天文年鑑/天文手帳 2011年版
天文手帳の入手が遅れ水道橋の誠報社は同書取扱を止めたそうな。実は一緒にビクセンのカレンダーが欲しかったのでいちいち東京まで出かけたのだ、UPも年末ギリギリになってしまいました。
天文年鑑の表紙を飾るは去る1月15日の金環食、一方の天文手帳はM8・干潟星雲です相変わらず時の止まった装丁ですナ。天文年鑑巻頭のホットトピック・コーナーでもはやぶさ帰還が2ページに渡り紹介されています。ただし「微粒子群がイトカワ起源と判明」のJAXA公式発表は間に合わず本書では「~ものであれば~期待されている」のまま、はやぶさ物語はまだ現在進行中であることが実感できます。さァ、来年は何が起きるでしょうか…
- 1月 4日 木星が天王星の南0°34′を通過
- 5月 1日 火星が木星の北0°24′を通過
- 5月 11日 金星が木星の南0°37′を通過
- 6月 6日 部分日食(北陸~北日本のみ)
- 6月 16日 皆既月食(月没帯食)梅雨じゃないの…
- 8月 4日 27P/クロンメリン彗星が近日点通過
- 9月 30日 火星によるHIP42164(7.5等)の掩蔽
- 10月28日 45P/本田・ムルコス・パジュサコバ彗星が近日点通過(条件悪コレはいつものことのような)
- 12月10日 皆既月食また年末低気圧に襲われるのか?
- 12月24日 C/2009 P1ガラッド彗星が近日点通過
…向こう1年、皆既月食以外は地味なものばかり追いかけることになるでしょう。ただし月相こそ悪条件ながら10月りゅう座(ジャコビニ)群はダスト・トレイル理論に基づく活発な出現が予想されていることから要注意です。彗星は希望的観測で取り上げました書くことが無くなってしまう。何れも暗いものばかりその筋に言わせれば「明るいほう」ではありますが、クロンメリン彗星・前回回帰時の写真は「彗星と言えばアレ」星に興味を持ち始めた頃の私の脳裏に強く焼きついておりえェ、そういう歳です…、是非夏空の下で見つけてみたいものです。惑星の会合はいつもどおり、5月の未明東天に注目です。
毎度ながら晴天祈願!
短時間でもガイド撮影が出来ればBlogの画像も見栄えが良くなるのでしょうが、現在入手可能なポータブル赤道儀のデザインの醜悪さは目を覆わんばかり。しかしながらノータッチで済ませるのなら相応の精度が求められますし、カメラ三脚のたわみなど気にしだした日には…結局フツーに望遠鏡を載せるヤツに落ち着いてしまうのでしょうか。嗚呼、五藤「スカイグラフ」の昔が懐かしいこだわらなきゃコレでも十分だけどさ。
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