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2009年11月26日 (木)

天文年鑑/天文手帳 2010年版

Mini_sd_638昨年の反省から今年は入荷直前に注文しました。天文年鑑の表紙を飾るは去る7月に出現した衝突痕とみられる暗斑を見せる木星面相変わらず速報性を重視しますナ、一方の天文手帳はM33です相変わらず昔の同好会誌のノリですナ。それでは来たる2010年の天文現象で主なものを挙げてみましょう…

  • 1月 1日 部分月食(最大食分0.082カスるだけじゃん!)
  • 1月 15日 部分日食(関東以西・日没帯食、アフリカ~インド~中国方面で金環日食)
  • 1月 25日 すばる食日本で見られるものとしては今期最後。次回は2023年より
  • 1月 28日 火星最接近(約9933万km・視直径14″1)
  • 6月 26日 部分月食(関西以西では月出帯食・最大食分0.542)
  • 7月 3日 C/2009 R1 マックノート彗星が近日点通過ただし観測好期は5月下旬
  • 10月28日 103P/ハートレイ第2彗星が近日点通過
  • 12月21日 皆既月食(月出帯食)

…火星接近ぼちぼち観測シーズンですと皆既月食以外は地味ではありますが要注意なものが多く、来年の本カテも取り敢えずネタ切れの心配は無い!?日食・月食はちょくちょく起きますが条件が際どいものばかりです。流星群は今年とうって変わってγPer・αGemを除けば月相が非常に悪く残念、まァこういう年もあるでしょ。このほかしばらく動きがバラけていた惑星は8月の西天で水星・金星・火星・土星が相次いで会合します。

まずは晴天祈願!それからアストロアーツ様、いつも翌年の天文現象カレンダーのUPが遅いので今年こそはさっさとお願いしますッ!

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2009年11月23日 (月)

iTP A6 Polestar

北極星ねェ。
地球の歳差運動によって天の北極の方向は移り変わっていきますので、本機は明るさからいけばさしずめはくちょう座α星・デネブ…ッて、いつの話をしているのでしょうか約8000年後。なお天の南極近辺に「南極星」と呼べる明るい星が存在しないからか「polestar」「poler star」はnorthが付かなくても北極星、なんてことはドウデモエェか

Mini_sd_627Mini_sd_624CREE MC-Eを6AAで駆動する懐中電灯です。現在A3 SSと組み合わせたクリスマス・セットを限定発売しているとかで、本機単品で注文したところA3 SSを抜いた状態で納品されました、何だか損した気分!?パッケージ・デザインは悪くないのでいつかパクろっと全長173mm、ヘッド径47.7mmΦ(放熱フィン部)、ボディー径35.7mmΦ、テールキャップ径39.6mmΦ(ローレット部)、重量353g(電池込、ランヤード別、いずれも実測)。画像2枚目に注目、探見ライトホルダーに改造なしで装着できます♪ただし固縛力には若干の不安が残り、25.4→26.0mmΦ用スペーサーを挟んでどうかな、といったところです。

「テッツッ」というタッチのスイッチはバネやや硬め、ストロークは短め。押し切りでON→OFF、点灯中に長押しで調光3段階+高速点滅、消灯時使っていた状態を記憶してくれます電池を抜いても保持される。どちらかといえば普段は設定をいじらない人向き。首根っこにありますので手に取る→点灯のアクションが意外と速く、数値ほどの重量を感じさせません。

Mini_sd_623Mini_sd_625電池ホルダーは樹脂製。装填の要領はTK40と全く同じです。ただし非常にヤワな作りのためいつ何時折ったりしないかいつもヒヤヒヤ、現場仕事のようなラフな使われ方には耐えられないと思います「セカンド・バッジ」と称する現行版は樹脂の透明度が高いものになっていた。そして電池交換といえばテールキャップのランヤード・リングは面取りがされておらず、着脱のたびに手に食い込んで痛いので改善が望まれます。アンチロールの効果はほとんどなく、トコトコトコトコトコトコトコ…とどこまでも転がっていってしまいます。

Mini_sd_626リフが浅い、と聞いていましたのでどんなパターンを見せるか興味がありました…が、特に何が違うということはありません。 OPの凸凹加減はTK40に酷似しており、コレも関係しているのかな?浅いぶん照射角は広くなっています。Mini_sd_629Mini_sd_628Mini_sd_639_2壁面照射画像は左から本機・HiとTK40・Turbo、本機・HiとTK40・Hi、そして本機・MiddleとXR-E+2AAのUltraFire WF-606A、壁面までの距離はいずれも約20cm撮影倍率バラバラでゴメンナサイ。公称700lumenはハッタリもいいとこ!駆動効率の問題なのか、ランタイムを重視して「最初から狙ってる」のかは判りません。

Mini_sd_637Mini_sd_635Mini_sd_633ハンドルバー上からHiで5・10・20m先の路面を。放熱フィンの効果が如何程かは判りませんが、明るさから想像するに連続点灯イケるかも?飛距離は出力相応と言えます。

Mini_sd_636Mini_sd_634Mini_sd_632続いてMiddle。XR-E搭載機よりはSPOTが大きいので照らした先の状況が若干見易くなります、若干は、ネ。CREEの目玉焼きパターンは中央と周辺とで別々に見つめ、視線がダークリングを避けようとする傾向があることから、車両で使うには更なる光学系の吟味が必要だと思いま…自転車への適性ばかり考えるのは悪い癖ですね。^^ゞ

Mini_sd_631Mini_sd_630本記事のキモ?前輪ハブ軸から5m先をHi・Middleで。肉眼ですと画像ほどは中央と周辺との照度差を感じません。こちらもパターンはXR-E搭載機よりはマシ、明るさで補っている感じでDRAGONのほうが地面に近づけやすいです。ただ以前ならアダプターをゴテゴテ重ねたりでもしない限りこの位置からMC-Eを点けることは出来ませんでしたので、存在意義は十分あるのではないでしょうか。路面からのショックで光がちらつくのはいつもどおり電池ホルダーに紙を巻くなりしてガタを取ることである程度は防げます。

予備の電池を何本持っていくか?ツーリングにあってXR-E+2AAはメインのライト以上にランタイムの短さが不安で常に幹線道路を走るとは限らないのでMoonShine HIDを使っていた頃は日帰りでも結構以上にシビアな問題だった。疲れてくると交換も億劫になるし、マルチセル化でサブとしてしっかり使える機種をずっと物色しておりました。正直刺激に欠けるのでマニアにはあまり勧められませんが、明るさとランタイムのバランスをとりつつ手持ちでの使用感にも配慮するなど、MC-Eをより身近にした値段も手頃1本と言えましょう。

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2009年11月16日 (月)

Fenix LD10 Premium Q5

Mini_sd_602ついでにコレもポチしました、L1D CE後継機です。全長99.5mm、ヘッド径21.4/23.4mmΦ、ボディー及びテールキャップ径20.4mmΦ、クリップ長42.9mm、重量79.5g(eneloop込、いずれも実測)。LEDのバージョンUPに加え各部の工作精度が上がっているPLJ様「気まぐれ:懐中電灯の話」よりなど中身はほぼ別物になったと言えますが、基本構成自体は一緒ですのでレビューも変更点だけサラッといきます。

Mini_sd_607要望があってのことでしょうか?クリップが追加されました。これにより十分アンチロールになっておりますのでヘッドのゴツゴツはあまり意味が無くなったように思われます、今後も標準装備されるのであれば見直しは必至でしょう実際PD20はスッキリしたデザインに改められた。ヘッドを回すにしてもフツーにローレットを切ってくれればOKだ。ただしテールキャップ着脱の際は邪魔な存在です。そしてNitecoreまんまのテールキャップのつば(ランヤード・リング)のおかげでボタンが押しやすくなりました。操作法は従来どおりです。

Mini_sd_603L1D CEと比べてみました。電源はeneloop、壁面までの距離は約20cm、両機ともTurbo MODE。 リフのOPは粗く且つヌルヌルで、Mini_sd_601_2これがパターンを汚くしているようです、せっかく明るくなったというのに。あんなに気になってしょうがなかったろくろ状の段だらパターンがお上品に見えてしまうほど!今からでも遅くはありません、リフ作り直して下さい。

Mini_sd_614Mini_sd_615Mini_sd_616ハンドルバー上より5・10・20m先、前輪ハブ軸より5m先の路面をいずれもTurbo MODEで。Mini_sd_613実を申しますとL1D CEのときより露光量を半分以下にしていますがそれでもこれだけ明るく写り、2年半の進歩の程が実感できます。とはいえXR-Eの基本特性はそのままですのでパターンのアラの影響を小さくするにはなるべく高い位置から、もやっぱりそのままです。

本機よりスリムで、好みの出力がいつでも間欠点灯で使えるNitecoreのほうが機動性で優ることから夜勤の出番はありません。ただし同機よりもFF-298用ホルダーに咥えやすいので自転車行の予備そそっかしいのでよく充電を忘れますに持ち歩くことになると思います。

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2009年11月12日 (木)

Fenix HP10

Mini_sd_605Mini_sd_604メーカーサイトでの発表から3ヶ月は経ったでしょうか、文字通り一日千秋の思いで待っておりました。CREE XR-E Q5を4AAで駆動するヘッ電です。APEXの数少ない不満の1つだったランタイムはRebelに衣替えした新Ver.でもほとんど変わらなかったことから「これがCREEだったら」とはかねてより思っておりました。Mini_sd_609フツーにヘッドバンドが付いて248g(eneloop込)・画像の装備状態で561g(GIRO ATHLONはMサイズ、いずれも実測)、各部の作りはプリのクソ真面目さからすれば若干の割りきりが感じられ、それが少々ながら重量差にも表れているようです。LEDの放熱はアルミ製ヘッド接着剤が糸ひいてる…に切られたヒトデを重ねたようなフィンPETボトルの口みたいで済ませてあるあたりを見ますと、最大出力225lumenはハナシ半分と予想されます。

Fenixは長押しを嫌ったのか?スイッチは2つに振り分けられました。ヘッド上面のスイッチを1回押し切る毎にON→OFF、点灯中にダブルクリックチトやりにくいで点滅MODEへ移行、側面のスイッチで調光4段階・点滅3パターンを切り替えます。消灯時最後に使っていた調光レベル・点滅パターンを記憶してくれますが、Turboで消灯後再点灯するとHiメーカーサイトにはHi・Loなどといった表記は無いのでいずれも本記事における便宜的なものに1段階下がります、なぜなんでしょう?スイッチは小さく、タッチは硬め。ウィンターグラブの上からでは探しにくく、指が狙いを外しやすいです。

Mini_sd_608ヘッド側のバンド受けはもっとカーブをつけて頭(ヘルメット)に合わせて欲しいですね。上下角度調節のラッチは10段階、硬めで不用意に動かないところはイイのですが雨中の自転車行では微小な光軸調整がしづらく、更に1/2段階が欲しくなりましたフリクションでいいんじゃないの?

Mini_sd_610Mini_sd_611APEXより少し横に長い程度ですがバッテリー・パックは何となく寸法以上のデカさを感じます。2本のネジ私はズボラなので開閉が面倒臭く感じるは指に痛く、形状の見直しが望まれますところどころ意味不明のインジェクション形状が見受けられるのも気になるなァ。ランプハウスとをつないでいるスパイラル・ケーブルのテンションは自身がダランとしないように引っ張っているのが判る程度でヘルメット上でのセッティングにほとんど影響しません。どうよ、Panasonic

Mini_sd_612Mini_sd_606TurboがAPEXに勝るのは当然として、Hiの120lumenが如何程か興味がありました。画像はTurbo・HiとAPEX新Ver.との比較、いずれも向かって左が本機、壁面までの距離は約20cm。パターンはCREEお決まりの目玉焼き型、OPの効果は弱くダークリングははっきり出ます。もっとザラザラでもイイように思うのですが。Hiの中心照度はAPEX旧Ver.と見た目同じくらい、調光設定はいつもどおりのFenixです。公式ランタイムデータの但し書きに注目、容量が2500mAhとありかなりアマイ数値であることが判ります。eneloop(min.1900mAh)なら単純計算でHiが5.7時間、それでもAPEXのHiはアルカリで約1.5時間だったことからすれば決して悪い数字ではありません。

Mini_sd_617Mini_sd_618Mini_sd_619Turboで5・10・20m先の路面を。個人的主観では中央のSPOTの大きさ(角度)を2倍くらいにして欲しいところですが、飛距離が犠牲になるのでしょうねェ。同社のハンディーライトを頭に載っけた感じ、湿気の多い夜は額から一筋の光が伸び、気分はウルトラセブンです。

Mini_sd_620Mini_sd_621Mini_sd_622続いてHi。夜道ではTK40に目が慣れてしまっているのでちっとも明るく見えない!目玉焼きパターン最外周の薄明かりは公道の中途半端な暗さの中ではかき消されやすいは視界がスパッと切れるように見え、違和感を覚えました。先が見通せても足元が暗いままなのは気分の良いものではなく、ハンドルバーマウント・ライトとの連携が必要です。

普段使う明るさはほとんど変わっていませんがランタイムが大幅に延びたことで日帰りツーリングでも電池切れを気にせず照射できるようになりました。しかしその一方でディテール、こと人が触れる部分のデザインは曖昧さ・詰めの甘さが残り、このあたりはプリに一日の長「R&D」と称して山に登ったきり帰ってこないような奴が開発したのがよく解るがあります。次回はLEDのパワーUPは勿論のこともっと頑丈な作りにしてくれると嬉しいな。

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2009年11月 9日 (月)

Bridge Over Troubled Water

今日はサイモン&ガーファンクル名曲中の名曲「明日に架ける橋」レコーディングA.ガーファンクルの歌入れ40周年ですベルリンの壁崩壊20周年でもありますが、そちらはほかのトコで書いて頂くとして…

Mini_sd_600遅まきながら先日、2001年発売のリマスタリング盤を買ってきました。本曲につきましては各方面で詳述されていますのでココではいちいち繰り返しませんが、一点だけ。御存じの通りメガヒットを記録するも2人は程なく喧嘩別れしており、このときも「P.サイモンの曲だから」とシブるガーファンクルを周囲が説得して歌入れさせたのだそうでニッポン放送「お願い!DJ!小林克也はっぴいウィークエンド」より・要旨、「どんなときも一緒」の歌詞もある種の皮肉その後迎えた1970年代が持つ暗さ・屈折もを感じます…そんな背景を持つ曲ですからプロがカヴァーで歌うのならともかく、一般人はその取り扱いに慎重にならざるを得ません。職場の宴会など公の場へ持ち出そうものなら「貴方(がた)との関係はもはや修復不可能なところまで来てしまった。そりゃ勿論この場にあってはベストを尽くすが」という意味になってしまいます、くれぐれもご注意を。事務局長の植民地と化したあの職場でいつか歌ってやりたい、あんな高い声は出せないけど。

とはいえその後今日に至るまで2人の私的親交は続き、断続的に再結成もなされてきたことを考えますと「現場の喧嘩は本気でやれ(髙口光子)」ということなのでしょうか。

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