Fenix E20
毎度お馴染みFenixの新型もう最新鋭とは呼べないところに同社の足の速さを感じる、CREE XR-E Q2(銀栗)を2AAで駆動します。全長153.4mm、ヘッド径25.9mmΦ、ボディー径18.5mmΦ、テールキャップ径20.4mmΦ、重量120.5g(電池込み、ストラップ別、いずれも実測)。ライフルスコープのようなデザインはL2Dシリーズよりメリハリがついて精悍な印象を受けますが、自転車用ブラケットに咥えづらいのは相変わらずです。アヤ目ローレットはこのくらいのザラザラが私は好きですね。ヘッドを外してみたところLEDを囲うように黒いシールが貼ってありました。予備のスイッチゴム・Oリングとともにこのシールも1枚付属しており「1回だけなら剥がしてもイイ?」。公式ランタイムデータにeneloop使用時のソレがあるのは珍しいのではないでしょうか2時間半かァ…冬場に常用するにはもう少し余裕が欲しいところですね。
スイッチは押しきってON/OFF、半押しで間欠点灯ができ、テールキャップをテキトーに緩めることでロックアウトも可能ですデイバッグに放り込んでも誤点灯を起こさないので安心。調光機能はありませんだから安いのかな。本機とL1D・L2Dとはテールキャップのネジ径・ピッチが同じで差し替えることが出来ます(画像)が、意味はありませんL1T・L2Tと差し替えたら…区別がつかなくなる?。
フツーに今時のCREEです。左が本機、右はL2D CE(Turbo Mode)、壁面までの距離は約20cm。本機のウリである焦点調節機構は…気分程度ですね。MINI MAG-LEDの感覚でヘッドを回すとがっかりさせられますのであることは忘れたほうがいいです。最WIDE(ヘッドにOリングがかかるギリギリ)はこんな感じ。最SPOTから緩めていく途中でCREE特有のダークリングがはっきり出るところがあるのも「まァそうなのかもね」といった按配で、十中八九ヘッドを締めきった状態で使うことになると思います。
5m先の路面を最SPOTで。双方の画像・左右列マーカーの見え方の差に注目。至近距離ではほとんど気にならないCREEのダークリングが前輪ハブ軸から遠方を、となりますとかなり影響することがお判り頂けますでしょうか。OLIGHTほどその差が著明でないのは2セルの分パワーがあるせい?OPリフとの組み合わせにも興味があるところです。
作りが単純ですのできちんと固定さえ出来ればL2Dシリーズよりも自転車向きだと思います。
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コメント
廉価モデルとしては十分な仕上がりのようですね。微妙な焦点調節機能は・・ターゲットをファミリーor若年者と考えると、拡散処理を施したリフかコリを使い、距離は稼げなくてもムラの無い配光とした方が使いやすく感じられたかも・・と思いました。
価格、明るさからライト入門用として考えると・・GENTOSパトリオプロ>閃SG-300>ステルスプロSP-032・・の次くらいの感じでしょうか?
投稿: monozof | 2008年10月20日 (月) 13:14
遊べる要素こそ少ないものの、スイッチがサクサク動きますので使用感は良好です。
>拡散処理
ご指摘の通りだと思います。LEDは光学系に一工夫することでそんじょそこらのフィラメントよりはるかにキレイなパターンが出せますので、今後に期待したいところ。
>・・の次くらい
CREE搭載機はまだまだ値が張り誰もが気軽に、というところまでいけてませんのでそんな感じでしょうか。SP-032に本機のスイッチがつけばいいのにな。シブいテールキャップは点けるのが億劫になりがちです(贅沢な悩み)。
投稿: alaris540 | 2008年10月20日 (月) 15:58