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2010年2月16日 (火)

褥そう予防対策研修会

Mini_sd_784「まずもってェ、予防と対策をつなげてひと続きにすると『予防だ』と他人から言われたことへの対策、ッて読めちゃうんだけど。事務方根性モロ出しだよなァ」…余白恐怖症なのか、近頃こういった無意味に字数を増やした表記がそこここで目に付き非常に不愉快です。主催・静岡県介護支援専門員連絡協議会事務の中の事務!の「日本語ワカッテナイ度」晒しの意味を込め、記事タイトルはそのまま使うことにしましょう。

去る11日、静岡県総合社会福祉会館で催された褥瘡予防研修会予防に力点を置いた研修なのでネーミングはコレで十分だ。「そう」が平仮名なのは国語審議会がドータラ言ってきたから、と以前ココログニュースでも取り上げられてましたねへ氷雨の降りしきる中行ってきました。当日同地では県介護福祉士会実習指導者スキルアップ研修なんてのも催されていて「分身の術が使えたらなァ」と思うことしきり。

第1部は堀田由浩・三九朗病院形成外科部長を講師に迎え「褥瘡予防とリスクアセスメント」と題して褥瘡形成メカニズムの最新解釈、OHスケールを用いたアセスメント、マットレス選択の留意点、ギャッチベットや車椅子使用上の注意等々のお話を戴きました。褥瘡を引き起こす外力には圧迫力とズレ力があり、ズレを防ぐことが如何に重要であるか、アセスメントとリスクレベルに応じた対策は全員に対して行う可きであること、全職種が知識と技術を共有する必要があることetc.…ところがこのDr、是非とも周知させたい思い余ってか喋り口がイヤミったらしく、余計な言葉が多いため要点を伝えるのにやたら時間をかけていました。せっかくイイ話をしているのにね。Mini_sd_786画像・ベッド上に敷かれているのは寝ることで体圧分布が判るセンサーシート。ウレタンマット使用時の仙骨部への荷重集中度は日頃思っていたとおり長時間のギャッチUPはかなり以上にマズイ、エアマットにしてもメーカーがどこにカネをかけているかがよく伝わってきました。少しでもモゾモゾ動ける人にエアマットを持ち出すとたちまち動けなくなってしまいますので機種・硬さの選定は慎重にならざるを得ません。

処を変えた第2部は下元圭子・生き活きサポートセンターうぇるぱ高知代表と株式会社タイカの営業も加わっての実技編。身体の基本動作のおさらいからズレを発生させないベッド上移動→起き上がり→移乗、「筋緊張が拘縮を助長する」リラックスして頂くためのケース別ポジショニングの実際を実演・体験しました。自称・忙しさにかまけ介助法で曖昧なままにしていたところが明らかになったりで「おッ、コレはイカン。気付いてよかったなお今回の参加者は皆ケアマネ。現場仕事から離れたくて相談・マネジメント業務に転じた人を私は知っており、移乗等のイイカゲンさはどなたも似たり寄ったりだった。知識で現場をネチネチなじるだけのケアマネにだけはなりたくありませんねェ」。スライドシート&グラブを用いたベッド上移動は体位変換が楽しくなりそうで、何か代わりになるものは無いだろうか、と目下物色中。その一方緊張を取り除くポジショニングには相当数のクッションが必要介護福祉士実技試験過去問集に出てきたアレそのまんまだで、「こんなにたくさん備品の申請は出来ないなァ」。でもL5(第5腰椎)がベッタンとつき、背筋の緊張が抜けるのは非常に快適で、ベッドのギャッチ機構ではとても対応出来るものではありません。

第3部はまだあるんですよ助川未枝保・日本介護支援専門員協会常任理事が「褥瘡ではなく私は『床ずれ』と呼びたい。まずズレを無くそう」とのまとめ。スタッフは勿論のこと家族・地域も巻き込んだ床ずれへの共通認識醸成、OHスケールの活用、「環境整備でマンパワーを補完」マットレスの迅速供給、そして何よりずらさない介助技術の標準化等々、時間が押していたことから駆け足で要点を列挙して頂きました。あのくらいパッパと話してくれると頭の中で整理し易いです…終了後、共催だった静岡県介護実習・普及センターで福祉用具・住宅改修研修の申し込みをして帰途につきました。

先月の病棟会議で婦長より来年度の褥瘡委員に指名されました。Mini_sd_787院内の委員会活動はどこも不活性化が進んでおり、此度の研修内容を持ち込むのはモノグサ看護に戦争を仕掛けるのと同義ですので、「どうしたものか」と作戦を練…メンドクセェナァ。

期間限定カキコのつもりが勿体無くもコメントを戴いてしまいましたのでココに残しておきます…OLIGHTが新型LED・Luminus SST-90搭載のライト・SR90 Intimidatorを発表しました。電源は18650×6、ドライブMODEは2200・700lumenの2段階調光+高速点滅の3つ、テールキャップはバッテリー・インジケーター付きです。デカくて重くてLi-ionですが、「魔力」ってヤツ?何となく欲しくなっちゃいますでしょ。

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コメント

本題の方でなく期間限定カキコへのコメントで恐縮ですが・・。
33.6cmで1580gという警棒のようなものを自転車に付けるぐらいなら、LupineのBetty14の方がよろしいのでは?
Cree社XP-Gのデータシートから計算すると6hr@23W(1個当り3.3W)でバルブルーメン2000lm~2400lm(R2~R5)は出ているはずなので、メーカー公称の1750lmはかなり控えめな数値だと思います。ちなみに計算上は、14hr@9Wで900~1100lm、88hr@1Wで130~160lmとなります。旧Bettyは1400とか1500lmを謳っていて実際にはその7割位しかなかったので、心を入替え?てトーチルーメン表記にしたのかもしれません。これを裏付けるテストとして海外のMTBサイト、MTBRにこんなのがあります。
http://reviews.mtbr.com/blog/2010-mtbr-lights-shootout/


投稿: Vienna | 2010年2月16日 (火) 23:16

Vienna様ド~モです。
御指摘のとおり、アレを買ってもたぶん自室に転がしておくだけになるかと…。(--;)ゞ

BettyはXP-Gに換わりましたのでケッコウイイ明るさではないかと想像します。でもブラケットのクランプバンドはスリ割り式のほうが安心です、アソコさえ変えてくれれば。

投稿: alaris540 | 2010年2月17日 (水) 00:53

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