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2011年6月29日 (水)

FJCスキルアップセミナー

福祉住環境コーディネーター協会(FJC)主催の勉強会・3回シリーズ、終了~♪月1で名古屋へ出掛けておりました。東北への救援活動絡みで地元の航空祭が取り止めになったことから、今年は5月の公休申請を何日も突っ込んで上司を悩ませずに済みました。チョ~不謹慎発言ですが「決して悪いことばかりじゃない」。

Mini_sd_545講師はわがやネットの工学博士・児玉道子さん。内容は以前静岡で受けたものと概ね同じ、1日目は福祉用具の基本的理解について。2日目台風接近の最中だったは介護保険に係る住宅改修の手続き理由書作成演習等々と現場の実際など。3日目は住宅改修のプランニング演習でした。前回の要点を反芻しながら実習に臨み、理解を深められるところは良かった私の場合、直接業務に携わっていないので忘れてしまうことも多々のですが1回が3時間と短く、私のように他県からの参加となりますと交通費もバカになりませんので1日ビッチリでも良かったように思いましたが、如何なもんでしょう?私は児玉講師からどうも「ヘンなヤツ」と見られていたのか、笑われることがしばしば…エェ、十分以上にヘンですとも!また実際に脳血管障害を患った方の御参加もあり、ユーザーと専門家両方の立場から極めて貴重なお話の数々を戴くことも出来ました。

会場のなごや福祉プラザでは福祉機器の展示や各種相談業務、此度のような実習・研修事業に加えて自助具の制作・カスタマイズにも応じている、とのこと。ここまで特化・充実したものはなかなか私企業では出来ないことでしょうねェ。

同僚から「使ってない資格の勉強会なんて」と言われはしますが、Drの開業資金を上納するために働いているのではない、そんなことは断じて許さないのと同様、私も今居る病棟を腰掛けにするつもりはありません。一方、行く先々で使い捨てにされるだけの介護職で終わるわけでもないところを示してやりたい思いも同時に持っているワケで、ね。

エ~蛇足ですが終講後、名古屋名物・カトーサイクルを覗いてみました。豊富な品揃えはY’s Roadより厚みこそ感じられるものの、だから特に欲しくなるものがあるかと言ったら「ウ~ン…」。2Fのヴィンテージ車・パーツコーナーは観てて非常に面白いところではありましたが、普段乗りの自転車で奢る可きはブレーキとライト、それらは新しいモノのほうがイイに決まっています。故に私は「これ使ってみようかな」と中古のスレッドステムを手に取ってみただけで終わってしまいました、チト残念。

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2011年6月22日 (水)

SPECIALIZED BG Riva Road

Mini_sd_527十数年来付き合ってきたVETTAがウレタンパッドはおろかベースが顔を出すまで擦り切れてしまった褥瘡ならⅣ度ため、あまりカネをかけるわけにはいかない丸石ながらサドルを新調することにしました。パッケージに「Recreational Road」とあるとおりオンロード向けの廉価版です発売当時、名古屋のカトーサイクルはエントリーグレードのロードバイクに矢鱈と付けていた

bodygeometryの名を冠するだけのことはありますね、少々骨盤が倒れても尿道が痺れません。パッドは柔らかく、チョイ乗りには快適ですがムキになって漕いだり長丁場となりますと座骨がパッドへめり込むような感じ、ポジション移動を受け付けずいつも同じところが当たり続けて痛くなります。内股の当たるところが「崖」ではなくSLCに似たスロープになっているのが購入の決め手でした。SLCから乗換えても特に違和感はありません、至ってフツー。→疲れて脚の踏ん張りがきかなくなってくるとこのスロープで骨盤が前へズレだし、溝に対して相対的に「山」になってるところが会陰部周囲を圧迫するのもそっくり。

《追記》
レーシングサドルよりもアップライトポジション向けで、パーツ構成上どうしても上体が起きてしまうMu P9で使うことにしました、割と相性がイイです。

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2011年6月18日 (土)

はやぶさ地球帰還1周年記念講演会

Mini_sd_528Mini_sd_529行かねば一生の悔いが残る」と去る12日、深夜明けの強行軍しかも翌日は準夜で市ヶ谷は三輪田学園へ行ってきました。「祈り」サントラにもなった中谷泰子さんの「Back To My Arms」生演奏で開会~♪はやぶさファンファーレの紹介もありましたよ

Mini_sd_532イトカワがどんな星か?なぜ探査機飛ばしてまで調べるのか?は京極一樹「図解ですっきり ラクラクわかる はやぶさのしくみ」に平易な解説があります、思いっきり要約しますとその1つは将来地球にぶつかるかもしれない。イトカワを見つけたのがLINEARマサチューセッツ工科大学リンカーン研究所・地球軌道接近型小惑星研究チーム、本会の主催は日本スペースガード協会、Mini_sd_533Mini_sd_531頭を冷やして考えれば「太陽系の起源云々」「微粒子拾えてヤッター」では終わらない今日の明日ではないにせよ極めてシビアな問題が…もっともその近さ故に「行って還ってくる」工学実験には格好の目標だったワケでもあるのでしょうが。

はやぶさをめぐるメディアの反応について永山悦子・毎日新聞記者はパネルディスカッション中「以前は『そんなものが帰ってきたからって』といった、Mini_sd_540非常に冷ややかなものだったが6月13日を境に起きた盛り上がりへ明らかにうろたえた。民放は慌てて特番を組み事前に放映したのは6月10日のNHK「クローズアップ現代」くらいではなかったか、今年になってから川口教授の許へインタビューに行ったところもある」。通信途絶に見舞われた中でも海外からその挑戦を高く評価されていたのとは対照的で、実は新しさ、或いはそこへの努力が嫌いな日本人像が露わになってしまったりYMOの時もそうだったな。正直に申しますとこんなこと書いてる私も打ち上げ当時たぶんサンプル採取の概要をどこかで見た憶えがある程度で、長いこと忘れてました。また東日本大震災を受け「人間の、科学との関わり方が問われている」とも。

「今日ははやぶさの一周忌ですか?(一同・笑)」…同じくパネルディスカッション中、春日了氏がはやぶさの成仏を仄めかしていました。結論から申しますと「ある」。仏法では「草木成仏」、生き物でないものにも十界の「いのち」が、成仏の因がある、というものです。ただしこれは一念三千、即ち法華経から解き明かされた法理で、いくらインドで仏教を学んできたとはいえ氏がそれを明言するのは「法盗人」の謗りを免れませんので、そこは「立場をわきまえていた」のかは想像でしかありません、「それが念仏宗の限界よ」。成仏の成は「ひらく」と読み、自身あるがままの姿・良さを発露させる、或いは活かすといった意味で、死ぬことを指すのは葬式仏教がばらまいた邪義!ともあれ、幾多の困難を乗り越え地球帰還を果たしたはやぶさに各々が感銘を受け、より良く生きようとするきっかけになったとすればそれこそがはやぶさの成仏と言えるのではないでしょうか。そして輪廻転生とはチト意味が違いますが、はやぶさは後継ミッションに向けた工学実験機であり、「2」が、「Mk.Ⅱ(マルコ・ポーロ)」が宇宙へ飛び立つことで初めてその本分を全うできるのはここで繰り返すまでもありません。成し遂げる以上に「それから」へ繋げることは難しいのです。(7月13日・追記)

Mini_sd_534上坂監督の挨拶に続いて上映された「HAYABUSA -Back To The Earth- 帰還編7月より劇場版「帰還編」が有楽町と新宿でリバイバル上映されるとのこと。公式発表は翌日なので「まだつぶやかないで下さいね(一同・笑)」監督、約束は守ったゼ ^^」は既に流通しているビデオ版、私はまだ入手しておらず観たのは初めてです。本編最後に相模原でのカプセル一般公開の模様と寄せられた応援メッセージの数々が追加収録されていました。平面投影化により大画面で本作に触れる機会が増えたの喜ばしいことですが、やはり「小さく切り取って映している」印象は拭えず、少々遠出になってもプラネタリウムの全天周スクリーンで1度は観ておくことをオススメします。観覧料は映画館より概ね安いですし。

Mini_sd_535「最近ビジネスの話(講演)が多かったので、今日は原点に戻って…もう神頼みの話はしません(一同爆笑)」川口教授からははやぶさミッションを軽くおさらいした上で小天体探査の意義、資源採掘や人類入植の可能性といった未来への可能性等々、会場が学校で生徒さんの姿もあちこちに見られたせいもあって、かな?「何のため」を重点的にお話がありました。教授も震災・原発事故に触れ「関係者が修復に尽力されている中こういったことを言うのはすまないが、地上でやっていることなのでもっとフェイルセーフの手立ては無かったものだろうか。Mini_sd_537Mini_sd_536探査機は打ち上げたが最後、途中で修理は出来ないのであらゆるトラブルの可能性や対処法を考える。はやぶさは(それ以上のことが起きてしまったが)乗り越えることが出来た」「はやぶさミッションがもたらしたものは『日本でも出来るのだ』確かな手応え。イノベーションへの果敢な挑戦が不可欠」…それはそうと、電話番号の語呂合わせや「何でもNASAにパクられてしまうのはNASAけない」など、教授は駄洒落が好きなんですねェ、やっぱオヤジだなァ。

Mini_sd_538「はやぶさは金字塔ではない。今漸くスタートラインに立てたのだ(小笠原雅弘・NECシニアエキスパート)」「はやぶさのもたらした知見・技術が未来につなげられるか、帰還1周年を向かえ非常に大事な岐路にある(永山悦子)」…はやぶさイベントの、まさにトドメを刺す内容だったと思います。終了直後に三輪田学園の吉田校長とほんの少しながらお話が出来ました。同校には天文部があり、75cm反経を据える北軽井沢の施設へ合宿することもあることから駿台学園ともつながりがある、とのこと。Mini_sd_539子供の頃から世界・空間の広がりを意識させる→自らの立ち位置を見極めさせる、己を客観・相対視させる教育は極めて重要だと思います。さもなくばチカラとエゴで突っ走るオバサンになるだけですからねェ同校は歴史あるジョシコーなのだ。「将来はJAXAに入りたい」と明るく言い切る生徒さん達に 末恐ろしさ 日本の未来は明るい、と感じつつ会場を後にしました。

出版コーナーがあればなお良かったのに!私は列車代とは別に万札握り締めて来ていたのよッ。

期間限定カキコのつもりでしたが、つぶやかれてしまいましたのでココに残しておきます…5月に設立なった介護維新会関口代表のインタビューがCBニュースで紹介されました。飲みにケーション(会員限定)は既に2月にあったそうで出遅れた感が、というより東京の動きにはなかなかついていけないわァ~。Blogも乱立気味でゲップが出そう。

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2011年6月 8日 (水)

XB-70 VALKYRIE -QUEST FOR SPEED-

試作2号機墜落事故から今日で45年です。

XB-70 VALKYRIE -QUEST FOR SPEED-は米ディスカバリー・チャンネル「WINGS XB-70」の日本版、現在はオリジナルをYouTubeで観られます。

#1 #2 #3 #4 #5

ナレーションは米語の解る人が聴けば軽い喋り口であるのに対し日本版は言葉がやや硬く、非常に生真面目なもの。サントラも日本版は悲壮感全開。また映像に対して音楽を入れるタイミングが一部異なる、同じカットをしつこく繰り返さない等々、基本構成を変えない範囲でほぼ全般にわたり編集が見直されています。ただし日本版は構成上音声が意図的にカットされている箇所があり、X-2発進準備中のEB-50機内・XB-70降着装置出し入れ等々はディスカバリー・チャンネル版でしか聴けません。

XB-70につきましてはその人気から他所にコレデモカなまでに詳しい資料・解説がありますのでココでは繰り返しませんWikipediaは文林堂「世界の傑作機 №106 XB-70ヴァルキリー」の丸写しなので同書を通販か神保町で買ったほうが早い。が、敢えてグダグダ書くとすれば航空機開発の至上命題である「より速く・より高く・より遠くオリンピックか」を極め尽くした、事実上その先は無いSR-71でも同じこと・そして2号機が失われたあの瞬間、航空機の歴史は明らかに一度終わった、とみて差し支えありません、ッてとこでしょうか。

SAM・ICBMの台頭で戦略爆撃の存在意義が疑問視される一節は短いながらも解り易くまとめられていると思います。個人的主観では時系列に沿ってヴァルキリー・プロジェクトが追い詰められていく過程も描いて欲しくなってしまうところですマクナマラ云々のナレーションが受け手を納得させるには非常に弱いのだ。また本編でも触れられているU-2撃墜事件が起きた1960年といえばXB-70は飛行機の体すら成していないが、ソレは政治的背景、即ち「兵器産業の意向に従わない奴は大統領さえも殺してしまう」アメリカの野蛮さを直視せざるを得なくなり、主題であるスピードがボケる恐れがありますので間接的ににおわせる程度にとどめようとしたのかもしれません。

超音速で迎撃を振り切り、敵国中枢を核で叩く技術立証をした「事実を持ってよしとする」という落としどころは日本の自衛隊も概ね同じ。動機が邪なだけにそのくらいで止しとけば、ッて思いません?またそれ故に「スピードへの挑戦」だなんてサブタイトルが付けられたわけで。

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2011年6月 2日 (木)

SIDI DRAGON2 CARBON SRS

先日新調した通勤靴です。

Mini_sd_5252年余り履いてきたGENIUS 5のベルクロがすっかりヘタってしまったのと、以前より職場から「靴音がうるさい」と言われていたその物言いのほうがずっとウルセーよことから、今回は底にゴムがたくさん付いてるMTB用に、クリートも約9年付き合ったSM-SH71ステップインの個人的癖だとは思うが、現・XTRとの相性はイマイチだったから-56へスイッチしました。

Mini_sd_524TECHNOⅡというのでしょうか、今流行りの紐締めにちょっと先祖返りしたようなストリングを巻き上げてテンションをかける仕掛け、当初は抵抗がありました。「ナイロンコードが切れたら?」「すぐに開放出来なかったら?ナイロンコードを袈裟懸けにしている機種は脱ぎ履きのし易さに配慮したのでは」…既にお使いの方は実感されていることでしょう、慣れですね。ただ本品は3箇所とも締め方が異なるのでチト鬱陶しい、私は全部キャリパーバックル(ラッチベルト)でもイイと思うのですが?トランジッションで1秒を争うトライアスロン・デュアスロンを除けばこれから自転車用ビンディング・シューズをお探しの方はその方式を問わず3本締めの機種から選ぶことをオススメします、フィット性が違いますよ。

底に交換式ゴムブロックを使いたかったので図らずしも上位機種となりましたが、カーボンソールは硬い!普段使いには向きません…「いよいよアヤツを召し出す時か」昨年の展示会で買っておいたハッピーインソールAIRYをジョキジョキ、Mini_sd_526純正インソール共々突っ込みました。足の裏の感触は少しマイルドに、それでいてシマノのウレタン製インソールのようにムニュムニュしません、まァこんなもんかな。重ねて厚くしたのはアッパーの伸び対策です。SIDIは足への馴染みが良いシマノはずっと履いても馴染みません、ダメダアリャ!=皮の伸びが早く、加えて私の足は幅が狭くて甲が低いだからSIDIが履けるのだがので後々左右のアッパー同士が接してそれ以上締められなくなってしまう可能性があるためワザと詰め物をしておく、というワケです。本当はサドルのセッティングも同時に見直さねばならないのでしょうけど。

いやァ~、まだ履いてて痛いんですよ。
「初めてのときは、少し痛いくらいがイイんです。硬い、ゴワゴワしたくらいがイイんです。そのうち、柔らかくなります。そしたらもっと良くなります。続けることです。いつまでも歌い続けるのは、ロックンロールです。だからスゴイんですスネークマン・ショー『EDWIN CM』より…、靴は足に合ったものを選びましょう。

CYCLE MODE International 2011見てきました。来季よりDRAGONとERGOがそれぞれ「3」になるようです、素人の私には何が変ったのか判りませんでしたが。(11月11日・追記)

Minisd_033エ~それから、使い始めてから1年半で遂にコードが切れてしまったため私も先人に倣いTECHNOⅡ交換に挑戦…気が狂いそうでした、二度とやるものか!!ラチェット全然嵌りませんもの!「スカン・パチン」でなければ工業製品とは呼べませんナニ、イタリア人にソレを要求するな、と?根付の国・日本をなめんなよ。早速コードが中で引っ掛かりリリース出来なくなりましたので些か乱暴ながらシリコングリス吹いときました、こんなんじゃ困るよなァ。(2013年2月25日・追記)

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