危機管理産業展2009見てある記
今年も行ってきました、去る21日・夜勤明けに仕事あがったときは元気だったのに列車で座った瞬間から地元で自転車に跨るまで移動中は爆睡しっぱなし。私の趣味・仕事に比較的近いものを中心に紹介していきましょう、それでは見かけだけいかめしいゲートをくぐってトツニュ~ウ…
コクヨS&T・扱のフリース毛布・DRK-NB2S大袈裟な型番だ。フリース地に紐を通してあるだけですので防災ナンタラ講座で作り方を紹介してもいいのでは。ただフリースは外側に遮風層が無いと冬は寒いんですよパッケージはアルミなのに。
阪神交易のブースにあったBushnell HD TORCH。ムーンレンズの類?パターンが真四角なのは凸とかになってしまったのではなく最初から狙っているのだそうな。画像撮りそびれましたがテールプッシュ・スイッチのBマークは置き場所を知らせる認識灯とバッテリー・インジケーターを兼ねています。
日本メディカルサービスはFoxFuryをズラリと展示していました。画像はMF1000のCREE9連装版。明るさはX21あたりといい勝負でしょうか、OSTAR版と同じ放熱フィンを有することから長時間でも安定した駆動が見込めそうです。Commandの10灯版ともども初めて見ました。
今年も来ていたワーズインクが出展していたSTREAMLIGHT Trident HP。Argoにサブライトが付いた感じでランタイムを引っぱりやすそう。メインはリフが大きめなので飛距離は出るかわりにSPOTがきつく、
至近距離ではパターン中心にダークスポットが出るため使う条件を選ぶのでは?サブは日亜GSまんまです。非接触温度計はライトの発熱チェックに使える、かな?
こちらは杉本織物の森林作業用プロテクター・P-TEX レッグガード。独自に開発した特殊繊維でチェーンソーの接触から守る、というものでピギーマンの攻撃もかわせる?、この技術を活かして切創防護ベストや防弾チョッキを開発、警察・機動隊・警備会社へ売り込もうとしているのだそうな。アレンジを煮詰め直せばモーターサイクルや自転車用ウェアで応用できるかもしれません。
簡易ベッド用マットレス・クールマットキュービックはハッピーそよかぜとコンセプトが近く、今後この分野も競争が激しくなりそう。そして同じく切創防護つながり、富士グローブのプロテクター付グラブ・KS110。はめた感触は非常にゴワゴワしており、剣道の籠手を5本指にしたみたい。同ブースでは昨年同様即売もしていましたが、気に入ったものが見つかりませんでした。
日科ミクロンの手洗いメカ・ハンドレックスOZW-1。装置の中へ手を突っ込むとオゾン水が出て手を洗いながら除菌、そのまま乾燥も可能。直接電気分解に依る生成のためオゾンガスを使っていないので安全性が高く、もちろんアルコール等消毒剤のような手荒れの心配が無いそうな乾くと逆にスベスベする。音がウルサイのは「ポンプで水を汲み上げるため」だそうで、病院・施設へ売り込むには更なる改良が必要でしょう、温風機構は省いていいかもね。
三力工業の防犯機器、キャプター・X。さすまたとマジックハンドの相の子みたいなモノで、相手を捕まえることで押し引き両方で使えるようになったのがウリ。私はメートルを上げてマチェットを振り回す98k様を取り押さえるところを連想してしまいました!近年学校などでもさすまたを備える物騒なところヤクザの出先機関としての素顔が見え出したが増えているようですが、「成果」を上げる可くワザと暴漢を呼び込んだり、混乱に乗じて内部からの暴動に使われたりはしまいか?とは要らぬ心配でしょうか「風の谷のナウシカ」で武器にも使えるではないか、と腐海を焼くバーナーを谷の村人に持たせるかどうかトルメキア内部でモメるシーンがありましたよね。
情報科学テクノシステムの空撮セット。GPSナビゲーターも搭載しており、自らの飛行位置検出も可能。ラジコン飛行機にカメラを載せての空撮が専門誌で紹介されたのは30年近く前だったように記憶しております。本機の機能を活かすには繊細な操縦感覚と日頃からの弛まぬ訓練が必要不可欠で、私のようなオッチョコチョイには扱えない代物です。
コールマンのクワッドLEDランタン。4方向に配されたLEDパネルは取り外し可能蓄電機能付き。親指で押してるのが解放ボタン、という非常に凝った作りです。このほかGENTOSやLED LENSERの製品群も幾つかのブースで展示されていましたが現在流通しているものばかり、新型はDIYショーでチェック済みですのでヌボォ~ッと眺めただけ。
住友3Mのマスク等感染防護具のフィッティング研修用DVD。N95マスクと言えどもそのフィッティング・スキルがキモで「マスクさえあれば、ただはめればではダメで、隙間があっては用を成さない。医療従事者ほどいい加減な人が多い」と営業はチョ~高飛車な口調で話していましたが、実際そうなんですよ実は会場に普段仕事で使っているペラペラの不織布マスクを持ち込んでいたがこのとき忘れてはめていなかった。ツッコまれずに済んでよかった?。なお講習会は常時開催中、とのこと。
東京消防庁・第三消防方面本部消防救助機動部隊長い!が出展していた災害救助ロボット・ロボQ。遠隔操作無線で約50m・ヒモ付きで約100mで隊員が直接近づけない危険箇所にあっても障害物を除去したり
専用ベルトコンベアーで被災者を収容するだけでなく、その場で空気を供給したりオペレーターと直接会話もできるのだとか。操作卓は特撮の世界そのもの、ウルトラマンやスーパー戦隊を観て育った元・子供達が開発したんだろうなァ。
営業さんの非常に丁寧な説明が印象に残っている、シンフォニア テクノロジーの可般式電気温水装置。ヒーターはかなり力があるらしく、ほんの数秒でかなり熱いお湯が出ました。広域災害では発電機・浄水器との連携も求められることでしょう。当院の給湯室にある電気温水器もせめて非常用電源とつながっていれば、と思いました。
ちょっと笑えた光景がコレ、怪我人等搬送訓練用ダミーフツーのマネキンかな?の腕を胴体へ組みつけようと営業さん達がアタフタしているところ。職場の入浴介助を思い出してしまいました。着替えの際手足を鋼鉄ジーグのように取り外したくなる患者様・利用者様はいらっしゃいませんか?
…
「机上のヲタク」が「実戦的ヲタク」になりつつある?これ見よがしのハードウェアはグッと減り、今あるものをどう活かすか、といった地味ながらより現実的展示傾向は予想通りでした。とはいえサーモグラフィー程度で新型インフルエンザの上陸は防げなかったワケで、「足りないところを補えば」と更なるスペックの強化が…これもある種の冷戦構造というものなんでしょうねェ。
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コメント
コールマンの新型ランタン、
オートキャンプ協会機関紙の9月号で、
コールマンジャパンの社長が自ら大々的に宣伝してたので、かなり期待していたのですが、4面のパネルが取り外せるだけなのね・・・
なんか中がスカスカで、かえって場所をとるだけのようにも見えますが、どうなんでしょう。
今年から発売中の4Dや8Dも、EX-777XPよりかなり使い勝手が悪そうだし・・・
投稿: 98k | 2009年10月23日 (金) 21:25
>ランタン
その大きさといい、掃除機みたいなカラーリングといい、スイッチ押すまで何なのか解りませんでした。
GENTOSでよさそうな気がします。
投稿: alaris540 | 2009年10月23日 (金) 22:17
日本メディカルサービスを久しぶりにチェックしましたが、もうメディカルじゃなくなってますね・・・
投稿: G3 | 2009年10月27日 (火) 23:15
G3様、こちらではお久です。^^
>メディカル
社名変えるべきでは?と思います。
投稿: alaris540 | 2009年10月28日 (水) 23:26