア併用型座位浴槽はそのはたらきの割に大量のお湯を使うので出し入れにすッごく待たされるんですよ。

前にも書きましたっけ、車椅子はマスプロ製品も個別化を意識したものが目を惹きましたが、それら「道具屋の努力」がデスクや医療職に理解される意識のズレをすり合わせるにはまだ時間がかかるのでは。またノーリフトと言っても人力に代わるものを持ち出すキリスト教原理主義的詭弁だけ、チカラにチカラで押収する野蛮(思考停止)がかえって事態を混乱させているのでは?思わずにおれません私より遥かに頭のイイ人達が作ってんのにね。長くなってしまいましたので今回も2分割、続きは「裏ケース会議編」で、乞うご期待?

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