LED LENSER P5
幕張での初対面から2ヵ月半、昨日納品と相成りました。どうもLENSERの1AA+照射角調節とくると購入後間もなく接触不良を起こして点かなくなってしまったFocus 19のトラウマが…T5の衣替え版です。全長114.9mm(最短)、ヘッド径25.9mmΦ、ボディー径18.4mmΦ、重量82g(電池込、ストラップ別、いずれも実測)。ヘッド段差部のラインと、ローレットよく滑るの違いだけで随分印象が変わるものですが、中身は概ね一緒だったりします。「オムスビ」ことSANYO LK-H303A BCへは実用上差し支えないギリギリ、と言ったところですたぶんP6も。
照射角調節機構はフリクションが足らずスカスカ個体差あり?、タクティカル押しの際不用意に動いてしまうことも。テールプッシュ・スイッチは触るとカチャカチャいうほどガタが大きく、テールキャップのネジもガリガリ納品時切り粉がたまっていた、とお洒落な梱包とは裏腹にあちこち安っぽさが目に付きますコレでOHM CL-10SV3本分、ときている。調光機能はありません。ランヤード・リングがスイッチを押す指に引っかかりやすいのはいつもどおり。
T7(Hi)と最SPOT・最WIDE、そして最SPOTの本機とL1D CE(Turbo MODE)をそれぞれ照射比較してみました。いずれも壁面までの距離は約20cm。T7より明るく見えるのは光色のせいもあるのかな?至近距離ではほとんど差を感じません。リフレクターが自然なパターンを得やすいのは「そりゃそうでしょ」と言うことで。欲を言えばWIDE側にもう少しストロークがありますとパターンがより均一になり、手元の作業性を高められるのでは。1AAライトとしてはパワー重視に振っているのがお判り頂けることと思います。
2AAのP6のほうが屋外向けだと思いますが、と言いつつも…ハンドルバー上から5m先の路面を、左から最SPOT・ダークスポットが目立たないギリギリ・最WIDE。こういった条件ですと4セルのT7とは電源のパワー差が明らかです。遠方ほどダークスポットの発生しない調節範囲が狭くなるところはTシリーズと一緒です。
そしてこちらは前輪ハブ軸から、フロッグアイと自転車は相性がよくありませんね。
介護職のフロア巡視は見るポイントが決まっていますのでランタイムが気になる1AAライトでも間欠点灯を多用することで電池を節約できますが、点けたままユニフォームのポケットに放り込むこともあることから発熱のことを考えても本機にこそ半押しBoostが欲しかった。「原材料価格高騰の影響をモロに受けた(HATTA様・要旨)」とは言ってもまァ、ソレは承知の上でT5をパスしたワケですけどFenixを見た後では値段不相応の出来、と思わずにいられません。
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コメント
X21も興味津々ですが、現実的にはP5が気になります。P5、いわゆる照射角度の調整機能にカッチリ感が乏しいみたいですね。(手で持って使う事を前提にですが)照射中にヘッドに触れると動くのは実用上云々の前に商品としてどうかと思います。実は私もこの点が気になっていました。ボタン電池のモデルを首からぶら下げようかと思案していましたので。結局の所、普段使いのレンザーはVキューブかな?
投稿: CZ75HRT | 2008年11月19日 (水) 14:06
>ヘッドに触れると動く
私も直進式に変わったのを聞いてまずこのことが気になりました。T7は「まァ、こんなもんかな」なフリクションでしたが、本機はポケットに放り込んだだけで動いてしまいます、トホホ。天井射ちメインならともかく、ダークスポットが出るのを嫌う方にフロッグアイは奨められません。
Vキューブの正常進化版、欲しいですねェ。
投稿: alaris540 | 2008年11月20日 (木) 00:31