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2009年2月22日 (日)

鹿林彗星接近中 ☆彡

あさって24日は鹿林彗星(C/2007 N3)の地球再接近です。太陽から遠くもともと近日点距離自体が遠かった、地球に近い彗星特有のホワッと淡く広がった姿が印象的、肉眼でもけっこう観えているみたいですね。空の暗いところへ遠征しようかなァ、と思いつつ私は双眼鏡でちょっと見たらすぐ家に逃げ込んでしまいます、軟弱な!

月との位置関係を考えますと来月頭あたりまでが好期でしょうか、と思っていたら今週はずっと天気が良くないらしい、とのこと。ほぼ一晩中地平線上に出ていますので僅かなチャンスを逃さずしっかり観ておきたいものです。

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2009年2月21日 (土)

DOSUN H1

M1とくれば当然次はH1、ドスンとイッってみましょう。

Mini_sd_234Mini_sd_244CREEを3AAで駆動、タイプの異なる3種類の照射パターンが選べるという、非常に珍しい仕掛けを持つヘッ電です。通販サイトには自転車用ヘルメットと組み合わせた画像スパイラル・ケーブルのテンションが厳しいので画像の装備位置関係だとランプハウス(光軸)が左に曲がってしまいやすいまであり、「ナヌ!?」と思っておりました。重量は243g(付属アルカリ電池込、実測)、[APEX(旧Ver.)-電池1本分]は構成・構造からしてこれ以上の軽量化はできない、ッてことなのかなァ。

Mini_sd_242Mini_sd_243MODE切り替え(電源)スイッチは押し切りを繰り返すことでHi(100%)→Middle(60%)→Lo(30%)→点滅→高速点滅→Hi…OFFは2秒の長押し、とM1と同じ。Boostスイッチは消灯/ドライブMODEに関係なく押している間だけ120%、LED LENSERのアレが独立したものと思ってくれれば間違いありません。両者とも小さいうえクリック感がゼロに限りなく近く、タッチの硬さは絶望的!!指が痛くてタマリマセン画像・指の腹に注目!Boostなど絶対に押す気が起きない。押してから働くのに若干のタイムラグがあるため本当に押し切れているのか不安になり、指にますます力を入れてしまい…。ヘッド背面にはヒートシンクヒンジと一体のダイキャストが設けられていますが、LEDのマウント法から想像するにガンガン放熱、というワケにはいかない??上下角度調節のラッチは「スヌッ、スヌッ」という感触で、硬いスイッチとは逆にこちらは簡単に動いてしまうためスイッチ操作には気を遣います→約1ヶ月の使用でラッチを噛んでいる爪が磨り減り、スカスカになってしまいました!

Mini_sd_240Mini_sd_233Mini_sd_2393AAを収めるバッテリーパックはそのエラの張り加減から寸度以上の大きさを感じます。「ウォータープルーフ」という言葉にBlack Diamondのトラウマが…と思いきや、蓋を受ける本体側に弁当箱みたいなパッキンがあり一安心。しかしネジに絡んでいるゴムは一体…そのネジはM1同様頭が樹脂製、指の力で締めきることはできますが全部金属にして欲しかった。電池どうもNi-MH可みたいの1本目を取り出すには+極側の肩に爪を引っかけて、と一寸以上にやりにくいです電池の被服を剥がしてしまわないか不安。道具として使えるか否か、はこんな些細なところで決まるのダMini_sd_241Mini_sd_238ヘッドバンドはもう少しコシが欲しいところ、バッテリー・パック脇にできる大きな隙間が気になります。ズボンのベルトのような、バックルにバンドの端を咥える仕掛けはヘッ電では初めて見ました。

Mini_sd_261Mini_sd_263Mini_sd_262「ホントにヘッド回すだけ!?」ハイ、ホントに回すだけです。3パターンを描き出すリフレクターはそれぞれに対応する形状が120度づつ、即ち各パターンともリフレクターの1/3しか使っていません。回転は中途半端にシブくOリングのせいだろう片手ではまず無理、クリックストップがありませんので合わせるのに思わず頭から外して確かめてしまうところはちょっとトホホ。画像は左からSpot・Eagle・Flood、壁面までの距離はいつもどおり約20cm。Spotは飛距離重視のフツーに回転放物面、EagleはM1と基本同じ横長、Floodは3方向に光が拡散する「それいけ!アンパンマン」のクリームパンダそっくり、これまた独特(複雑)なパターンです。照らしながら3変化する様はいわゆる焦点(照射角)調節とは全く異質。面白く、また何だかキモチワルくもあります。

Mini_sd_257Mini_sd_258まずはSpotで5・20m先の路面を、夜道ではコレが一番使いやすいです。中心照度・飛距離は旧APEXに若干優りますが、後発ですから当然至極。あまりキツキツではありませんので照らした先の「場」はそれなりに見えます。足元に広がる薄明かりは各パターン共通。これまたM1同様LEDのマウント方式から来るもので、サブライトを設けなくても手元を広大に照らせることから、今後密かなブームを呼ぶかも???

Mini_sd_255Mini_sd_256つづいてEagleの5・20m。夜道ではFloodの上下を切った、障子の破れ目から向こうを覗いているようなパターンです「ブラインドの隙間から」なんて都会風に書けねェのか。光の収束度があまいため暗く、横長であるにもかかわらずミョ~に狭く感じられました。これでSpotと同じ照度があればコーナーの先を素早く見通せるのですが…最も期待していただけに惜しい!

Mini_sd_252Mini_sd_259一応Floodでも。手元で使うのなら回転放物面をOPにしたほうがムラが軽減でき、作業性は良くなると思いますが、如何でしょう?なお本機のヘッド外周はスリットから光が漏れるようになっておりますが、夜道では点いているのが判る程度です。

癖の強さとは裏腹にデリケートなタッチを求められるなど各部のツメがあまく、経験不足を感じながらも、ここしばらく通勤でほぼ100%Spot使っております。照度と飛距離を稼げること、メイン/サブの切り替えが不要なこと、ランタイムに余裕があることから本機は旧APEXを遂にヘルメットから引き摺り下ろしました→APEXに戻しました、トホホ。そしてTerraLUX TLE-6 MaxStarを髣髴とさせるLEDマウント方式は、将来LEDの発光効率が改善された暁には再び脚光を浴びることになるかもしれません。

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2009年2月15日 (日)

DOSUN M1

Mini_sd_250最初から自転車用と称して売り出しているライトを買うのはホントに久しぶり、CREE+4AAってこのギョーカイではどうして出そうで出てこないスペックですどうよ、crops!。「HATTA様のトコではさんざんっぱらノーガキたれたからなァ」というワケでアカリセンター初注文、去る9日に納品と相成りました。全長118.7mm、ヘッド幅58mm、ブラケットクランプバンド幅15mm(スペーサー別)、重量191.5g(付属アルカリ電池・25.4mmΦブラケット込、スペーサー別、いずれも実測)。人型を模したDOSUNロゴのコジツケ加減はジッツオといい勝負で、ちょっと笑えます。

Mini_sd_237Mini_sd_236「どうやって2方向に振り分けているのだろう」と思っておりましたが、パッケージのアイコン風イラストを見て大いに納得。足元へはLEDの光がダイレクトに、特徴的デザインのリフレクターはCATEYE HL-EL600RC610RCをひっくり返した感じ、水平(光軸)から上へ光が散るのを極力抑えつつ飛距離を稼ぎ、横長パターンを収束させる発想の差ですねもので、だんだら形状はモーターサイクルでよく見られるアレ。ヒートシンクとの連携も考慮したレイアウトのようです。

Mini_sd_246そのヒートシンクとスイッチはラバーに囲まれており、如何にも「防水だゾ」。押し切りを繰り返すことでHi(100%)→Middle(60%)→Lo(30%)→点滅→高速点滅→Hi…OFFは2秒の長押し。クリック感が不明瞭操作音は非常に小さいな上タッチがやったら硬く、おまけにMODE切り替えに若干のタイムラグが生じるため通勤ではイライラの元となること必定です。ヘッドを捻ってボディー(電池室)と分離するところはSmartやPanasonicと同じ。かみ合わせる位置決めのマークが判りにくくさァ、どこにあるでしょう、電池を収めてからヘッドとボディーを組み合わせるのにこれまたタイヘンな力が要り、斜めに脱線しやすいのが困りもの。Mini_sd_247Mini_sd_265コレですっかりメゲてしまいました。電池はアルカリ推奨、オキシライド・eneloop・EVOLTAは使用不可取説より。概ね初期照度を維持し続ける駆動特性に起因するのかも。ガス抜きペレットは無く、明らかに1世代前の設計です。

Mini_sd_260Mini_sd_264国内で流通している自転車用ライトでまだCREEは珍しいので明るいと言えば明るいですつーかさァ、いつまで0.5Wや1Wあたりをウロウロするつもり?技術が無いのか、ヤル気が無いのか、開発者が自転車乗ってないのか…C.タンクの爪の垢でも煎じて飲ませてやりたくなるワ!。戸外に持ち出す前に壁面でパターンをチェックしてみました。特定の角度へは散ってしまうものの、(擬似)回転放物面、あるいはそれに准ずる回転対称の集光光学系を有するライトに比べれば対向者(車)への防眩効果は期待できる、かな?中央の横長SPOTは寿司ネタのイカが2枚重なっている様な感じ、約30cm以遠では2枚の間にダークラインが発生します。バッテリー・インジケーターの光を通す切り欠きからの漏光が非常に気になる一方でヘッド外周に回り込んでいるクリアパネルのエッジの光は「確かに気になるけど相対的に控えめに感じてしまう」。

Mini_sd_253Mini_sd_254今回は10・20m先の路面にマーカーを追加、ダークラインを5・10m先に合わせ、違いを比べてみました…「想像していたほどWIDEではない」。飛距離はそこそこありますが、光軸を遠くすると本来の防眩性歩行者目線で「わりと」、普通乗用車目線(地上高約120cm)では差がイマイチ判り難かったけどが活かせませんので5~6m辺りが実用いっぱい、といったところ。そして足元から先約2mに渡りほぼ真っ暗なところが出来るのは正直不安で、サブライトが欲しくなります改良されました。出会い頭の被視認性は真横こそほぼゼロですが50度くらいまではLED自身の光が直接、そこから75度くらいまではリフの平面部分からの光が飛ぶので全然見えないわけではありません。コレはリフレクターを切り欠かなくてもそこそこのレベルに持っていけることを意味しており、ヘッドの気密性を高める上でも有利な方法ではないでしょうか、まだまだ研究の余地がありますね。

公称ランタイムはHiで5時間。2時間程点けたところでバッテリー・インジケーターが緑から赤に変わりました。電源を切り、再び点けると緑に戻るところを見ますと「早めに知らせる」ということでしょうか、やっぱNi-MH使っちゃう人への配慮!?

Mini_sd_245Mini_sd_251ブラケットのすり割り式クランプは大小2種類が付属。小は内径25.4mmΦ、大は34.8mmΦに対応、それぞれスペーサーの組み合わせにより19mmΦ・21mmΦ22.2mmΦはギリギリなんとか・31.75mmΦ・34mmΦ…26.0mmΦはどうした?同径は手持ちのスペーサーを何枚も重ねてトホホになります。つまみネジM5×14は指の力ではトルクが不足しがちで、キー溝を付けるのなら最初から+やアーレンスクリューでもよさそうな気がします。クイックシューのロックは画像のように開放、ライトを後方、即ち力を入れてる指に向かってスライドさせます、コレがまた指に痛い!またクイックシューは左右4段階・約15度づつの角度調節が可能。菊座が付いているのでCATEYEほどだらしなくはないもののショックで動いてしまうところは一緒で、クランプネジをギッチリ締めておく必要があります。

コレで3連装・4連装、4ダイ・6ダイと妄想が…待望のCREE搭載で明るさを求めながら同時に公道を往くものとしての節度を兼ね備えようとした製品で、今後自転車用LEDライトは本機が1つのお手本(叩き台)になっていくことでしょう。しかし操作性には不満が多く残りました。真冬の未明、箱根の旧道で冷凍人間になった経験から私は操作の軽さに徹底的にこだわります、明らかにR&D不足ですナ。指先の力に自信のあるツワモノにだけオススメ、欲しい方は今から手指を鍛えておいて下さい。

期間限定カキコのつもりでしたが、コメントを戴いてしまいましたのでココに残しておきます…米国発金融恐慌の影響でTREKがGIANTへ!のカーボンフレーム発注数を大幅に減らした、という噂を行き付けのショップで聞きました。オバマ政権は過日発表した景気対策にバイ・アメリカン運動を盛り込んだ保護貿易主義は民主党の伝統ようですが、「自転車の場合、真にアメリカ製(フレーム)と言えるのはチタンぐらいだろ」とはショップのオヤジの言。かつて湾岸戦争でブッシュ大統領(当時)が「コレはアメリカ製!」とブチ上げたパトリオット・ミサイルの中身はほぼ100%日本製であることが後にバレてしまったように、「アメリカのイギリス化」はかなりのところまで進行しているのではないでしょうか、日本だって他人事ではありません。(2月19日・追記)

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2009年2月 6日 (金)

National Λ' ES 8258

Mini_sd_230「もうPanasonicやろ?」という声が聞こえてきそうですが、本機は社名変更前の生産07年製とあった。つまり型落ち!ですのでれっきとした「国民型」なのであります、きっぱりと98k様風に現行のLAシリーズは駆動速度が上がっているらしいのですが、実用上決定的差異は認められません、ややきっぱりと自己弁護。そして!ここが重要、近所のホームセンターで19,799円とゆー、現品限り在庫処分特価3・4日前まで24,800円だったで手に入れたのでありました、げひげひこれまた98k様風に(クドイ!)…関西人な噺はこれにてオシマイ、フツーに道具・デザインの話に戻します。

(笑)虚仮脅し入ってるデザインはNational/Panasonicの伝統。使いかけの消しゴムみたいに四角いBRAUN 5585が指で摘むように持ち個人的癖含、その手全体の動きで首振りヘッドの作動角制限を補うように肌への当たりをコントロールするのとは対照的で、本機はあまり手首を動かさずにしっかり握らせ、そして使わないときは充電スタンドと組み合わせておくことを前提としたものと言えます、ゴロゴロ転がって落ち着きが無いのよん。

Mini_sd_227これまた大袈裟な4段構え2×2駆動だったのねの刃はLAシリーズ用と共通たぶん、型落ちの本機を今後末永く使う上で極めて重要です。内刃先端角が30度と鋭いのでよく切れるぶん鈍るのは早いのかな?と思いきや推奨交換時期は外刃1年・内刃2年で同社従来機と同じ。これに対しBRAUNは外内とも1年半と、特別違うようなことはありませんもちろん耐用年数と「切れ」の質は必ずしも一致しない、念のためMini_sd_229Mini_sd_228。右の画像2枚は予想される剃りくずの飛び方をチェックしているところ。外刃を外しますと内刃取り付けポイントから伸びる「腕」が際剃り刃へ動きを伝えているのが判ります。フローティング機構との兼ね合いから「腕」を通すヘッドカバーの切り欠きは大きいのですが、見た目以上に剃りくずをしっかりヘッド内に閉じ込めてくれ、研究の跡が窺えますソコは往復型、「実は」という感じでこぼれることはこぼれる。それでも長期の使用では際剃り刃収容スペースにイヤラシくたまるかも10年程前まで使っていたES763は剃りくずが詰まってスライド式の際剃り刃が引き出しきれず、動力がつながらなくなるトラブルがあったのだ。外開き式になったのはそのせい?

Mini_sd_231Mini_sd_226NationalがバッテリーのLi-ion化に踏み切ったのはギョーカイの中でわりと早かったのかはよく知りません。5段階表示のバッテリー・インジケーターMoonShine HIDにも欲しい!といい、使ったらすぐ充電したがるジジィ対策!?なおACアダプター(電源ケーブル)をつないだままでもインターロックはかかりませんので、充電を忘れた朝でも慌てずに済みます超重要。そして洗浄機能付充電スタンド、私はたぶん使わないと思います、やたら場所をとりますので。本体背面の端子はスタンドへ突っ込んだまま充電できるよう設けられたもののようです。

い゛ーーーーーーーーーーーん…肌に当たる面積が広くなったぶんヘッドのフローティング機構が活きますほぼ同等の構造を持つ3枚刃のΛ’81シリーズ、システムスムーサー71・79シリーズでは正直「そこまでやらなくても」感があったけど。手で力加減はほとんどせず、テキトーに押しつけるだけ。なるべく皮膚を伸ばしてから当てるのは基本中の基本、本機の場合剃れ方にかなり差が出るようです。深剃りはできるのですがどうも1発で決まりにくく、本来剃り上がりが早い筈なのにいつまでもムキになって剃り続けてしまうことがあります、出勤前にこれはヨロシクナイ。以前の3枚刃は肌に厳しい傾向があり、本機も剃った後無意識のうちに手が顎を撫でているん~マンダムところはあまり変わっていませんCMキャラ・古田敦也氏は「肌に優しい」と言っている。肌が汗をかいているときに使うと特有のヒリヒリが…故にカミソリ負けを気にする御仁にはBRAUNを奨めます。私はクラフトワークのようにもみあげを目一杯剃りますので際剃り刃はもっと幅が欲しいですねルパン3世が設計したのか?。外刃カバーを外すのにはコツが要りますが、慣れられる範囲内でしょう。

患者様個人持ちのツインエクスの使用感から「次はNationalかな」と以前から思っておりました。まだBRAUNには未練タラタラなのですが、普段寝床でしか使わないことを考えますとモーターと内刃をつなぐカプラーがむき出しなのはねェ…。

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2009年2月 1日 (日)

TOTAL ECLIPSE

国内では46年振りとなるトカラ列島皆既日食まで残り半年をきりました、皆様観測・観望準備は進んでますでしょうか。

Mini_sd_232TOTAL ECLIPSEはF.O.E=Friends Of Earth、細野晴臣・野中英紀・西村麻聡を核とした不定形ユニット1986年発表のファースト&ラストアルバム「Sex, Energy and Star」収録のヘンなインスト曲です。直訳すると「皆既食」ですが、5分1秒という長さからして皆既日食専用ッてことでイイのでは皆既月食で延々ループさせるのはチト苦しいか。パーカッションやシークェンス・フレーズがドンジャカドンジャカ鳴る様は如何にも「南国でござい」。当時欧米ポップス界でもてはやされたアフリカ音楽スタイル、日本ではあまり見向きされなかったような?本曲にも場違い感が何となく…まァ、確かに聴く耳は選びますね。

現在同アルバムは紙ジャケ仕様のリマスタリング盤が入手可能です。「第2のテクノの終わり」を飾るにはあまりにもクールが過ぎる、裏口からふッといなくなるような曲の数々はホソノ色が極めて希薄実際2曲しか関わっていないなせいもあってファンの評価は芳しくありませんでした…NON-STANDARD/MONADレーベルが「氏のキャリアの中でも無視されがちな時期」との指摘まであるのはJBがゲスト参加したレコーディング及びライブの件と併せて本作のネガティブ・イメージがかなり強いからではないか、と思わずにおれません。取ってつけたような実際そうなんだがアルバム・タイトルにもテイチクとの軋轢の中迷走を続けるレーベルの状況が垣間見えるようです1986年に入ってからリリースされた作品群にはそこはかとなく失速感や疲労感の漂うものが多いように感じられる。事実、復刻盤ライナーノーツで語られているレーベル崩壊への経緯は「悲壮」そのもの

それでも聴き続けたあの日を忘れたくはない、と日食の予報を目にするたび思いを新たにするのですよッ。

ホソノの公式サイト・DWWWがリニューアル♪(2月3日・追記)

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