Canon PowerShot SX30 IS
実は夏に幕張でCX3をなくしてしまいまして同展は全てケータイで撮っていた。
同機を手にして「デジカメも進歩してるなァ…」というワケで飛行機と月と展示会を撮るために先日買っちまいました。PowerShotシリーズ最新型、1眼レフのガワにビデオカメラをブッ込んだようなヤツですハイビジョン動画、そのうち気が向いたら撮ることもある、かな?仕様をつぶさに見比べるとG12のほうがちょっと賢く出来ていて、そこが価格差になってるみたい。ボディーはα100を一回り小さくしたくらい、それでもコンデジからすればずっと大きい…携帯性云々の話はどこへいってしまったのでしょうか???
エ~、念のため言っときますと私が撮る画像はメモ書き程度、決してクリエイティブな写真など狙いませんヨ。^^ 超音波モーターの動きは「ニィ~~ン」といったもので、EFレンズのように「シュンッ」とはいきません。キー&ダイヤルは「ほぼ見たまんま」コンデジよりもずっと感覚的な操作が可能で、昔から1眼レフ使ってきた方もすぐ覚えられると思います。シャッターショックが手にほとんど伝わってきません1眼レフのミラーショックにしても手にあまり伝わってこないのはキヤノンの伝統のでどこでおりるのか判り難くくなることがありますが、これも慣れでしょうか。ボディー前面の樹脂の感触がヒジョオ~に安っぽいのはもうちょっと何とかできなかったのかな?三脚ネジは是非レンズ光軸の真下に切って欲しかった。あと本機を使ってみたいとお考えの方は67mmフィルターアダプターを一緒に購入されることをお勧めします。
電子ビューファインダーは見掛視界が非常に狭く、光学式ファインダーに慣れた目には違和感が強いこちらでも撮った画像のプレビューが可能ため今のところ撮影のほとんどはバリアングルモニターを使っています四半世紀前のプログラムバックなど本機の足下にも及ばない。展示会で人垣越しに撮るとき以前ならノーファインダーダメもとでエイッ、だったのがモニターをあおることでカメラを高く掲げたまま「あッ、イカン。撮り直し…」が出来るようになりました。月は構図を決める際首が痛くならず、三脚を低くおさえやすいので振動対策にも有効。持ち運びで角突きが心配な液晶パネルを内側にしまっておけるのも安心ですね。
初陣は過日のCYCLE MODEでした。マクロ機構こそあれ展示品を眺めるような中途半端な寄りが苦手?ウロウロした末止まってしまうことがしばしば、意識して近づいたり引いたりして試行錯誤を繰り返しました。後日自宅であちこちレンズを向けてみたところ大抵のところはピントが合うので「アレはそういう条件だったのかなァ??」。
12月21日に皆既月食がありますので望遠を使ってみたかったのも本機を選んだ理由の1つ。画像サイズはスモール(VGA)・ノートリミング、ピント及び露出はマニュアル、UPに際し0.5ピクセル・100%のアンシャープマスクをかけました構図はセルフタイマー作動中の日周運動量を見越して決めた、つもり。ミラーアップが無いので思ったほど難しくはなかった。月の視直径は約30′(0.5゜)、撮像面には焦点距離の1/100に写ります。本機のズームレンズは最望遠が150mmですので135換算840mm相当とは約1.5mmの像をデジタルズームで拡大している、ッてことですよね、解像力はともかく大きさだけならここまでイケます。飛行機は…まだまともに撮れてません、トホホフレーミングアシスト機能があるのに。
多機能を低次元でバランスさせた?本機は言うなれば「MTBルック」みたいな感じで、同じことをEOSやαでやろうものなら一気に自転車1台コースです。イマドキの同価格帯機はどれも似たような電気的機能を持っていますが、本機が持つビデオカメラ並みのズーム比はケータイやコンパクトではカバーしきれない守備範囲の広さをもたらし、それらから一歩進んだ本格的1眼レフへの橋渡し役は十分に果たせているのではないでしょうか。
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