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2009年1月26日 (月)

ボーイング B-29スーパーフォートレス

3学期の国語の授業とくれば前の大戦で日本が「如何に叩かれたか」を印象付ける文学作品を読むのが定番だったように記憶しておりますが、今でもそうなのかなァ?ソコに至るプロセス最近なら小林弘忠「太平洋戦争 知れば知るほど」あたりが解り易いを隠蔽していきなり「B-29が爆弾落としてる」状態から話を始めるのは明らかに反則行為なんですけどねェ怪獣映画じゃないんだからッ!。またメディアが空襲を「空爆」と言い換える浅学故いつから始まったかは知らないが1991年の湾岸戦争あたりからは判を押したようにのにも意図を感じます。

Mini_sd_225…ともあれ単一機種で100万人も殺し、兵士が直接本土(首都)へ足を踏み入れることなく敵国を屈服させた例は人類史上空前絶後、まさに「つきぬける最強R-9 customか」。画像は遅まきながら先日買った藤森篤「空の要塞は、いまも飛ぶ」から。機体構造・開発概史・戦歴etc.については文林堂「世界の傑作機 №52 B-29スーパーフォートレス」が現在流通している書籍の中では比較的入手し易く且つ図説が豊富、即ちコレがアメリカの実力であり、そのアメリカに戦争を仕掛けた大日本帝国が戦争の意味を理解していなかったことを検証するに十分なのでオススメ。自称・戦後を生きる日本人にとって欠く可からざる「教養」ですナ。

さて、本題はここから。スピードとチカラでブン回す介護職を三好さんは「介護力士士」、髙口さんは「水牛」「バッファロー」と呼びますが、私なら何と言ってもB-29ですね。そのドッカンドッカンが患者様・利用者様その多くが元・皇国臣民=戦争体験者にとってどれほどの脅威であるかを譬えるのにピッタリだからです。あまり知られていないことですが、高度10,000mで時速600kmという、当時の爆撃機としては桁外れのスピードを出すためにB-29はかなり無理をした作り兵器なんだから当然だがになっています。膨大な装備搭載能力を有しながら極限までシェイプUPされた胴体は与圧キャビンの形状を複雑化させと言っても空調は完備されてたし、乗組員は機内でコーヒーを飲めたそうな。当時の日本は真似事すら出来なかったのだからコレだけで「勝ったも同然」。勿論現在の旅客機にも活かされている、10mを超す中央連絡通路は四つん這いになって抜ける必要があったそうです。そしてエンジン・R-3350及びマグネシウム合金製排気タービン過給器の火災が多かったあたりは誰かさんの腰にチョ~そっくり。

フロアを跳梁跋扈するB-29や随伴のP-51になってはいまいか?欧米的個人主義に立脚した介護保険といい、己の行動もまたひとつの「日本のアメリカ化」なのだろうか?自問せずにおれないワケですよ。

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コメント

うーむ、バッファローにスーパーフォートレス、
なかなか含蓄のあるたとえですねえ・・・
むしろ攻撃機や爆撃機ではなく、
迎撃専用の局地戦闘機に特化するとか・・・
短時間だけ、ちょこっと上がって仕事して、
すぐに下りてくるとか・・・
あっ、基地をやられたら交替できないか・・・

投稿: 98k | 2009年1月26日 (月) 20:23

>迎撃
その話も書こうかと思いましたが、同僚の力に力で応酬していたのではいつまで経っても21世紀が来ませんので割愛しました。実際現場ではそうであることがしばしば以上にある(溜息)にしても、ネ。

>短時間だけ、ちょこっと上がって
パートは給料が安いので正職員のほうが…。

なお「桁外れのスピード」は綱渡り同然のローテーションと数をクリアすることに追われ続ける業務内容、「シェイプUP」「複雑化」「連絡通路」は増築に次ぐ増築(そのくせ面会者用サロンや職員仮眠室が無い。売店も撤去された!)を経て今日に至る職場の建物をそれぞれ皮肉ったものです。

投稿: alaris540 | 2009年1月27日 (火) 00:09

ご無沙汰しちゃいましたm(_ _)m

小学生の頃、輸入モノの1/72だかのB-29と
帝国陸・海軍の同スケール戦闘機を比べ、
歴史を勉強するまでもなく「負けて当たり前」
と思った記憶が蘇りました。

そんなことはさておき。
苛酷さでは比べようもないのですが、私の業界
も酷い有様です。不況不況と偉いヒトたちが
ご自分達の若い頃も忘れ、自らをより窮地に
追い込むようなコトを平気でひねり出します。
特攻させたら飛行機も人員も戻っては来ない、
そんなことすら分からんのかなぁ。。。とか。
いやこれはもはや社会全体が同じ構図のような。

ともあれ。可能な範囲でご自愛をm(_ _)m

投稿: リオ | 2009年1月27日 (火) 13:35

リオ様、こちらではしばらくです。

>スケール
私は4発機に手を出しませんでしたが…何のことはない、置き場所がなくなるから(爆)です!単発機モデルも主翼や胴体、主脚を接着せず、バラバラにして箱にしまっていたほど。

B-29にせよF6Fにせよ、決してパーフェクトというわけではないにしてもホントよく考えて作ってある、と感心させられます。

>社会全体が同じ構図
自称・大東亜共栄圏の崩壊を受け、戦争指導者たちの重点課題は国体(天皇制)護持に変わっていきました(というよりコレこそが真の目的)。それは現憲法第9条「日本は平和国家ってことにしたんだから天皇に戦争責任を追及するな」に結実するわけですが、たったそれだけのために本来生きて日本の未来に貢献すべき若者の多くが裸同然で敵国の銃火にさらされた、とはご指摘の通り決して昔話ではなく、形を変えて今日にも脈々と受け継がれちゃってます。

それでなくても子供は親の悪いところばかり真似しますからね。

投稿: alaris540 | 2009年1月28日 (水) 14:16

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