« 2009年7月 | トップページ | 2009年9月 »

2009年8月28日 (金)

鶴舞乃城奮闘記 その1・その2

社会人になってからというもの、毎年F1ベルギーGPの声を聞く頃になりますと夏枯れを感じ…日頃自転車で走り回っている最近脚が慣れてきたのかAxiom SGもフワフワと漕げるようになったからといっても別段強健というわけではありません狂犬だったりすることはあるが、ソレは別の話、念のため。

Mini_sd_4807月8日・8月26日と、グランシップへインフィック主催・髙口光子さんのセミナーへ行ってきました。特に後者は遅番日勤早番深夜準夜1日に満たない公休日勤深夜深夜という、解る人にだけ解るキョ~レツな自身比ローテーションを乗り越え、その最後の深夜勤の後2時間ほど寝てからいつもどおり自転車を2時間走らせての参加と相成りました。絶対に居眠りなどするものか!会場入りして早々髙口さんより勿体無くも声をかけて頂きました、が、「Blogやってますよね、以前見たことがあります」…ブッ・タ・マ・ゲ・テしまいました! (/o\*) いやァ~悪いことはできないものです。

セミナーはその名も「鶴舞乃城奮闘記」。同施設の「今」が聞けるとあって今春スケジュールが発表された当初から大いに期待しておりました3月の見学会行けなかったしなァ~、トホホ。1日目は認知症ケアを軸に髙口さんの定番メニュー、そして鶴舞乃城1周年の歩みを紹介するダイジェスト・ムービーの上映。2日目がいよいよ本題、開設までの経緯に続いてムービーでも使われている画像群に沿って現在の取り組みをターミナルケア中心某所では「老健でターミナルなんて」との声もあるようだが、間違いなく時代の要請となっていくだろうにお話を戴きました。

悔し涙が止まりませんでした、2日間を通じて出た話の多くは過去に1回以上聞いたものであるにもかかわらず、いのちへの刺さり方が違いました。私の職場は髙口さんが最初に入職されたソコそのまんまの老人病院で、事務とNsが威張っていて、Drは今日明日ともしれぬお年寄りたちにワケワカラン処方を連発し上層部からの圧力らしいが、点滴は提灯の如くぶら下がり上司は「点滴祭り」と呼んでいる、紙切れ1枚で身体拘束ビシバシ、職員は公休の日数と日勤に就く人数に神経を尖らせ、行事を楽しんでいるのは上役の一部だけ、人間関係でないものに苛まれコレについてはまた後日チョコッと触れるつもり退職者は後を絶たず…私はといえばココではエラソ~なことを書いていても実際は日々の業務についていくだけでいっぱいいっぱい、避難訓練・手裏剣配膳・鳥の餌介助・寝たまま人体洗浄はひとえに同僚の足を引っ張らないようにするため、出掛け先でどんなにイイ話を聞いてもソレを伝える術も勇気もなく…こと2日目は足掛け3年間参加してきたセミナーの中で最も辛く、混乱しっぱなしの3時間余でした。

Mini_sd_481「そろそろ電子化できたらなァ、欲しい本はたくさんあるけど置き場所がなくって」とはいえ会場での買い物は楽しみの1つ。Tシャツ・三好春樹の「着る言葉」は氏がブリコラージュ誌などで書いた諸々が背中にびっしり記されているもので、見る人が見ればバカウケ必至 (≧∇≦)ノ)).☆ 「◎エアマットという無駄」「◎私が転職をすすめる根拠」なんぞはもっと大きく書いてもいいのでは!


Axiom SGは夜勤明けの身体に大荷物をしょっても肩や腰が痛くなりにくく、今後Alarisもポジションの見直しをしてみようか、と思いつつ夜道を戻ってきました…ア~、またあの職場に戻らなきゃ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年8月22日 (土)

ちゃりライト(&暗イト)あれこれ#6

今年も展示会の季節が近づきラスベガスのInterbikeは9月23~25日、ミラノのEICMAは11月10~15日、CYCLE MODEは11月28・29日(大阪)&12月11~13日(幕張)、web上でもボツボツ新製品が見られるようになりました。

MC-E?NiteRiderの最新型・Pro 1200 LEDPro 600 LED。ランプハウスはLight And Motion張りの「お前もか」。個人的注目点はバッテリー・パックに自転車フレーム用ブラケットが付いたこと。大袈裟な作りではありますが鬱陶しいベルクロバンドを廃したあたりNiteRiderもやっと気付いた、ってこと?Minewtがマイナーチェンジされた一方でTrinewtは絶版のようです。

HOPE Vision 1 LEDのヘッ電版は幕張で見られるかな?本ネタは再掲です

APEXがアレレだったプリはFUELのバージョンUP版Petzl DUOのダウンサイジング版?REMIXを発表しました。ウ~ン、イカンなァ~、買ってしまいそうだなァ~…年末には日本に上陸するかしらん。

Fenix LD10LD20にクリップが付きました。操作法及びパワーセッティングは従来どおりのようです。

Owleyeというブランドは初めて聞きました。ライトとしての機能を考えますとガタイがデカイきらいはありますが、LEDが3発になったことでCATEYEよりちょっぴり前進、と言ったところでしょうか。(8月29日・追記)

ロゴが新しくなったCygoLiteはMiliOn 200 USB LEDMiliOn 150 USB LEDを発表。電源は専用のLi-ionバッテリーをパソコンUSBポートから充電、両者の違いは公称出力のほか200のみヘルメット・マウントに対応するボディーのインジェクションが同じだとしたら付属の有無?ところ…少々嵩張ってもTrionのほうが、と思っちゃダメ?(8月23日・追記)

OLIGHTの、もう発表からだいぶ経ってるのかな?I15 InfinitumI25 Infinitum。前者は14500、後者はNi-MHがOKと、電源にコンパチビリティーがありますので遊べると思います。

DOSUN M1+が早くもマイナーチェンジ、A1となって再登場を果たしました。パターンの見直し…あまり変わっとらんなァ。

Brackburn FLEAの充電方式がUSB or 専用ソーラーパネル改まりました、が、「ナンジャコリャ!?」従来型続投のようです、よく解らん。

Light and MotionはSeraをバージョンUPさせてきました。ガワは基本一緒ながらLEDを換えた?900lumensを謳っています

コレってホームセンターの自転車コーナーにぶら下がってるアレですよね。ブランドの更なるイメージダウンにつながるのでは…ボディー径だけは測っておきましょうか。

たぶん日本未入荷、S-Sunの新型・iLUMENOX SS-L133W。このテの自称3Wには珍しい放熱フィンが目を惹きます。「Up to 60 hours running time」のハッタリはCATEYE並、電源は4AAですので大体アノくらいです。

チト古ネタですがKnogはGatorシリーズをやめてしまったそうですね。あの程度の明るさで電源が専用では売りにくかったのではないでしょうか。

サイスポ最新刊の広告を見て「ムムッ」ときた貴方は鋭い。TRIスポーツがExposure Lightsの取り扱いを始めました以前某パーツカタログに「問」とあったので訊いてみたら「扱ってない」と言われた。電源は専用Li-ion、フルパワーで3時間はちょっと物足りなさを感じます遠出がしづらいかも。Loの公称ランタイムが長いのはかなり絞っている?…エ~、コレ新型ですよね

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年8月19日 (水)

アルテミスとアフロディーテー

Mini_sd_479_2TAKE様の記事に触発され私も星の画像を、昨日朝の月と金星の接近を撮ってみました。出勤前現象を観るには起きるのが遅かったので薄明に消え入りそう…にカメラを安物三脚へ載せ、テキトーにプログラムAE+セルフタイマーでパチリ、中央部分をトリミングしてあります。

涼風が心地よく感じられたのは撮影の間だけ、自転車に跨った途端「やっぱクソ暑いわ!」。とは言え空気は既に9月のソレ、今年の夏は短かったなァ~。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年8月18日 (火)

DOSUN S1

Mini_sd_464Mini_sd_477もちろんコイツもポチしました♪D1と同時に発表された、CREEを2AAで駆動する自転車用ライトです。本体全長104.8mm、本体幅36mm、クランプバンド幅15mm、重量113g(~25.4mmΦ用ブラケット・付属アルカリ電池込、スペーサー別、いずれも実測)。ちょっと斜めにスポンと切り落とし、エッジを残した造形は10年前のセドリックみたい。LEDは…これ、何ていうのでしょうか?GENTOS HLX-339で使っているものと同じように見えます。ライターを思わせるピカピカのヘッドは昼間日光を反射して眩しく、触ると指紋が目立つのでつや消しにして欲しいところ、カッコつけ過ぎましたね。

Mini_sd_462Rain Proofを謳っていますが電池室蓋にはパッキンが無く、防水性はPanasonic並と思われます、即ち取説にそう書いてあるってだけのこと。スイッチは相変わらずクリック感が不明瞭で「ホントに自転車用品メーカーが作ったのか?」。OFFは「またまたァ…」の長押し、ドライブMODEが5つもありますのでインスタントOFF機構が欲しくなります。パイロット・ランプ(バッテリー・インジケーター)が青から赤になるタイミングはDOSUN独特のもので、消耗加減が判りづらくイマイチ役に立ちませんD1も同じ

Mini_sd_474Mini_sd_460フツーにCREE+2AAの明るさです。画像はOHM LF-226との比較、左が本機、壁面までの距離は約20cm。水平及びそこからちょっと上方向に飛ぶ光が多いのと、リフレクター側面を切り欠いているわりには真横からの被視認性がパッとしないのが気になります。

Mini_sd_468Mini_sd_529Mini_sd_4695・10・20m先の路面をHi(100%)で、露光条件は4セルのM1と揃えてあります。至近距離で見るソレとは打って変わって路上ではどこを狙っているのか判り難いパターンです。直下は明るいものの同社他機同様1m以遠、両脇の照度がストンと落ちるのはライダーに不安を与えるのではないでしょうか、今後の課題だと思います。

Mini_sd_472Mini_sd_530Mini_sd_531D1のときと同様Nitecoreを同架して正面20mから、光軸は両機とも画像左から5・10・20m先の路面を、向かって右の光芒が本機。理由は判然としませんが本機の防眩性はD1ほど徹底されておらず、懐中電灯に庇を被せて足下の配光を改善させたくらいであることが判ります。5~7m先辺りの路面を狙う結構下向きだと照度とのバランスもとれ良好であるように感じられました。10m画像追加、20m画像撮り直しました。(10月2日・追記)

Mini_sd_461ブラケットはM1・M1+と同じ、あのトホホなヤツ。相変わらず26.0mmΦとの連携には難があり小さいほうのバンドだとネジの長さが足りなくなる、大きいほうのバンドに他社製ゴム板やタイヤチューブなどを組み合わせることになることでしょう。左右角度調整の菊座の効きも弱く、ドツくとすぐ横を向いてしまいます。ただしクイックシューの使用感は見直しの跡が窺え、ボディーの着脱はしやすくなりましたCATEYE H-34にキツキツで入るそうな

個人的主観ではM1+のMC-E化に期待していたのですが…コンパクトだから気軽に使えるかと思ったらさにあらず、小さくなったぶん夜道での不安は大きくなるのが現実で、「保安装備って安易に縮小してはいけないのね」と再認識させられた次第。

| | コメント (43) | トラックバック (0)

2009年8月17日 (月)

GENTOS Explorer EX-747SR

Mini_sd_438Mini_sd_439今更ながら、の感がありますが…Luxeon K2を3AAで駆動するランタンです。発売からだいぶ日が経っており、スペックもよく知られていることでしょうからノーガキは端折りますね。

「そろそろ必要かなァ」昨年の停電騒ぎを受けだいぶ暑くなってきた6月末に買いました。2台いっぺんなのは私の部署では2部屋に患者様を集めて食事介助をするのとその後介護のオムツ交換と看護のバイタルチェックとでそれぞれ動けるように、と考えたためです決して無限宴会のためではありません、念のため。これとは別に4Dのガタコンも部署に2台ありますので真っ暗になった病室に入っても全く動けないなんてことはないでしょ、というワケ…購入の決め手となったのは詰所の自分の引き出しにしまっておけるコンパクトさ。仕事のためとはいえ所詮私物、置き場所が無いのよん。

初出動は…職場も参加した地域の納涼祭でした。会場の投光器の光は私のいる模擬店に届かず、日没と共に品物が見えなくなってきたため画像のように2台をガートル台に逆さ吊り、これでは足りないEX-777XPを4台借りたかったので更にEOSを真ん中につっ掛けてしのぎました。夜、人がたくさん集まるのですからちゃんとした投光器を何台も用意すべきで、「来年の企画会議でイヤミを言ってやる」と心に決めたのですよ、フンッ。あとトップとボトムのラバー・モールドのおかげで撤収時床に落としてしまってトホホも平気でした、私のようなオッチョコチョイのことも考えてあるのね。

これまでランタンにはどぉ~も興味が沸きませんでしたが、本機はまさに「1本、いってみ」。被災経験が無いので何とも言えないがもうちょっと出力を抑えてランタイムを引っ張れる調光設定があると避難先で電池切れの不安が軽減できるのでは、と思いました。

| | コメント (3) | トラックバック (1)

2009年8月 6日 (木)

DOSUN D1

Mini_sd_476Mini_sd_458マルゴーでの初対面から3週間、勢いで買ってしまいましたHATTA様、納期を早めて下さいまして真に有難う御座居ますCREE MC-Eを専用Li-ionバッテリーで駆動する自転車用ライトです。画像の装備状態で重量は328g(ゴム・ベルクロバンド込、実測)。Bi-Lightと称する独特なデザインのリフレクター中央奥には階段状のギザギザが追加されており、M1で問題だった1~3m先にも光が回るようにしているみたいです。バッテリー・パックは私の大嫌いなベルクロバンド締め。ショップで見せびらかしたところ「乾電池が使えれば…」との声がありました、私もそう思います。

Mini_sd_455Mini_sd_454「どうやってHiビーム/Loビームを?」と思ったら、ナァ~ルホドネ。画像はいずれも右がHiビーム。MC-Eって繋ぎかたをダイごと任意に決められますでしょ、2・2に振り分けるとはウマイことを考えたものです、今後流行るかもしれませんナ。壁面照射画像はMini_sd_457Mini_sd_456_2壁に横付けして撮ってみました。光軸を挟んで上下方向に絶妙な照射角調節をし、更にその上はスパッと切っているのがお判り頂けますでしょうか撮影倍率違っててスミマセン

Mini_sd_467Mini_sd_466特有のパターンに加えHiビーム/Loビームもありますので今回はLoビーム時遠いほうのパターン中央が5m先の路面に来るよう光軸を調整してみました。左がLoビーム・右がHiビーム、いずれも100%。「広いけど狭い、狭いけど狭い?」2回に分けてバケツで水をブチ撒けたみたいパターンが左右非対称なのはLEDの偏芯に因るもの、ムラの多さが気になります。明るいのですがDOSUNは横方向の視界が狭まりやすくてイマイチ好きになれないのですよん横に広がるであろう部分を平面で塞いでしまっているせい?。ランプハウスは熱くなりますので消灯時は要注意。

Mini_sd_471Mini_sd_470DOSUNですので対向者(車)への防眩性についても検証せねばなりません。回転放物面リフレクターを有するNitecoreをハンドルバーに同架、眩しさを比較してみました。同機の光軸は5m先の路面、本機のセッティングは路面照射画像と同一。カメラは自転車の前方20m・地上高約1.2m、ピントは10mのマーカーに合わせてあります。左がLoビーム・右がHiビーム、いずれも100%。画像向かって左の光芒がNitecore・MAX MODE。Hiビームでも独特のリフレクターデザインが活きており、自転車用ライトの「これから」を明確に指し示している、と言えましょう。

Mini_sd_527Mini_sd_528Vienna様よりリクエストを戴きましたのでLoビームでのパターン中心を10m先に向けた画像も撮ってみました。左がLoビーム・右がHiビーム、いずれも100%。MC-Eのパワーもあってか飛距離自体はわりと出ていると思います。遠くはなっても狭いのは相変わらずですのでヘルメットマウント・ライトでカバー、でしょうか。

Mini_sd_532Mini_sd_533続いて同じ状態で正面20mから。肉眼ではLoビームはかろうじて違いが、Hiビームはフツーのライトの水平照射と変わりません。また5m・Hiビームと10m・Loビームはほぼ同じように感じられました。やはり光軸は5~7m辺りに合わせ、距離はHi/Loで調節するのがイイのではなかろうか、との印象を持ちました。(10月2日・追記)

Mini_sd_465Mini_sd_453「言いたいことは解るが…」ハンドルバー・ブラケットはAHEADステムのオープンクランプをまたぐ独特のデザイン、お願いだからゴムバンドだけはヤメテクレ!31.75mmΦでは千切れやしないか心配固縛力が弱く、路面からのショックでランプハウスはいつもガタガタ。スイッチはヘッドを押さえた上でもちろん力の入れ過ぎはイケナイそっと押すOFF長押しは「気分0.5秒」、というかなり以上に繊細な操作が求められます、タッチ自体はM1・H1より良くなっているのに。こんな調子ですからHiビーム/Loビーム切り替えに至ってはランプハウスをドツいたほうが早いとキています、チョ~トホホ!こりゃタイラップかなァ公式サイトではMTBに載っけていますがああいった使い方には耐えられないのでは?ど真ん中に持ってくるのならTOPEAK方式でも良さそうな気がするのですが。一方のヘルメット・マウントはパイプ24.9mmΦをマウントする、独Lupineと同じ方式。ヘルメットからライトが高く浮いて間が抜けてしまうプリミティブさが好きにはなれません。こちらもゴムバンド故頭の動きでランプハウスが揺すぶられかなり以上にキモチワルイ…ただし同社に限らずハンドルバーに取り付ける機種の多くが搭載可能ですので1つ持っていると遊べるかもしれません。

10W HIDに比肩する明るさとランタイムが約半分の重量と値段で得られるのはまさに技術の進歩。またMC-E搭載で短期間にバージョンUPしてきたことはライバルメーカーにとって充分以上に脅威たりえることでしょう。ただし製品としては習作の域を出ず、未消化ぶりばかりが目に付きました。更なる配光の改善とブラケットの強化に期待。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

« 2009年7月 | トップページ | 2009年9月 »