mont-bell サイクルハンドウォーマー
この時季の早番で自宅を飛び出して最初の15分間指が冷えない、これを以て私は初めて、手にはめているものを「ウィンターグラブ」と呼びます。したがって現状、知りうる限りにおいて自転車用でソレに該当するものはありません、きっぱりと。当初ウィンドサーフィン用オーバーグラブを探していたところ「やっぱ自転車用あったのね」のモンベルをワイズロード上野でみつけました。パールやOGKのMサイズをお使いの方は同じくMでジャストフィット、少々指が窮屈ですがブカブカしてすっぽ抜けるよりはマシです。
装着のポイントを1つ、インナーに使うグラブが普段、はめたところで手首部分をウィンドブレーカーの袖口の中へしまう若しくはしまっておきたいものの場合、それらを両手とも済ませてから本品をはめ、手首部分をを袖口の上から被せてベルクロを留めます。本品をはめてからは指の動きが制限されるため、この順序を守らないとトランジッションの度にアタフタすることになります。手首と袖のオーバーラップがあまいと特に走り出しは寒いですからねェ。
この指を2本づつ覆う形は残念ながらドロップハンドルに向きません。私はいつも補助ブレーキレバーを薬指で引きますのでやりにくいのなんの。そして手首で留めるベルクロは面積がやたら広く、食い付きが強過ぎてテンションの調節がしづらいため、ドローコードやベルト、或いは開閉式ベンチレーターが使えると汗をかき始めてからの対処がし易くなるのではないでしょうか十中八九指は寒いままだから外したくないのよ。
5℃程度では本品の恩恵、というより構造上の弱点は判り難いと思います。買って以来キョ~レツな寒波に遭っていませんので代わりに同形態のKOMINEのモーターサイクル用を去る15日に持ち出したときの印象を。外気温は氷点下いくかいかないか位、組み合わせたのは2シーズン前のプレミアムウィンドスルー。
ウ~ッ寒い。 {{{(><)}}}
生地自体の遮風性はわりとイけてると思いますが…このテの製品に幻想を抱いてはイケマセン、基本手の甲を覆うだけですので手のひら側へは普段どおり風がきます。特に人差し指の付け根(第3関節)に開いた隙間からの冷気がタマラン!この周囲、親指の股にかけては改良の余地アリですね。勿論縫い目からも入ってきますのでこちらはシームシーラーでも塗っておきましょうか、クリマプレンはネオプレンやクロロプレンほどの伸縮性はありませんのでビチビチ割れたりしないでしょう、たぶん。それでも通常の「自称ウィンター」グラブなら指の付け根までキリキリくる寒さでも第2関節と第1関節の中間位まではどうにか防げているように感じられました…と、「なんだかなァ」なところもありましたが、誤解を恐れず書かせて戴きます、パールの面目丸潰れ!
少し気温が高くても季節風の強い日などは組み合わせるグラブによって調節出来そうです、暑くなったら外してしまえば済みますし。自転車は気温や風のみならず、ライダーの運動負荷レベル(気合)でも適正なグラブが異なるため加減の難しいところですが、本品はあまりかさばりませんのでウィンドブレーカー感覚で使えることでしょう。Bar Mittsをバーコンと補助ブレーキレバーに対応させるには分解同然の改造が必要なため今はwebで眺めるだけです。
もっとイイのがあったら教えて下さい。
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