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2010年4月 3日 (土)

変質車 その1・丸石 Emperor 701XT

Mini_sd_068 ウ~、ババッチィ!タイトルが示すとおり趣味で買った最初の自転車。丸石がエンペラー・イエローかつてのソレより赤味が抜け軽い印象を与える。自然光で映える色だを復活させた1993年モデルで、後に「-R」を付けたプライスダウン版が出ることになる701XTの初期限定版です。2度に渡る大幅なパーツ差し換えを経て先日退院、本記事に見る状態に落ち着きました。陣馬街道を駆け上がり和田峠から小仏峠を縦走したり、以前住んでいた三多摩から実家までの200km余を走破したり、土手でドテッとサブッコケたり、JKと正面衝突したり…と、様々な思い出が刻まれています。

Mini_sd_066_2Mini_sd_063_2どうもXTは「クロス・ツーリング」の略らしく、輪行を絡めたパスハンティング的使い方を念頭に開発されたもののようです当初はフラットバーにSAKAEの前上がりステム、タイヤはIRCの廉価版クロスバイク用センターリッジ&ブロックパターンだった。重く、一部ラグが浮いてるトホホフレームはBB下がりが少ないのでオンロードとの相性はイマイチです。ホイール・クリアランスは大きく取られていますがこれでもフェンダーを外さずに峠を走った際、赤土の霜融けがメッチリ詰まってホイールがロックしてしまいました。Mini_sd_065 外観上の特徴である、「ハンドル以外のなるべく近いところで、ということ?」トップチューブにマウントされたWレバーは角度によってはシフト操作がしづらく、立ち漕ぎで膝に当たるため全く以てヨロシクアリマセヌSTI若しくはバーコン化させてマイクロアジャスターに置き換えても横方向への突出量はほとんど変わらない点に注意。そう言えばトップチューブ3連ワイヤーは当時MTBで流行りましたね。

Mini_sd_064改修のポイントはココ、前ブレーキケーブルのアウター受けをフォーククラウンへ移設しました。ヘッドチューブが長く、上ワンの位置が高いことからハンドルを低くしようとすると上ワン用アウター受けからではケーブルをハンドルに這わせづらく、アウターケーシングがバーテープを引き裂いてしまうことへの対策です。フェンダーとの干渉を避けるためDIA-COMPE 1281-Fはセーフティー・フックを切除、更にインナーワイヤーの通る穴をドリルでブチ抜きM6のタップを立ててコレだけのために私はドリルを買いました。一応RYOBIよアジャスター・同65Aをカマし、引きしろの調整が出来るようにしましたホントは後ろもやりたいが…。フェンダーを磨くのは15年振りですア~、曇りを取っただけですヨ。腐食痕までは手を出しませんってば

また、これを機にドライブ系を8s化今更ながらAlarisと共通にしてあります。ホイールは当初組んでもらうつもりでいたところショップのオヤジが「最後(買収前)のcannondale」とショップに展示しているCAAD9に付いていたものを特価で♪回転が軽くなり、ようやく「フツーの自転車」になりました。

  • フレーム:丸石 Emperor 701XT 前三角Cr-Mo、490mmサイズ、JISノーマルヘッド、エンド幅126→130mm、チェーンレスト・フェンダー&キャリアアイレット・ポンプペグ付き
  • フォーク:丸石 ハイテン 1”スレッドコラム、フェンダー&キャリアアイレット付き
  • ヘッド:シマノ サンテ初めて知りました。最上部のカバーはただ嵌っているだけ
  • ステム:日東 パール 90mmCHERUBIM VLより移植
  • ハンドル:日東 B105 410mm(C-C)
  • ブレーキレバー:シマノ 旧々々105
  • ブレーキ:シマノ 旧々々XTCHERUBIM VLより移植
  • ハブ:シマノ アルテグラ(F・R共)
  • QR:サンシン 型式失念(F)・シマノ 旧アルテグラ(R)エンド幅が広がったので126mm用のサンシンは引退
  • スポーク:DT champion(F・R共)
  • リム:AMBROSIO EVOLUTION TQB 32H(F・R共)同社製は自身初
  • タイヤ:Panaracer ツーキニスト 700×25c(F・R共)
  • フェンダー:型式失念 分割機構付き(R)
  • シフター:シマノ 旧RX100 8s用Wレバー(F・R共)cannondale XS800より移殖
  • FD:SUNTOUR 型式失念
  • クランク:スギノ TPX 170mmPanasonic PR-500より移殖
  • ペダル:シマノ PD-M535ゆくゆくはコイツも交換
  • チェーンホイール:スギノ TPX 34-42-48TPanasonic PR-500より移殖。歯数を減らしたかったが「固着して外れなかった」とのこと
  • チェーン:シマノ 型式失念 HG 8s用納車当初はSUNTOURだった筈
  • RD:シマノ ACERA中古を安くつけてもらった
  • リアコグ:シマノ 旧々々LX 8s 11-30T
  • シートポスト:日東 ダイナミック 27.0mmΦ
  • シートピン:シマノ 初代XTRオフロードツーリングのためにイージー・シートロケーターと組み合わせるつもりだった
  • サドル:VETTA 型式失念cannondale DELTA-V1000より移殖
  • フロントライト:物色中(画像はLED LENSER X21冗談です。本気にしないで下さい・SANYO LK-H206N+TEKTITE LS233)
  • テールライト:Leader RedAlertこちらも15年間現役
  • ボトルケージ:箕浦 型式失念
  • インフレーター:lapize 型式不明標準付属品・なかなか圧がかからない御フランス製。コイツも磨いた

…本機以来ずっと同じようなのを乗り継いでるんだよなァ~。他の変質車と互換性だけ確保してラフに扱うつもりで組み直したところが予想外の高級パーツが付いて中途半端に気を遣う自転車になってしまいました。またどこかへ出かけてみようかしらん。

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コメント

>>…本機以来ずっと同じようなのを乗り継いでるんだよなァ~。

インプリンティングみたいなことなんでしょうね。

なんでもだいたい最初に見たり触ったりしたヤツが、どぉ~しても、いつまでたっても、なんだか扱い易く感じてしまうという摩訶不思議。

けれど、故に「それ系」のツワモノにも成り易いかったり(^^)

投稿: 川端 | 2010年4月 5日 (月) 17:19

川端様、ド~モです。

実は撮影に際しフロントの変速ワイヤーがすっぽ抜けるトラブルに見舞われ、テキトーに留め直したことから画像1枚目のレバー(向こう側)があらぬ方向を向いています。

私の場合自転車は普段のアシですので、日常性を重んじた車種・仕様にしています(←かなりウソ入ってます^^;)。今日に至る自転車遍歴は本機の「もうちょっとこうだったら」の繰り返しですね。

MTBはちょっとした積雪でも走れて面白かったのですが、東京を離れてしまったので(こちらはまず降らない)どうも今は乗ってみようという気が起きず、「ソレっぽく出来る」のを1台残してあるだけです。

投稿: alaris540 | 2010年4月 6日 (火) 09:33

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