6施設合同 介助技術セミナー
去る11日、大井川福祉センターほほえみで催された複数事業所連携事業セミナーへ行ってきましたK副主任、ローテ調整アリガトね。発表するや否や申し込みが殺到、受付担当は1ヶ月ほど前「人数調整が要るかも」とボヤイていました…ニチイ学館のチカラですねェ~。
講師を務めるは知る人ぞ知る人間考学研究所の岡田慎一郎氏、受講は約1年ぶりです運営元締めを請け負った某施設は誰一人として氏のことを知らなかった!ので私が事前に説明することに…。前半は「古武術は決して魔術ではない」と古武術や格技、はたまたおじいちゃん・おばあちゃんの野良仕事の動きを通じて技術の手前にある身体運用の見直し。人間の立位保持で最も重要なのは股関節の動きだが、座敷の正座から椅子に腰掛けることがメインになった現代人のソレは危機的状況にあるそうな。併せて前回もやった肩甲骨を開く等々の動きや掌側と甲側とで出せる力の違いを体験したり、と意識してより多くの関節・筋肉を動員して負荷を減らしていくヒントの1つが古武術にあった、というお話勿論コレは介助動作に限らず日常生活全般で活かせる、とも。後半は受講者から個々の事例について質問を受けながらそれぞれについて有効なアプローチを探っていきました。「どんなものか見に来た」ゆうゆうの佐藤・安藤OTは持ち帰って活かせるものがあるか、真剣且つクールな眼差しを投げかけていましたよ。
本会は就職ガイダンスも兼ねていましたが「全く応募が無かった」とのこと、企画サイドとしてはアテが外れて残念だったようです。御家族の介護をされている方と仕事にしている人とでは身体運用・介助技術、ひいては関わり続ける困難さへの考え方・感じ方に違いがあるのかもしれませんね。
…
自戒の念を込めて…この際ですからついでに書いちゃいますと、イナカ介護の枕詞は「因循姑息」「蜀犬日に吠え呉牛月に喘ぐ解らない貴方は辞書を引こう」今後も現場で戦う気があるのなら青山・岡田・福部3氏の介助技術ぐらいはきちんと身につける可きです。それとも「もう腰痛いからケアマネ」になりますか?
更に、無慈悲ではありますが介護福祉士学科試験を間近に控えた同僚を応援する気にはなかなかなれません。なぜなら資格が仕事の質を担保するものではないことに多くの人が、そして私も気付いてしまったから、です名称独占資格ですしねェ、そりゃ非現実的なまでの講習期間を設けようとするわけだ。現場の疲弊は彼(女)等の責任ばかりではないにせよ介護福祉士が世間から「ソンナモノ」と見られるのは、適性を欠いているとはいえ「そこを何とか出来ないか」と世界の端っこに食いついている私にとって堪え難い屈辱なのですよ診療報酬が法律で決まっている以上、有資格者が増えるのはそのままテメェの分け前が減ることでもある。
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