付け焼刃・第7弾
JASPEC(日本福祉用具評価センターこういった略称、多いよね。ドウデモエェことだがAを取ると月・惑星探査プログラムグループになる)認定・車いす安全整備士養成課程を修了、検定試験に合格しました。一昨年のH.C.R.、パンテーラ・ジャパンのブースで案内のチラシを見て以来「是非」…。
実は先々週、関西ライトマニアの皆様には内緒で神戸行ってました。会場・ニチイ学館ポートアイランドセンター近所にはラディオガルダーゼの緊急輸入で有名になった日本メジフィジックスのビルもあったはスゴイトコ、宿泊施設はそんじょそこらのビジネスホテルが裸足で逃げ出すほど。ベッドは3モーターのギャッチベッドハイトコントロールに2つ使っていたので厳密には4モーター。ただし私が寝たのは片方動かなかったなのは「いかにも」、
タオルはロゴの入ったオリジナル、食事に至っては日頃粗食ばかりの私には異次元の美味さで「肥えちゃうよォ~!」…おっと、いつまで経っても講習の話が始まらん!
1日目は資格創設の経緯・車椅子の規格JISが適用されたのはついこの間のこと、意外でしょ・普通型自操車椅子の基本構造・整備要領の説明、ここから処を移し車椅子を分解まで「ラチェット禁」とのキビシ~お達し。続いてナイトセミナーでは「利用者様・御家族の真のニーズとは?」福祉用具を取り巻く諸問題について話があった後、懇親会を兼ねた酒宴となりました。席上、私が近況を話したところマツナガの営業さんに「そんなに古いの使ってンの!!」。
2日目は午前中が車椅子の組み立て、午後は筆記試験機構・諸概論のおさらい・キモの実技試験。第1問は午前中組み立てた車椅子の点検を通じて要調整箇所講師が筆記試験中にネジを緩めておくのだを見つけ出すもの、第2問はタイヤチューブの交換…いやァ~緊張しました!工具の配置・作業手順は予め確かていめた筈なのに「いかんッ、間違えたッ!」の連続。閉講式後の補習で「介助ブレーキの引きしろ調整はレバーの位置を決めてから」との注意があり、「しまったなァ」。また序盤で見落とし終了ギリギリで気付いた修正箇所の記載漏れをやらかしチョ~トホホでした。タイヤ・チューブ交換は自分の自転車でも幾度か失敗しており、チューブを噛み込んだりしないかヒヤヒヤ。リムがシングルウォールのためリムフラップがニップルに引っ掛かりやすくスポーツ自転車用の多くはダブルウォール、十中八九すんなりはまるのでこれまで気遣うことが無かった、ズレたり捩れたままになってないかホイール全周に渡り注意した、つもり。受講者はメーカーやディーラーの営業が多く今後は広く医療・リハビリテーションに携わる病院・施設職員にも取得が求められるのではなかろうか、ことメーカーの方は自社の看板しょってるとあって仕事が非常にキレイ!感心・反省させられることしきりでした。
まとまった休みをどう取ろうか?結局年度末にリフレッシュ休暇を無理矢理押し込み、「シフトが組めない」「昨秋有給入れたじゃないのッ」部署には多大な迷惑を掛けてしまいました。これでスベろうものなら袋叩き必至!コレが一番不安だったあと細かいことですが1日目に撮った携帯認定証用の顔写真、画像上で直ぐ照合出来るよう受講者が氏名を書いた紙を持つ様はまんまウサビッチ、そこがカットされてしまうのはちょっと残念?なワケないか。2日目はちょうど11日、閉講式でも震災犠牲者を悼み一同黙祷を捧げました三ノ宮でも追悼式典があったそうな、あのタバコ臭い駅前で。
物的環境整備に係る資格は4つ目ですが、これが実質最初の関門でした。しかしながらまだきっかけを掴もうとしただけ、資格取得は「化城」にすぎません。一口に車椅子と言ってもそのバリエーションは多岐に渡っていますものね。
ホイールの振れ取りが出来ないのに整備士を名乗ってもいいのだろうか?教材の車椅子のソレも機械で組んだそのままに見えました。自転車整備士も併せ持って初めてプロの仕事が出来るのではないでしょうか。
ウチの総務はタイヤ1本の買い替えをも渋るしなァ、どうすりゃいいんだろ。
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