patagonia M10
ズボラな私はナップサックの上からレインウェアを羽織るので釣具屋で買ったシマノは大きさが足りず、ショップのオヤジの奨めもあってデッカいサイズを店頭で確かめられた本品を選びました。パタゴニアの最軽量・登山用レインウェアです。おかげでグラブと袖とのオーバーラップを十分確保できるようになりました。
天気に関係なく雨具を携行するので「コレで3レイヤー!?」な軽さはきわめて「重」要です。走っていて何となく風を感じるのはその軽さなのか透湿性なのかは判りません。かといって涼しいかと言えばそうでもない、裏地のメッシュは胸から下の前面~ベンチレーターの設けられている腋窩周囲にしかなく、腕は汗でピットリくっつくのでこと夏は暑いです。前合わせのジッパーはYKKとは左右が逆、ドローコードの引っ張り方も癖があり、ともども慣れを要します。袖口は私にはかなり大きく、ベルクロバンドがたくさん余りベロンと遊んでいますのでソイツを留める分をそのうち追加(接着)するつもり。実はパンツも一緒に買いましたが腰を絞るコードが無くズリ落ちる、裾は絞れるが脛は風を孕んでバタツきやすい、ともともと専用ではないため自転車で履くには改造が必要で、今は放置状態です。
ウ~ン、自転車乗りにとってレインウェアというのはこんなモノじゃありませんよねェ。透湿性は以前98k様のトコで「GORE-TEXでもたかだか3%」との指摘があったとおりで、否定はしませんが現実問題「あってないようなもの」。理想はまるで傘を着ているような、雨は除けても風は通り抜ける…ポンチョも悪くありませんが私のTK40はどこに括り付ければ?そりゃ傘差し運転がなくならないわけですよ。
クルマであれ自転車であれ、その日常度を決定付ける因子は「通勤で乗る」「雨でも乗る」の2つに尽きる、と言い切れます。そして通勤は仕事の一部であり行った先でする仕事こそが眼目。自転車は雨の日のトランジッションで不便することが多く、日本の仕事環境はその多くがいまだ自転車への適性を欠いたまま、と言わざるを得ません。裏を返せば雨の自転車通勤を如何に安全・確実・快適にするかが将来、否応なしに訪れるであろう低炭素・低消費・地産地消社会へ緩やかにシフトさせる契機となる、とは大袈裟でしょうか。
どなたか、自転車周囲に張って雨をしのげるフォースフィールド、なんてのを開発して下さいませんでしょうか?ダンプカーは勿論のことデスラー砲をも撥ね返せる強力なヤツをね!
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