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2011年4月29日 (金)

バリアフリー/慢性期医療展2011見てある記・裏ケース会議編

UPが遅れてスミマセン、展示会の続きです。

Mini_sd_460長野県パトロールの徘徊検知システム「どこいくの検知器」。電源は乾電池と設置場所を選ばない個人宅向けで、認証キーセンサーボックスの隣に転がっているキーライトみたいなヤツがソレを持たない人の出入りだけを検出することで徘徊や空巣の予防に有効だとか。ただ徘徊には商品名が示すとおり「どこ行くの」までで「どこ行った!!?」までは判りません、念のため。あと同居家族はトルコ行進曲アラーム音がコレが嫌になること請け合いでしょう…同社は来場者に「ゆとりも」ロゴの付いたオリジナル・トートバッグをコレデモカ、と言わんばかりに配りまくっていて、場内至る所その海老茶ばかりが目に入ってドーニモナリマセンデシタ。

Mini_sd_452竹虎ヒューマンケアが出展していた、いわゆる抑制ツナギ。生地は薄く通気が良さそうに見えますが「こんな薄っぺらじゃオムツ破かれちゃう」とイナカ職員から文句が出そう。オムツにせよヒューマニーにせよ異物を強要していることに変わりはありません、そしてその「手出し・反駁」への「防御」も巧妙に強化されていくのでしょうねェ。安静看護はその追求自体がヒューマニティーの敵なのですよッ。

Mini_sd_455トビー・テクノロジー・ジャパンの重度身障者向け視線入力式コミュニケーション・ツール。随分前に海外の同等システムを紹介したテレビ番組を観たことがありますが、同社のことは初めて知りました。軍用機の照準に使うだけでは勿体無い!

Mini_sd_466キッズスペースあたりに転がっていそうなタイセイの玩具「エバージョイントブロック」。ナムコ「フォゾンニコ動にプレイムービーあり」を連想した貴方は私も若くない、きっぱりと。昨年のこと、隣町の某病院が催したイベントにスンプレンジャーが来ていた、と聞き「子供を退屈させない工夫は大事だよなァ」とちょっと羨ましくなった実は同じ日に当院のイベントが…ものです。

Mini_sd_462これまた初めて見ました、3ヘッドのその名も「スーパーブラシ」。ノルウェーのDr.Rolf Barmanとかいう歯医者さんが考案したそうで、3面同時磨きを可能にし効率UPなんだと。世界中の歯ブラシがこんなキングギドラになる日は近い、のか?なぜかこのブラシになかなかピントが合いませんでした。

Mini_sd_457本Blogでもつるし上げることにしましょう、「だから職員が辞めていく」は一応職場組織の問題を取り上げようとしたのかもしれませんが、そこをどう考え、(管理職が)具体的に手を打つのかはちっとも書かれていません。そうかと思えばいきなり北欧信仰がナンタラ、と話が変わったところで終わってしまう、全く以って紙の無駄使い。文句は髙口ゼミ受けてからにせい!徒に不安を煽るのはデマ宣伝に等しく、また「何故そうなるのか」解らないことを解らないままにしておくのは現場のみならず、著者にとっても不幸なことだと思うのです。

Mini_sd_454Mini_sd_464ハッピーおがわの、履き心地のソフトな靴下「ハッピーソックス」。画像のノーガキにもあるとおり締め付けないのにずり落ちないという、なるほどすぐ使いたくなるものではありましたが、1260円かァ…同社の看板商品である高反発クッションをナップサックで使えないか、と訊いたところ「非常に高くついてしまう。切ったり縁を焼きつぶす以上の複雑な加工を施せないのが弱点で、問い合わせこそ来てはいるが」、惜しい。

Mini_sd_449東経システムの介護保険管理システム「福祉見聞録」デモ風景。最近増えてきたソフトの1つで、オンライン・ストレージが増える中ながらこちらはクローズド。「打ち込んだデータを紙に落とさないと意味を成さなかった」少し前のワイズマンよりはヨサゲ、かな。深夜勤の翌日は休み、等々の条件を予め入力しておけばクリック1発でローテーション表を自動作成してしまう職員の勤怠管理機能にはちょっぴり感動だからと言って役付きになるつもりはないけどさ。ただその説明をしてくれた営業がタバコ臭かった

Mini_sd_479日本ビー・エックス・アイ・扱のポータブルトイレ用吸収性中敷袋「慶悠バッグ」。排泄物を固化・密封するだけでなく、生分解性樹脂採用で可燃ゴミとして出せ、そのまま埋め立ても出来るとか。地震被災地は水道がどこまで復旧したのだろうか、と思いながら営業さんの話を聞きましたケッコウかさばるのと、こまめに洗って流せば済むので病院・施設では出番無さそう手袋型清拭布「アクア」は病院でウケそうでしたが、サンプル貰えず残念。

Mini_sd_463勿論今年もブース構えてました、のむつき庵からはミョ~にカラフル使い所からして意味無し、なんて言っちゃヤーヨ布製軽失禁パッド「K-Pad」が登場。浜田さん、あてたまま自転車に跨れるヤツもこしらえて下さい、どぉ~もスナップで留めるというのは…。また例によって展示されていたオムツやパッドをイヂリまくってきました。先日のこと、患者様の希望でサイズの大きいリハパンの発注依頼をかけたところ、総務から「まとまった数でなければダメ」と突っ撥ねられました、当院の辞書に「個別対応」の文字は無いのか!

エ~ト、今年からですよね?併催の慢性期医療展は入場当初どこでやってるのか判りませんでした!医療機の展示会なら別口でありますしね。エリアが狭いうえ内容もぱっとせず、HALに至ってはバリアフリーと両方に展示されているという非能率ぶり黒い背広着た営業が4・5人ボケッとつっ立っていた。立派なのは看板だけで「これで何をアピールしようとしているのか?」傍からはイマイチ伝わり難い内容でした講演会・シンポジウムは期間中ビッチリ予定が組まれていたが、身内が集まるだけなら別にインテックスでなくても…

カメラのバッテリーがあがってしまったので本記事はココまで。各地でイベント等の取り止め・延期が相次ぐ中、本展が無事開催されたことを大変嬉しく思います。Mini_sd_450「事業復旧優先」と協賛金が集まらなかったり某花火大会は地震でなくてもそれが慢性化していたので休むにはいい口実ではなかったか、と勘ぐってしまった、域外からの観光収入頼みだったりしますと「不採算必至」等々の事情が、と言ったこともありましょうが、「経済は感情で動く」直接の動機が自粛だとしたら非常にマズイ。皆さんそこにすぐ気付き、各々の本分を全うせんと動き出したのはイイ傾向だと思います。数限りない不幸の一方でめでたいことだってあるわけで、どっちがどっちという比較論ではありません。また今回もXS30 ISのバリアングルモニターが威力を発揮、同時にAFセンサーのトロさには悩まされました。

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2011年4月20日 (水)

バリアフリー/慢性期医療展2011見てある記・車椅子&メカヲタ編

Mini_sd_448最終日に行ってきました、インテックス。「どこぞの原発よりも目の前のタバコだよなァ」会場敷地は煙が充満し、およそ人の居場所とは呼べませんでした医療・福祉業界はタバコに甘過ぎるが、そこで引き下がっては来阪の意味がありませんので汚染承知で突入…毎年見ていますとネタの重複が多いのでそれらは端折り、なるべく新しい・細かいものを重点的に取り上げてみました。

Mini_sd_472マツナガも遂に出したフルカーボン!画像の状態で7.4kg(公称値)。フレームデザインは同D-MAXとほぼ同じパンテーラX同様軽量化のため所謂「飛び道具」で組まれているのに注意で今秋発売予定。リサイクル困難なCFRPは医療・福祉業界に何をもたらすのでしょうか。

Mini_sd_471OXエンジニアリングの新型電動車椅子「GW-E」。後ろに提げている箱にバッテリーが収まり、バイク屋らしくスマートにまとめ上げようとしたどうしてもゴツくなりますものねェ跡が窺えます。リンク先にもあるとおり電動アシストなど仕様のカスタマイズも可能。場内を行き来する車椅子もOX製が多いように感じられました。

Mini_sd_473Mini_sd_475コレ、何だと思います?車椅子生活者が「気軽に」外出できるよう開発された、オサムファクトリーの電動自動車「Active 23」。御覧の通りまだ習作、その大きさはおよそ気軽とは言えません。ミニカー登録を目指しているのだとか。みんな、乗りたくなるかなァ?クルマで一番手間取るのはエンジンの開発。電気自動車の普及は異分野からの新規参入を促す、と経済評論家は仰るようですが…昨秋のH.C.R.にも登場していたワイディーエスには簡単な屋根が付いていました。

Mini_sd_476Mini_sd_480車椅子とくればクッションも大事。画像左はジェイスリープ(パシフィックウェーブ)のゲルタイプクッション「ジェルトロン」。感触は「ウニャッ」としたもので、ゲルパッドにありがちないやらしい反発力は薄まっているようでしたが、短時間ではよく判りませんでした。そして右は…スミマセン、出所見てませんでした。密度の異なる硬軟2パターンを半々に配することで脚漕ぎをする方には軟らかいほうを前、ズリ座位予防にはその逆、と方向で使い方を選べるもの。最大の問題は「私が見ない・聞かない・感じないものは存在しないのよッ!何か文句あるのッ」と居直るオバサンがカバーの被さった表示こそあるが同品を理解できるか、でしょう。

Mini_sd_461「ココまでキたか」ある意味本展の目玉!?弓立(厦門)医療用品有限公司が出展していた医療用放射線防護服。福島の事故を受け携帯線量計ともども引っ切り無しに問い合わせ客が訪れていました。よく思うのですが幾ばくかの数値を示したところでそれが此度の事故のものか、もとより自然界にあったものか、過去の核実験で撒き散らされたものか、はたまた機器固有のハンチングやオフセットなのかを素人が即座に判別できるのか?今私たちが問う可きは線量の多寡よりも「本来無い筈のものがなぜそこに有るのか・何がそうさせたのか・誰がそれを許してきたのか」でしょ放射性物質・放射線=絶対悪ではないし、地球上の生き物は皆少々は耐性があって、なんて当然至極…被災地から離れているから言えることだが

Mini_sd_470Mini_sd_469「ホホォ」と営業さんと話し込んでしまったのが近鉄スマイルサプライ・扱(仏ラックヘルスケア)の電動立ち上がり補助機構付車椅子「スタンドアップチェア ジョイ」。立ち上がりでフツーの車椅子ならフットレスト高さを調節する6角ネジ頭のトコが石突となって荷重を受けるのでフットレストを跳ね上げる必要がありません。画像のヤツは「展示会前日に着たばかり」という新型、基本仕様は同じながらフレームの一部が鍛造部品に置き換わっていました。レンタル料は月額2000円フツーの車椅子ならダスキンで月額350~500円くらい、介護保険料2割負担の話が出ている昨今二の足を踏みそうですが「脊椎損傷など車椅子生活ながら自立度の高い方にとっては生活環境をなるべく変えないためにも…視点の変化は気持ちに与えるものも大きいのでは。そこを解って貰えればかけがえのないものになるだろう」。複雑なフレームワークとモーター&バッテリーで重量は27kg!エッチラオッチラ漕いでいくには気合が要るかも。若干のアジャストが可能とはいえ私で丁度イイくらいでしたのでの身体の小さい人用があれば尚良かった。

Mini_sd_465マツ六の手すり「BAUHAUS フリーRレール」。チューブを現場で任意に曲げることで文字通り柔軟な設置が可能。「なァんだ、これでいいじゃん」同社製にもある複雑なジョイントが要らず、手や袖口が引っ掛かったりしませんまたヲタなハナシだが、空技廠が機械的リンケージをユニバーサル・ジョイントで繋いでいたのに対し同時期のアメリカ機はその多くがスプリング・ジョイントで済ませていた話を思い出してしまった

Mini_sd_477Mini_sd_478こんなに手広くやってたとは知りませんでした、のPanasonicパナソニック電工ライフテックが地元とあってH.C.R.とは明らかに異なる、東京のアロン化成への対抗意識むき出しな展示内容。画像は新型ポータブルトイレ「アウーネ」。ポットを外すと中に見える天井用換気扇の羽みたいなところをバヨネットよろしく捻ってガコン、ガコンやることできめ細かく高さが変えられるそうなアロン化成はレベルアジャスターで高さも調節している。ただしソコのガタで全体がギシギシ軋むのが気になりました。そして右半分がそのままリクライニング介助車になっているイカレたギャッチベッドなんてのも登場。Mini_sd_481マットレスはちょうど背骨があたるところで真っ二つに割れている奇天烈な専用品普及のネックになること請け合い、サイドレールはそのまま介助車のアームレストになります。ベッドとしての背上げは勿論電動ですが介助車のソレは手動通常のリクライニング車椅子と同じ作りで、床に近い低いところから「ヨッコラショ」。見物客画像中央下・頭頂部だけ写ってるネ~チャンからは「コレ低いわァ~、腰にくるわァ~」とツッコまれ、営業さん画像左・眼鏡のニ~チャン苦笑してました。

Mini_sd_483新光産業の寝室用木製耐震シェルター「WOOD・LUCK」。木材とボックス状金属性ジョイントで室内にもう1つ箱を作ってしまうことで家屋の倒壊から守る、というもので、ベッド一体型と通常のベッドを中に入れるシェルターのみに大別され、レギュラー・サイズのほかオーダーメイドも可。見るからに頑丈そうではありますが昔ながらの1尺モジュールではベッドの設置場所≒ワーキングスペースに制約を受けそう。危機管理産業展でも出るかな?

ネタを絞り込むつもりが画像たくさん撮ってしまいましたので続きを「裏ケース会議編」として後日改めてUP致します。Mini_sd_451本記事最後は地元で視覚障害者を支援する社会福祉法人・日本ライトハウス情報文化センターのブースに備品として置かれていたライト達、「アハハ」な品揃えでした。

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2011年4月14日 (木)

日本陸海軍の特殊攻撃機と飛行爆弾

98k様に対抗し!?本のご紹介。

Mini_sd_445キ115剣の資料を探していたところ解り易いのがタイミングよく発刊されていましたので高額にもかかわらず4515円!そのうえ厚くて重いのだ。よほどのパラノイアでなければ立ち読みで十分買ってしまいました。特攻専用に開発、或いは改修された航空機彗星43型や震天制空隊は他所のほうが詳しいのでそのあたりはサラッと流し…はもとより、ドイツと並んで盛んに研究・開発されていたという誘導爆弾、航空爆雷、忘れちゃいけない風船爆弾に至るまで、のた打ち回る大日本帝国が苦し紛れに繰り出した「トバシてブツケるヤツ」を網羅したジリ貧のオンパレード本です。機体解説は勿論のこと、戦歴のページでは日本側の資料ではまず知ることの出来なかった梓特攻隊の「戦果」やキ167桜弾機の被撃墜記録など、海外での地道な取材の跡が窺えます。また序章で思想的背景に触れている点も抜かりがありません。

一気に核心へ参りましょう、私は元・皇国臣民達へ問わずにおれません。
「何人死んだ?」「仕方がなければ何やっても許されるのか?」
てナワケで、個々の兵器についてノーガキを本記事で改めて書いたりはしません、ドウデモエェからです。特攻の戦術的問題(欠陥)・連合軍を震撼させた狂気性もそれこそ他所で「コレデモカ」なまでに論じられていますしね当時の指導者層にしてみれば天皇制・国体護持に名を借りた自世代中心主義、といった側面もあったのでは?とはあくまで想像。2・26事件以後、第2・第3の昭和維新を封じるべく彼等は「知恵」を搾ったのではなかろうか

病棟の増設に次ぐ増設、あっちの街にグループホーム、こっちの町に小規模多機能…当法人の拡大路線は程度こそ違えどさながら21世紀に蘇った大東亜共栄圏ですまったくもう、子供は親の悪いところばかり真似するんだからッ!。職員の応募があってもその拡大ぶんをカバーしきれず、それ以上に相次ぐ退職新施設への異動だってあるで一般棟の人員基準をクリアできないため「手厚い看護」の名目で入院数を調整、病室はガラガラです。勿論患者様減=収益減ですので給料は差っ引かれる一方!看護職は法律で守られていますからまだイイですよ、「もっと減らせる!」介護職は?フロアの機能は分数で決められません。日勤の介護は多くて3人コレでも他よりはまだ多いかな。パートの看護はゾロゾロいるが、ほとんどは午前中だけ。フルタイマーは「0.5人を1人ということにされてはたまらない」と常々ボヤいている、遅番廃止で夕食介助→搬送・移乗の時間を1人にされてしまった看護は2人いるが力になるかとは別のハナシ今、「次は誰が潰れる?」「○○だろ」「だな」と副主任と話し合ってしまいましたそりゃ仕事だから何とかしてみせるわよッ!。介護を特攻機扱いするつもりか?介護ロボット飛行爆弾ね導入は案外早かったりして。

「何人辞めた?」「仕方がなければ何やっても許されるのか?」

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2011年4月 8日 (金)

Smart RL-321R

Mini_sd_443去る2月のこと、Smartの新型テールライト・RL-321Rが日本上陸を果たしていたのでポチしました、0.5W LED2発を2AAAで駆動します。目玉が2つギョロッとしたデザインはイマドキのクルマ好きに受けるかな?リフレクターの機能はありませんので厳密には別にソレを設けるか、自転車に跨っている間本機を点け続けませんと道交法に抵触します。

Mini_sd_441ボディーに見えるところがホントは電池室蓋、なのはSmart恒例。本機は弁当箱のようにランプ部を抱え込みます。開閉の度にツメがパッキンに引っ掛かるのがクセモノ、長期の使用で傷んだりしないか不安です。スイッチは外に出ましたがタッチは硬く、ウィンターグラブの上からでは指が狙いを外し易いのに加えしっかり押し込まないと「カッチン」というクリックで作動するわけではないFenixのスイッチでよくある症状のが難点。その「グイッ」押しを繰り返すことでDancing(点滅AMラジオを近づけるとノイズが踊って気分はKRAFTWERK♪)→1灯点灯→2灯点灯→OFF、私は点滅しか使いませんので止めるのに3回も押さなくてはならず、押し難さと相まってなかなか以上に面倒です。ここはインスタントOFFかリジューム機能が欲しかった。ランプ部は上下、はめ込みに方向を選びませんが、Smartロゴのある方を上にするのが正式。

Mini_sd_440Mini_sd_442RL-307R(以下「307」)との比較。両機とも電源はアルカリ、壁面までの距離は約20cm、パターン中心はトンでしまいました。307はレンズで真後ろに飛ばしつつプリズムパネルで広範囲に散らしている7発あるLEDのうち4発を横に向けてあるのに対し、本機はその外観から想像されるとおり指向性が非常に強く、真後ろ以外はホントに見えているのか?と不安になります。が、実際には真横から後ろ、かなり広範囲でパカパカ目立ってくれ、チップ型LEDの光が拡散する特性は案外活かされているようです。

ランタイムは…0.5Wを2つも使うとさぞや電気を食うだろう、と思いきやさに非ず。ただ電池の放電特性が素直に出るらしくマンガン・アルカリはダラ落ち、eneloopは消耗してからの出力ダウンが急激307+eneloopはダラ落ちで、気付かぬうちに電池をイジメかねません。「普段使いに」とNi-MHを組み合わせるダイソーなら1本105円から買えますものね、イイ世の中になったものですのは注意が要るか、と。また消耗しますと2灯点灯が勝手にDancingに切り替わってしまいます、なぜなんでしょうね?じっとしていられない、とか

Mini_sd_444ブラケットは従来機と共通、どんなにクランプねじをギュウギュウ締めても菊座が簡単に動いてしまう、いつもどおりの仕様。東京サンエスオリジナルと称する横位置用クイックシューも同梱されていました、「F」という刻印からどうもSmartのフロントマーカーライト用のようです。こちらを使ってシートポストへ括り付けると内股に当たりますのであまり意味がない、とは言い過ぎでしょうか。

前作・RL-317Rが307と本機の中間形、点滅間隔の長さは些か不安になるものの外観から効果をイメージしやすいものだったのに対し本機ははっきりデザインを割り切ってきました。コリメーター集光が本当に有効なのかは点けていて正直「???」ながら電源はそのままにパワーは確実に上がっており、こちらも古い考えを改めていく必要があるのかもしれません。

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