OTT MANIFEST
本Blogのマニフェストを発表致します。
O is over
T is top
O.T.T.!
OTT MANIFESTはF.O.E=Friends Of Earth、細野晴臣・野中英紀・西村麻聡を核とした不定形ユニット1985年発表の12”ミニ・アルバム「FRIEND OR FOE?」の掉尾を飾る曲です。当時ホソノは「最新型」なんて言ってましたっけ1986年1月5日放送・FM東京「レコパル音の仲間たち」より。同番組のエアチェックはテープが擦り切れ、ピンチローラーに巻き込まれてビロビロになっても聴きました。聴く者の耳を執拗に脅かし続けるサンプリング、随所で炸裂する32ビート、三度繰り返されるOTT宣言、終わったかと思ったら更に追い討ちをかける構成…と、極めて異常な内容。ホソノがイタリアのディスコ←死語!でかけたところ「客が1人帰り、2人帰り…みんな帰ってしまい、最後は2人くらいしか残っていなかった同」のも頷けます。またビートの細分化についてホソノは後に「ビートは32が限界でその先は無い。ダラララ~とつながっちゃってビートじゃなくなっちゃう。装飾的にしか使うことが出来ず、都市音楽のリズムは行き着くところまで行ってしまった『細野晴臣OMNI SOUND』より」と。
OTT MANIFESTとY・U(近藤等則IMA)、この2曲にブチノメされたことで私の音楽趣味は決定づけられてしまいましたね。これ以外は「ほどほどのレベルで鳴らしている」にしか聴こえなくなってしまいましたので。
ついでに再販CDについても…3年後、同じく12”の「DECLINE OF O.T.T」とのカップリング・アルバム「THE WORLD OF F.O.Eリリースは1986年」を入手できたときの感激を今も忘れることはありません。2001年にリリースされたリマスタリング盤は2曲目・RETURN OF BODY SNATCHERSの終盤がカットされており「トンデモネェ!」。そのうえファースト&ラスト・フルアルバム「Sex, Energy and Star」が2曲カットの末無理矢理詰め込まれている発表当時評価が芳しくなかったのでテイチクは「単発では売れない」と判断した?、という不満だらけの内容でした。
(本記事はYahoo!掲示板「音楽題名しりとりしませんか」へ私が投稿した内容に加筆・再構成したものです)
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