天文年鑑/天文手帳 2009年版
「また失敗しちゃったァ~、もっと早く注文するんだったなァ」…この記事を起こすと年が押し詰まってきたのを実感します。来年は世界天文年だそうですが、「世界~年」も毎年何かそういった呼び名の付くのが当たり前になった感があり、ひところYMOが「以心電信」を歌った1983・世界コミュニケーション年とかと比べて世間の注目度が弱まったように思います。去る8月1日の皆既日食が天文年鑑の表紙を飾った理由は言わずもがな、でしょう。
- 1月26日 部分日食(沖縄方面・日没帯食)
- 2月 9日 半影月食(最大食分0.92)
- 2月23日 水星食(未明・東日本)・木星食(昼間)
- 2月24日 C/2007 N3 鹿林(ルーリン)彗星最接近
- 7月 4日 アンタレス食(条件悪・要望遠鏡)
- 7月 7日 半影月食(最大食分0.18・月出帯食)
- 7月22日 皆既日食(南西諸島)
- 8月11日 土星環消失
- 9月 4日 土星環消失(条件悪)
- 9月10日 すばる食
- 9月24日 アンタレス食(昼間・要望遠鏡)
- 12月1日 すばる食(満月)
…何と言っても来年は鹿林彗星と国内では実に46年振りとなる皆既日食、それ以外は観測者の気合次第、という現象が目に付きます。流星群は月相による条件良・悪がおよそ半々、概ね月の前半に月が大きく、ηAqr・γPer群が影響をかなり受けますが、年間通して見ればわりとイイほうではないでしょうか。このほか2010年1月28日の最接近に向け火星が年末より観測好期に入ります、季節風の吹き出しが収まった夜を狙ってみましょう。
晴れますように。(-人-)ムニャムニャ…
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