WR RSR カーボン シートピラー
発注から約半年、CYCLE MODEから1ヶ月強、去る15日にやっと2本目が来ましたInterMaxの営業さんが言った通りだった。サドルの引けるシートポストが欲しかったからで、炭素繊維複合材は決して狙ったわけではありません、念のため。WRに手を出すことになろうとは、数年前の私では到底考えられないことでした。
カーボンチューブですので当然ヤグラとは接着、はみ出た接着剤の拭き方はイタリア製であることを考えれば「こんなもんなのかなァ」EASTONの中にはコレがかなり雑な、キチャニャイものがある。サドルレールを咥えるスパンが非常に短いのは正直不安で、またSLCをオシャカにしてしまうかも!?ここはもう一工夫が欲しいところです。微小な角度調整が容易なのは2本締めならではFSAは本機より若干安く、シートレールを銜えるスパンも標準的だが、ヤグラのネジが細く、ギュウギュウ締めてるうちに伸びやしないか!?とは私の思い込みであって欲しい。
「オフセット1cmにつき+1万円」とは…あうあう。シートポストの公称オフセットはチューブ中心~ヤグラ中心らしいのですが、私はサドルレールを咥える部品の前端がどこにきているかを重視します。いわゆる「センターマウント」からちょっとずらした程度では十分なサドル後退量が得られないからです。本機の場合チューブ中心線とサドルレール中心線の交点からサドルレールを咥える部品の前端までの距離は約22mm巻尺当てた程度なのであまり正確ではない。シートアングルやサドルの傾きによって実質オフセットは変化するので注意されたし、私の大腿長、そして長丁場や夜勤明けのフラフラを考えますとこのくらいは欲しいところです。フォークブレード短縮に伴いシートアングルが立つことになるであろうAxiom SGにも。
多くの日本人は下腿部より大腿部が長く西洋人はこの逆、「疲れにくい大臀筋に稼動ウェートが来るのでディスタンス向けになる(佐藤晴男『FROM ITALY』より)」ことからパワー捻出にこだわらない限りにおいてサドルは後寄りがイイみたいです。また小さいサイズのフレームはシートチューブが立つ傾向があり、大きいサイズでもバランスの関係上あまり寝かすことが出来ないSEVENのエンジニアがそう言っていたそうな等々の諸事情を鑑みればヤグラのオフセットが大きい強度上不利らしいがシートポストはもっと出回ってもいい筈なのですが…なぜなんでしょうねェ?
| 固定リンク
「路肩上の変質車」カテゴリの記事
- DAYTONA RIDEMITT#003(#014#2)(2023.03.15)
- RS TAICHI RST650(e-HEAT GLOVE #2)(2023.01.10)
- 本所工研 Smooth 35 Titanium(2022.05.06)
- IRC TUKTUK MB90#2(2022.04.28)
コメント