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2011年5月27日 (金)

ウェルフェア2011見てある記

Mini_sd_523去る21日、今年もポートメッセへ行ってきました。バリアフリーと開催時期が近く、出展企業・品目の重複が多いのでそれらはなるべく避け、とは言っても純然たる福祉機器展ではなく福祉健康産業展を謳うだけあってネタには事欠きません♪

Mini_sd_519エ~ッと、コレは以前街で見たことがあります、OXエンジニアリングの車椅子用ハンドサイクル「H1」。同社製車椅子にゲションと組み合わせ、戸外での機動性を高めるもの。クランクの位相が左右同じなのに注目、その先に付いているグリップを持ってグリングリンと漕いでいきます。もはや超合金!

Mini_sd_509Mini_sd_510アイシン精機の電動車椅子プロトタイプ。ジャイロと加速度センサーWiiのリモコンに入っているアレだの組み合わせにより傾斜のある歩道や駅のホームでもまっすぐ進めるのだとか。またレギュラーモデル・TAO LIGHT Ⅱ-mのモーターには電磁ブレーキが仕込まれ、傾斜地でレバーから手を離しても安心6度まで。確実に動くことより確実に停まることのほうが大事なのは電動車椅子も同じこと。バッテリー込で24kgは「やっぱそうなっちゃうのかぁ」、電動/手動切替レバーは左右両方に付いていますが実はどちらか一方だけで出来る要連動ユニットのでちょっと紛らわしい。

Mini_sd_514ニッシン自動車工業の身障者向手動運転システム「Joy Car」。同社のAPドライブを発展させたもので、1本、または2本のレバーでアクセル/ブレーキ及びステアリング操作が出来、既存のクルマに小規模の改修で装着可、主に脊髄損傷で両下肢の不自由な方の運転を助けます。デモ車は陸運局認可第1号、係留した車椅子がそのまま運転席になるそうですが、衝突基準を如何にしてクリアするかが法制上の課題でしょう。以前も書きましたが協調動作の苦手な私は一見原チャリ風の機能統合ハンドルが好きで、健常者向けにこそ売り出すべきだと強く確信するものであります人が思う以上に脚というのは感覚が鈍いのだ。教習プログラムを書き換えなくてはならないのでケーサツは嫌がるだろう。クルマ絡みの展示が他地域のソレと全く見劣りしないあたりに愛知県らしさを感じます。

Mini_sd_512なでなでされているのは大和ハウス工業・扱のメンタルコミット・ロボット「パロ」。SONY「アイボ」シリーズが近未来感を打ち出していたあの空山基ですからねェのに対しこちらは擬似アニマルセラピー用とあって見た目はフツーのぬいぐるみ、それでいて触り方に様々な反応を見せるするところが不釣合いな付けまつげと相まってチト不気味。人員減らされ、給料差っ引かれてカリカリしている看介護職員よりずっと安上がりかも。コヤツを人型に作り直し、「たまごっち」のプログラムをまぶせば介護シミュレーション・ダミーが…そんなことしてる暇があったら現場に人くださいよッ!

Mini_sd_513セラピーといえばこんなのもありました。「A.ヒトラーは会場地下にスーパーウーハーを埋設、その低周波で不安にさせたところへ自らがアジ演説をうつことで聴衆を催眠状態に」「タイのジャングルには豊かに存在する3万~4万Hz付近の高周波がかつて『飛び降り自殺の名所』で知られた高島平では全くと言っていいほど検出されなかった」「CDの出力域は『人間の可聴域に合わせた』もっともらしい理由で下は20Hz、上は2万Hz辺りでカットされている、これは技術の退歩だ。翻ってアナログレコードは理論上CDよりも狭いとされているが、どこかで機械的倍音が出ているのではないか(何れも近藤等則・要旨)」…とまァ、本来聞えない筈の高・低周波が意識に与える効果は少なからぬものがある、ということみたいです。福祉・介護に限らずヨガだのつぼマッサージだのが登場するのは本展ならでは。

Mini_sd_515Mini_sd_516本展で最もアツかったのはココ、陸自第10師団のブースです。画像は何れも「クッキングマシン野外炊具1号(改)、同隊からは「2台あるうちの1台が東北へ行っている」とのこと。私が本機の存在を知ったのは渓由葵夫「奇想天外装備品 ニッポン自衛隊編」ですが実物を見たのは初めて。Mini_sd_517Mini_sd_518一度に200人分の食事を1時間以内で作ってしまうパワーもさることながら、そのメニューの豊富さに見物客の多くが驚いていました。コヤツに対抗できるのは98k様の熊野キャンプぐらいでしょう!このほか同じく被災地で活躍しているであろうソレと同一装備群が所狭しと並べられたほか救助活動の模様を追ったビデオも上映され、福祉車両のような賑わいこそ無かったものの立ち寄る人が途切れることはありませんでした。

Mini_sd_511災害とくれば忘れちゃいけない、画像は日本赤十字社愛知県支部ブースでのAED(自動体外式除細動器)体験講習の様子、こちらも皆さん真剣そのものでした。主人公がAEDを「ボンッ!」とやられていたのは映画「トランスフォーマー リベンジ」でしたっけ?アレを思い出しました。ダミーはたぶんレールダル製、その顔に被さっているのは1方向弁付き人工呼吸マスク。

Mini_sd_520大東亜窯業のごはんがつきにくい茶碗。しゃもじでイイことは茶碗でも、ッてことですよね。これだけで同社は特許を取っているそうで、想像するにどうやって型から抜くかがポイントでは。下に敷いてあるのはシリコンゴム製滑り止め、片麻痺の方は食器を手で支えられず難儀されますのでこういった配慮が大事です。コレはどちらかと言えば一般家庭用、病院・施設用ならトレイ全体を覆うヤツがイイかな。

画像撮りそびれました、今トレンドになりつつある低濃度次亜塩素酸水を、ビッグホワイ・扱の「CELA」は噴霧させます若干の加湿効果もあり。営業は「専用装置とセットで」を強調していましたが既存の家庭用超音波加湿器に入れちゃマズイのかな?

Mini_sd_521ある意味ココが本展の核心、就職・転職説明会ブース。私がいきなり中京圏へ飛ぶ、なんてことはありませんけどね、ミョ~な引力を感じたのは確か。ブースを囲うパーテーションには此度の地震の被災状況・救援活動の模様を捉えた写真パネルがびっしり貼り出されていました。

正直直前まで行こうか行くまいか迷ってましたが、東京・大阪には無い、程よいユルさ加減を楽しむことが出来ましたこの後行ったY's Roadには何も買うものが無くガックリ Mini_sd_522_2会場に大きなブースを構え、福祉用具や住宅改修の紹介・相談にあたっていたなごや福祉用具プラザにつきましてはまた後日改めて記事を起こすことにしましょう。

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2011年5月22日 (日)

FJC施設見学会#4

去る14日、昼食介助に一応の区切りをつけた「ことにして」職場を飛び出し、約1時間自転車カッ飛ばして太平洋へ抜けた寒冷前線へ吹き込む突風に阻まれつつ…日本の気候は最低最悪だ約1年振りの見学会へ行ってきました。

Mini_sd_508Mini_sd_498処は島田市にあるほたるの丘。計画当時は「県下最後の大規模施設」と言われた最近はまた見直され、新設が取り沙汰されているとか特別養護老人ホームで、入所者様に「(人生の最終章は)旅行に出掛けた気分で」と、徹頭徹尾平安調和様の内装が施され旅館を思わせるゴ~カな造りでした。事務局長の案内で館内を回った中で目を惹いたものを幾つか紹介していきましょう細かいことだがAQUOS SHOT、レンズのケラレが目立つなァ

Mini_sd_505外に露出が合ってしまいましたが中はもっと明るいです、のパブリック。「節電策にも」とどの部屋も窓が大きく取られ、空間の広がりを感じさせます、また「心理的によろしくない」とカーテンは一切使わず「首を吊った事例あり」と、遮光は全てロールスクリーンでした。ズリ座位を防ぐ可く座布を工夫した椅子は飛騨産業製その重さに加え床がクッションクロスなので滑りにくいのが弱点、アームレストの突き出し量は「立ち上がりのプッシュアップを助ける」絶妙なもの。座敷スペースは欠かせませんね。画像には写っていませんがキッチンは対面型、勿論車椅子対応。同テーブルの一部は跳ね上げ式で配膳のほか使わないときは畳んで床を広げ、配膳車やソファーの置き場所にもなるとか。副食は厨房で作る一方でご飯はここで炊くそうで、匂いで生活のリズムを演出するのだそうです。夜勤は2ユニットを1人で看る、とのことでしたが双方の物理的連携は配慮こそあれ鶴舞乃城ほど徹底されておらず、局長自ら「ユニット(少人数ケア)の問題は職員が疲弊すること」と発言しつつもそれへの明確な回答はありませんでした。

Mini_sd_506トイレは全個室完備。画像とは左右勝手違いの部屋もあり、どちらの片麻痺にも対応します。広さ自体は910×1820ながら折り戸+フランス落とし個室入り口(画像左端・写界から外れたところがすぐ)が開いていてもコイツを開くことで目隠しになるでフルオープン化、側方からの介助を容易にしています。壁には鉄板が仕込まれ、利用者様に合わせた手すりの追加もOK。このほか行事葬儀もできるゾ会場となる1F・地域交流室脇のトイレには「前屈み姿勢を助ける」前面用跳ね上げ式アームレストも設けられていました。コールのボタンに注目、あの位置は「ズリ落ちても押せるように」ですって。

Mini_sd_504ヒノキの浴槽は「青山式のパクリ、アチラの半値」。防腐剤が塗布されているのでメンテナンスは比較的容易ではないかと思われます。実は入所者様の重症度がじわり上がったことで徐々にアマノのソファー浴槽へ入れ替わっているそうで、「そのための配管は全ユニット完備」と胸を張っていました。つまり利用者様本位を謳ってはいてもソレを守るソフトウェアは存在しない木製浴槽を活かす職員への技術指導の話も無かった、というワケです。Mini_sd_499リフト浴は装置を床にドン、と置くのではなく床を掘り込んで舞台で言うところの「奈落」洗い場との段差を解消、職員用介助スペースも併せて設けられ、シャワーチェアの利便性が重視されていました、いずれにせよ入る人を選ぶシステムでしょう。

Mini_sd_503本施設で力を入れているのは除菌。自然塩と水道水とを専用機器こちらは一般家庭用で生成した次亜塩素酸水生成済のヤツを噴霧する機器なんてのもあるが館内随所に備えられ、手洗いや掃除、汚物消臭に活用しているそうです。衣類はアルカリ水で洗い、次亜塩素酸水で濯ぐ画像では判り難いが、左の洗濯機の上にある小さなモニターがアルカリ水/次亜塩素酸水切り替えの操作盤ので洗剤は基本使わない洗剤臭が無いと「ホントに洗ったの?」と訝しむ御家族様もいるので「演出程度」に入れることもという徹底振り。

Mini_sd_507「私は病院出身で管理大好きですので」画像にピンとキた貴方は鋭い、個室内に設けられたコール操作盤です。通常はスイッチのケーブルを受けるジャックと作動ランプだけじゃありませんか、復旧ボタンがここにあると職員が否応なしに応対せざるを得なくなるんですねェ。隣の巡視・排泄ボタンを押すとそれぞれが履歴に残り!1人夜勤ではあやふやになりがちな勤怠チェックになる仮に利用者様が亡くなられても直近の操作履歴があれば「急なことだった」と言い張れる。特養と言えども見落としがあれば変死扱いになりますものねェと同時に担当職員が後に記録を起こしやすくするためでもある「1処置・1手洗い・1記録」ね。そう言えば私も店のレシート見ながら日記を書くことがあるなのだとか。操作の積み重ねがお金を戴く根拠になり、頑張った人が正当に評価されるであろう点は理解できますが、それはこれまで家族的に行われてきた介護の世界に競争原理・立身出世主義を持ち込むことであり、介護保険の本質・進む方向を指し示していると思います。

全般的印象は「でっかいグループホーム」、まず病院で活かしたくなることが多く羨ましく思った反面、ともすればサービスに人を奉仕させる危うさが、とは被害妄想かなァ。「規則は絶対」と譲らないあたり現場から規則を変えさせることも見越した鶴舞乃城とは対照的でした法人が目指すものにそぐわない利用者様・御家族・職員がいることも…直接的表現は避けていたが。介護保険施設ですので要介護認定こそ大前提ではありますが元気な人が比較的元気なうちに入る、老後の新たな生活ステージを提案する、といった主張がそこここに散見され、障害を負った方の生活再構築を働きかけるのではないあたりに病院・老健との明確な違いを感じました。局長が病院で曖昧なままだった・出来なかったことを実現させたい思い、あまり儲かるとは言い難い介護業務で事業体を如何にして守るかに心を砕いたか、も。

しかしながら職場環境としては魅力を感じませんでしたね、明らかに都会のやり方です。「都会の良さは何でもあるところ・都会のマズさは何でもしてしまうところ←→田舎の良さは何も無いところ・田舎のマズさは何もしないところ」介護のことは一切忘れ、「ここは旅館である」と決めてかかればやり甲斐はあるのでしょうが、事実局長自ら「文句があるなら『自分で会社作れ』と言いたくなる」と本音が出るほど職員の定着は芳しくなく、品川か台場あたりで背広着てた人を引っ張ってきて訓練させたほうがうまくいくのではないでしょうか。職人・ゲージツ家肌の人は間違いなく局長と衝突するでしょ!?上から目線で熟慮に熟慮を重ねたであろう施設・組織運営なだけに現場で職員が考え・決めるレンジは狭いように見えます利用者様の生活パターンから風呂で身体を洗う順番に至るまでマニュアル化、職員間で徹底させるそうな。内容がどうであれ本人の意向を優先させ、もとより「それから先」を考えなくてもいいのである意味当然だが、傍からは。また「法人としては将来高齢者向け住宅を整備、他地域からも仕事をリタイアした人を呼び寄せ、ここを老人の町にしたい」との話もありました。4階ベランダに立つと眼下には新幹線、山の端には空港直接滑走路は見えないが飛行機の離発着は手に取るように判る、と、都会とのつながり・起点は東京であることを意識させるに十分なロケーションでした。

老いが近代・文明を手放していく過程であるとすれば、近代化・文明化が全てを解決すると叫んで止まないととれるほたるの里は真に人生の最終ステージたりえるか?日本全体では同じところへ向かっているように見えても、都会と田舎は進む道が違う、島田の地でそのズレをどうすり合わせるのか?解決には少なくとも1000年かかるだろう…釈然としないものを胸に職場へ戻りました。

「旅館はたまに行くから楽しいのよ、あたしゃ鷹乃台のボロアパートのほうが和むのさ」。

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2011年5月15日 (日)

AQUOS SHOT(スマートでないフォン)

ケータイ替えました。

Mini_sd_486店頭デモ機に「人気機種につき予約受付中」とラベルが貼られているのを見たことがあるのと液晶パネルを手掛けるシャープ亀山工場の操業がストップした、と聞き「早めに動こう」と柄にもなく2年縛りが解ける1ヶ月前に押さえました店主は「ナルホド、スマートフォンではないけどカメラ機能が充実しててタッチパネル、と。確かにあまり数が出るものでもなさそうだし…マニアックなのを狙いましたね」

目下取扱説明不足書片手にタッチパネルと格闘中…別段イイものでもありませんね、肝腎なときほど応答トロイです。電気屋としては可能な限りボタンを排して故障を減らしたかったのではないでしょうか邪魔で邪魔でしょうがなかったプッシュトークボタンが無くなったから、ま、いっか、ボタンやタブのピッチがやたら細かくなるアプリケーションもあったりで、指の太い方には酷な仕掛けです。またフラットデザイン化で液晶パネルを自身で保護できなくなったため、置き場所一つにも神経を使います折り畳み型が流行ったのはあの「開けて・閉める」動作が化粧品と同じだからだと思う。「初期設定を」と買って一晩で保護フィルムは擦り傷だらけ。懐中電灯と一緒に頭陀袋へ、なんて以ての外!

カメラの受光素子・800万→1420万ピクセルは特に「何かが変わった」印象はありません。相変わらずQVGAではピントが合っているのがはっきり判りませんので、従来どおり本Blog用の画像はVGAで撮り、縮小してからのUPになりそうです。AFセンサーがトロいのもこれまた相変わらずやっぱ位相差検出方式でしょ。イメージスタビライザーが使えるのは有難いのですが、効き目を強めると絵がザラつくので三脚ネジ穴が欲しくなります←スマホの普及で100均でも三脚ホルダーが買えるので一応解決。露出補正もいちいちコマンド選択で…ウ~、メンドクセェ!カーソルキーが無くなったせいか感覚的操作を受け付けてくれません。

ケータイで私が多用するのはスケジュール管理機能。ノーマル表示は一覧性に欠けるのでクラシックへの切り替えがオススメ。そしてスロットマシンそっくりな時刻設定は数字をかっちり動かせず、これまたイライラさせられます。開発者はよほど博打が好きなのでしょうあたしゃ農耕民族の末裔でね、不確定要素には期待しない性分なのよ。ワンセグ予約データのコピーが出来ない、コピーしたスケジュールデータの連続ペーストが出来ない→できます。m(_ _)m、セーブの新規/上書が選べなくなったのも技術の相対的退歩、プログラマーの怠慢そのもの。ローテーション勤務としては自動電源ON/OFFもここで出来るようして欲しいところデスクワーカーの皆さん、世の中には起きる/寝る時間が毎日変わる人もいるのですよッ

総じてその取り扱いには意外以上のデリカシーが求められ、間違ってもイナカの体育会系には奨められません、確信を以って言えます。
「ほらね、機械というのは必ずしも自分の思い通りにはならないものさ(A.セナ1992年、インタビュー中にプレスのカメラがフィルム巻き戻しを始め、駆動音が辺りに響き渡ったのを笑って)」

先日の震災を受け、当院事務局から「緊急安否確認に」職員の連絡情報提供を、などとホザいてきやがりました。登録可否は本人判断、とのことでしたので私は当然「否」。入職にあたり個人情報なるものは一通り渡してあるというのにいちいち紙切れよこし「あらためて書け」、ドウデモエェことをシツコく繰り返させるのはデスクワーカーの悪癖です。そのうえ「住民票以外の居場所まで教えろ」に至ってはAppleやGoogleと同じ、イナカ事務のビッグブラザー気取りとの謗りは免れません。スーツ着てパソコンのモニターにへばりついているとあたかも自らに権力が具わったかのように錯覚するのでしょうか?「この仕事に100%の休息はない。如何なるときでも『いざ鎌倉』に備えろ」と入職当時の直属上司から言われ、その努力はしてきたつもりです。また組織の事務手続きは非常に面倒な、スキルとコンセントレーションの要る作業ではありますがそれ自体を自己目的化させてはいけない、管理を奴等の娯楽にさせてはいけない、思わずにおれません。

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2011年5月 9日 (月)

Zebra Light H51/H51F

鬱陶しいことこの上ない「他人の連休」が漸く終わりました私は単休だったのよ、ぼちぼちUPしていきましょう。

Mini_sd_543Mini_sd_446川端様が「イイ」と書いたから売れちゃった?XP-Gを1AAで駆動するL型ライト(ヘッ電)です。私のは両機ともクールホワイト版、本シリーズに限らずニュートラルホワイトLED搭載機は人気ですね。タイトルにもあるようにシールドグラスが通常の透明なものフロスト処理を施したものがあり、合わせて基本同一光源4バージョンが存在します。ライト部全長80.9mm、ヘッド前後長21.9mm、ボディーシリコンバンドがかかる所径18mmΦ、テールキャップ径20.9mmΦ、重量86.5g(eneloop・ヘッドバンド込、実測)。操作法は同ストレート版と全く一緒、Hiスタート/Loスタートがボタンの押し方1つで選べます。

Mini_sd_447Mini_sd_485キッタネェ壁だなァ、は職場某室です。夜勤のお供・EOSとの比較、左がH51、両機とも出力最大・電源はeneloop、壁面までの距離は約20cm。そして川端様のトランプは出力最小、約50cmより。画像では集光しているかのように見えますが肉眼、ことLoでは広範囲をほぼ完全にと言ってイイほどフラットに照らします。ただし複数で連れ立って動くときは相方を眩惑させ易いので注意が要ります。またメガネ使用者はレンズのエッジがやたら光るのがヤカマシく感じられることでしょうコバ塗りすればいいのか?

Mini_sd_546で、こちらがF無しH51・同じくEOSとの比較。フツーにXP-Gのパターンではありますが、ZebraのリフはOPの散らし方が巧くホットSPOTの中抜け(陰り)が目立ちにくいので使っていてケッコウ以上に快適です。

夜勤に持ち込んでみました。夜の病室は案外以上に明るいのでEOSと違ってLoが使い難くつい出力を上げたくなる、フラットなパターンはあまり活きませんでした。戸外、暗順応の進んだ中で目一杯絞って使うのが本分ではなかろうか、と思います。ヘッドバンド及びブラケットがヘナヘナなせいか頭の上では落ち着きに欠け、バンドのテンションを上げるとシリコンのバンド通しが額に食い込んで痛くなるあたり、製品として詰めの甘さを感じますバンドを交換しようにも縫い直さなくてはならないF無しH51は私が病室へ入っていくにはホットSPOT小さ過ぎ・サイドスピルやや広過ぎではありますが、廊下を見回すには十分な飛距離があるため、F付きとの中を取った性格のパターンが…EOSなんですけどね。ただ頭にのせたまま天井射ちが可能な点は通常デザインのヘッ電にはないもので、夜中の体位変換で重宝してますEOSはそのときだけ上下をひっくり返している

EOSのバックアップに使えるかな?とポチしてみましたがそちらへの適正はイマイチで残念。また何か探してみ…こうやって深みにハマッていくのですね。

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