バリアフリー/慢性期医療展2011見てある記・裏ケース会議編
UPが遅れてスミマセン、展示会の続きです。
長野県パトロールの徘徊検知システム「どこいくの検知器」。電源は乾電池と設置場所を選ばない個人宅向けで、認証キーセンサーボックスの隣に転がっているキーライトみたいなヤツがソレを持たない人の出入りだけを検出することで徘徊や空巣の予防に有効だとか。ただ徘徊には商品名が示すとおり「どこ行くの」までで「どこ行った!!?」までは判りません、念のため。あと同居家族はトルコ行進曲アラーム音がコレが嫌になること請け合いでしょう…同社は来場者に「ゆとりも」ロゴの付いたオリジナル・トートバッグをコレデモカ、と言わんばかりに配りまくっていて、場内至る所その海老茶ばかりが目に入ってドーニモナリマセンデシタ。
竹虎ヒューマンケアが出展していた、いわゆる抑制ツナギ。生地は薄く通気が良さそうに見えますが「こんな薄っぺらじゃオムツ破かれちゃう」とイナカ職員から文句が出そう。オムツにせよヒューマニーにせよ異物を強要していることに変わりはありません、そしてその「手出し・反駁」への「防御」も巧妙に強化されていくのでしょうねェ。安静看護はその追求自体がヒューマニティーの敵なのですよッ。
トビー・テクノロジー・ジャパンの重度身障者向け視線入力式コミュニケーション・ツール。随分前に海外の同等システムを紹介したテレビ番組を観たことがありますが、同社のことは初めて知りました。軍用機の照準に使うだけでは勿体無い!
キッズスペースあたりに転がっていそうなタイセイの玩具「エバージョイントブロック」。ナムコ「フォゾンニコ動にプレイムービーあり」を連想した貴方は私も若くない、きっぱりと。昨年のこと、隣町の某病院が催したイベントにスンプレンジャーが来ていた、と聞き「子供を退屈させない工夫は大事だよなァ」とちょっと羨ましくなった実は同じ日に当院のイベントが…ものです。
これまた初めて見ました、3ヘッドのその名も「スーパーブラシ」。ノルウェーのDr.Rolf Barmanとかいう歯医者さんが考案したそうで、3面同時磨きを可能にし効率UPなんだと。世界中の歯ブラシがこんなキングギドラになる日は近い、のか?なぜかこのブラシになかなかピントが合いませんでした。
本Blogでもつるし上げることにしましょう、「だから職員が辞めていく」は一応職場組織の問題を取り上げようとしたのかもしれませんが、そこをどう考え、(管理職が)具体的に手を打つのかはちっとも書かれていません。そうかと思えばいきなり北欧信仰がナンタラ、と話が変わったところで終わってしまう、全く以って紙の無駄使い。文句は髙口ゼミ受けてからにせい!徒に不安を煽るのはデマ宣伝に等しく、また「何故そうなるのか」解らないことを解らないままにしておくのは現場のみならず、著者にとっても不幸なことだと思うのです。
ハッピーおがわの、履き心地のソフトな靴下「ハッピーソックス」。画像のノーガキにもあるとおり締め付けないのにずり落ちないという、なるほどすぐ使いたくなるものではありましたが、1260円かァ…同社の看板商品である高反発クッションをナップサックで使えないか、と訊いたところ「非常に高くついてしまう。切ったり縁を焼きつぶす以上の複雑な加工を施せないのが弱点で、問い合わせこそ来てはいるが」、惜しい。
東経システムの介護保険管理システム「福祉見聞録」デモ風景。最近増えてきたソフトの1つで、オンライン・ストレージが増える中ながらこちらはクローズド。「打ち込んだデータを紙に落とさないと意味を成さなかった」少し前のワイズマンよりはヨサゲ、かな。深夜勤の翌日は休み、等々の条件を予め入力しておけばクリック1発でローテーション表を自動作成してしまう職員の勤怠管理機能にはちょっぴり感動だからと言って役付きになるつもりはないけどさ。ただその説明をしてくれた営業がタバコ臭かった!
日本ビー・エックス・アイ・扱のポータブルトイレ用吸収性中敷袋「慶悠バッグ」。排泄物を固化・密封するだけでなく、生分解性樹脂採用で可燃ゴミとして出せ、そのまま埋め立ても出来るとか。地震被災地は水道がどこまで復旧したのだろうか、と思いながら営業さんの話を聞きましたケッコウかさばるのと、こまめに洗って流せば済むので病院・施設では出番無さそう。手袋型清拭布「アクア」は病院でウケそうでしたが、サンプル貰えず残念。
勿論今年もブース構えてました、のむつき庵からはミョ~にカラフル使い所からして意味無し、なんて言っちゃヤーヨな布製軽失禁パッド「K-Pad」が登場。浜田さん、あてたまま自転車に跨れるヤツもこしらえて下さい、どぉ~もスナップで留めるというのは…。また例によって展示されていたオムツやパッドをイヂリまくってきました。先日のこと、患者様の希望でサイズの大きいリハパンの発注依頼をかけたところ、総務から「まとまった数でなければダメ」と突っ撥ねられました、当院の辞書に「個別対応」の文字は無いのか!
エ~ト、今年からですよね?併催の慢性期医療展は入場当初どこでやってるのか判りませんでした!医療機の展示会なら別口でありますしね。エリアが狭いうえ内容もぱっとせず、HALに至ってはバリアフリーと両方に展示されているという非能率ぶり黒い背広着た営業が4・5人ボケッとつっ立っていた。立派なのは看板だけで「これで何をアピールしようとしているのか?」傍からはイマイチ伝わり難い内容でした講演会・シンポジウムは期間中ビッチリ予定が組まれていたが、身内が集まるだけなら別にインテックスでなくても…。
カメラのバッテリーがあがってしまったので本記事はココまで。各地でイベント等の取り止め・延期が相次ぐ中、本展が無事開催されたことを大変嬉しく思います。「事業復旧優先」と協賛金が集まらなかったり某花火大会は地震でなくてもそれが慢性化していたので休むにはいい口実ではなかったか、と勘ぐってしまった、域外からの観光収入頼みだったりしますと「不採算必至」等々の事情が、と言ったこともありましょうが、「経済は感情で動く」直接の動機が自粛だとしたら非常にマズイ。皆さんそこにすぐ気付き、各々の本分を全うせんと動き出したのはイイ傾向だと思います。数限りない不幸の一方でめでたいことだってあるわけで、どっちがどっちという比較論ではありません。また今回もXS30 ISのバリアングルモニターが威力を発揮、同時にAFセンサーのトロさには悩まされました。
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