See-Through
YMO結成30周年に絡めた話を。
See-Throughは1983年7月27日発売のシングル「過激な淑女中森明菜に提供されたが不採用に終わり、結局自分達で歌うことになった曰く付きの曲」B面、同年12月14日発売のアルバム「SERVICE」に先行して収録された曲ですHMO版。「おじさんアイドル」のオチャラケと呼ぶにはなかなかどうして洗練された音作りが印象的で、歌詞が反復されるあたりはバンドのコンセプトを反映したものと言えましょうテクノといえば「反復の快感」が作曲の発想でもあった。曲後半でクラッシュシンバルが多用されているのはYMOのスタジオ録音盤では珍しいと思います。
P.バラカン氏の歌詞は過激な淑女のソレを英訳したような内容で、耽美的世界はそのまんま。なお「You're so clever at hiding your guilt(悪いことをしても君は隠すのが上手だね)」「We're still running round in circles(ぼくらはぐるぐる回っているだけオムツ交換やバイタルチェック等で病棟・フロアを回ることをギョーカイ用語で『ラウンド』という。老健・特養の建物は徘徊に対応すべく廊下が環状にループしているところが多い)」を看介護職の前で歌うと「ケンカウットンノカ!」になります。どっかにオケないかなァ、いつか歌ってやりたい。
画像は1993年発売のシングルコレクション・「CUBIC-YMO Single BOX」の復刻版。ジャケットはオリジナルEPの完全再現ではなく、茶色の紙に印刷することであたかも退色したような加工がなされており「それッて意味あんのか?」。それにしても3人の顔が若い!
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