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2011年9月28日 (水)

NT H-1P

Mini_sd_588CSWブログに触発され、久々にカッターナイフを買いました。AシリーズとLシリーズの中間OLFAならMシリーズに相当。実はそっちも持っていて、牛乳パックを切り開くのに使っていると、ちょっと大き目ながら刃はAシリーズより薄い0.25mm厚の今のところ本機専用品。これまで常用してきたA-300何本買って、何本失くしたことか!よりも大きく、重いのですが…

Mini_sd_589普段から紙工作をなさる方であれば刃の薄さをすぐさま実感できることでしょう、0.3mm芯シャープペンシルの自重だけで引いた線のド真ん中を狙い通りブッタ切ることが出来ます画像は蛍光灯下で見やすくするためわざと筆圧をかけたので線が太くなってしまっている。0.1mm単位のズレがはっきり判るのでハズカシイ。直線切りではナイフの刃の厚みだけ鋼尺を線に対し平行にオフセットさせるわけですが、本機なら鋼尺と線とを重なるギリギリまで詰められますので精度が出て当然。画用紙から展開図を起こし立体化させる際には欠かせない、貼りしろの厚みだけ寸法を修正するのも作図ではドンピシャにしておき、ナイフをその線の幅に対し右側に入れるか、左側なのかといったコントロールも簡単です。

私の紙工作は細かいものも直線切りが多い切り文字も基本直線だけのカクカクしたオリジナルのでよほどのことがない限りデザインナイフは使いません。AD-2Pも持ってはいますが道具箱の肥やしです。願わくば本機もA-300と同じ大きさで作って欲しいところですが、厚みの違いから無用の混乱が起きるのを避けようとした?

紙工作中は職場に入り浸っておりますのでなかなか路面照射画像を撮りに行けません。ライトの記事はもうちょっと待っててね。

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2011年9月12日 (月)

シーティング講演と福辺流介助術実技セミナー

「幕張といい、パシフィコ横浜といい、ポートメッセといい、エエカッコシイ所はやたら歩かされるからいやだなァ。ハママツまでもツマランとこ真似しおって、ブツブツ」…インフィック主催・eかいごナビ スマイルセミナー後半シリーズがスタート、8月の市岡ゼミに続いて去る10日、アクトシティ浜松と言ってもホールからは遠く離れた駅ビルを出てから信号のある交差点を2つも跨ぐせい?とにかく不便だ研修センターで催された介助実技講習会へ行ってきました。

Mini_sd_587講師は理学療法士・ケアマネ・医科学修士の福辺節子さん。「福辺流 力のいらない介助術」を読んでいたので直接受講してみたい、と以前より思っておりました。「通常4日間のプログラムだが1日だけので時間が足りない」午前中は車椅子のシーティング及び臥位でのポジショニングについて、ズリ座位はなぜおきるのか、拘縮や緊張はどうやって解きほぐしていくのか、等々かいつまんで。午後は私(達)の仕事である声をかける・触れるが対象者にとってどう見え・聞こえ・感じるものなのかを擬似的体験を通して押さえた上で、腕の上げ下げ・体重移動・歩行介助・軽介助による椅子からの立ち上がり…技術的アプローチではありながらそこに至る考え方、対象者の主体性を最大限引き出す関わり方を重点的に御指導戴きました。

対人援助は他人の問題を自分の問題としてとらえられるかがキモではないでしょうか、講師御自身に原体験があり、且つ多くの人の援助に携わり、指導を重ねてきただけあってそのアツさ・真剣さは半端ではありません、剰え大阪人ときたもんだ!「傾かないッ!」「まだまだッ!」「忘れものッ!レクチャーに縮み上がった受講者達が相方への声かけ・確認をすっ飛ばしたまま実技を再開しようとして」とほかではまずない厳しい言葉が次々と。極めつけは「時間がないからできたことにしよう、できてないけど」、私を含め今回は初参加の方が多く、「鉄は鍛え打てば内側の傷が表れる」各々の仕事への姿勢のアマさに気付かされ空中分解していったのでした「器」は外骨格と同じで、壊さないと大きくなれないのよ…「徹底的に繰り返して自身に叩き込むほかない」と。

ふぅ~ッ、会場で買ったビデオを観て復習しましょう。こりゃ4日でもそうそう身につかんワ。

先月、私の部署でもたれたリハビリ・カンファレンスでの会話。
私「□□様、どうしてもあの本人持ちの車椅子使わなきゃならないの?アームレストを跳ね上げられるヤツならプッシュアップで移乗できるのに。さすれば寝起きやトイレも御自身の判断でできるのよ」
PT(理学療法士)・R「!?」
私「確かにカネの絡むハナシだから今日の明日じゃ解決できない。しかし□□様はまだ若く、これから何年も両脚の障害を抱えて生きていかなくてはならないんだ。それに移乗の度に職員がチカラで持ち上げていたら何人の腰が壊れるか分かったもんじゃない!」
R「分かりました、担当のNへ伝えます」
私「プロとして身体機能のみならず、人的環境・物的環境の『これから』に踏み込む気があるのか、いま点数さえ取れれば後はドウデモイイことなのか、早急に答えを下さい」

昨春、回復期リハビリテーション病棟の開増設に向け当院は新卒のPT・OT(作業療法士)を大量に雇いました。福辺講師の「看介護はもとよりセラピストでもやる可きことをやってない人が多い」との言葉どおり研修期間の延長、といった風情で院内の空気が随分ダレたように感じられますそれ以前が良かったかと言えばそんなことないけどサ。ST(言語聴覚士)が担当患者様の昼食介助にやってくる以外3大介助「食事・排泄・入浴」には入らず病棟とリハビリテーション科は「何でも別々」なのだ、車椅子の大きさ・テーブルの高さ一つ提案しない。病棟職員、こと介護達の不信は募る一方です。彼(女)等を病棟のローテーションに放り込めばより実戦的プログラムを組んでくれるかな?みんな辞めちゃったらどうしよう…□□様の車椅子の件、勿論その後何の進展もありません。

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