LED LENSER H7
HEAD FIRE REVOLUTIONにもCREEが入りました。ヘッドバンドが付いた本来の姿で重量116g(付属アルカリ電池込)、画像の装備状態で445g(GIRO E2はM/Lサイズ、いずれも実測)、3AAA相応だと思います。収納ポーチはHEAD FIRE REVOLUTIONのものたぶんヘッドバンドもが同梱されており、LED LENSERの新旧ロゴが混在した状態になっていました。
ウ~ン、コレはイロモノですね。
レンズセルは照射角調節のツマミねじを抜く硬いけどことで外せます。Oリングこそかましてありますがツマミのスリットから水が入ったら?念のため雨の日は出さないようにします。ヘッド裏はこんな感じ。アルミ板に段が付いているのはケーブルの逃げで、組んでる途中で気付いて追加工したのではないか?と勘ぐってしまいました。LENSER恒例・ヘッド外周の穴は本機では貫通しておらず、いかにも「ドリルでモミツケました」という風情です。上下角度調節のラッチが非常に粗く、0°~約-80°まで4段階しかありません。私は雨風などで顔を上げにくいときに光軸を頻繁に微調整しますので、本機の場合面倒なことになるかもしれません。
バッテリー・パックのデザイン及び調光機能は前作と共通。レバー操作に伴う出力変化がぎこちなく、ガスレンジの火力調節みたいなのもそのまんまです。電源が3AAAであることを考えますといつもある程度絞った状態で使うことが前提かも。あと純正ヘッドバンドが滑りやすいのが気になりました。私はセンターバンドがあったほうがいいと思います。
照射角調節に伴うパターンの定性的変化が判りやすいよう壁面照射画像を撮ってみました。画像は左から最SPOT・ダークスポットが目立たないギリギリ・最WIDE、壁面までの距離は約20cm。どのポジションでも有効照射角が狭いうえムラが多く、手元での作業にはイマイチ向きません。パターンが点対称でないのはLEDの芯ズレによるもので、そのせいもあってか行程中ダークスポットが発生しない範囲はわずかです。最WIDEはT7のような思い切りがなく、中途半端な印象を受けました。
路面を照らす(いずれも光量最大)とこう、ヘッ電としては飛びますけどね。薄明かりは広範囲に及びますハンドルバー先端のシフトレバーが光っているのに注目が、街灯のあるところではもちろん役に立ちません。ダークスポットによる中抜けが起きるとコーナーの先が見づらくなるためSPOTに振ると照射角が…。
CREE相応の明るさではあるのですが、フロッグアイはまだ熟成が足りないように感じます。全体的に作りがヤワで、およそハードな使用台風の中を自転車通勤するとかを想定しているとは思えませんでした。次回はD14のヘッデン版に期待。
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コメント
「ヘッデンは広角を選ぶべし」って勝手に決めてるんですが(^^;アルキデスカラ・・・
自転車みたいに速力があると飛んで欲しいでしょうね。。。
乗車中にワイドとスポット手動で切り替えての使用なんてナンセンスだろうし、PROⅢみたく多灯横並びのお化けみたいなのがパターンとしては良いのかも知れませんね。
まあ、ランニングコストに問題があるような気がして仕方ないですが(--;アッチヲタテレバコッチガタタズ・・・
投稿: 川端 | 2008年6月 4日 (水) 06:21
>台風の中自転車通勤
って、まさか・・・・。
本当になさってるんですね。尊敬。
ワタクシも自転車通勤、5分ほどですが。
盗難対策で外してあるライトをクランプに取り付けるのが面倒で、良くヘッデンを使います。
ふつうにスーツとネクタイなんで、いささか恥ずかしいです。
投稿: TOMO | 2008年6月 4日 (水) 22:53
LED LENSERのヘッデンは面白そうなんですが、何故かアウトドアのイメージは薄い気がします。そう言う意味ではスーツにも似合いそうなデザインですね。
いっそ演色性を追求して医療や精密作業用とかに特化して欲しいかも。
投稿: monozof | 2008年6月 5日 (木) 00:14
>速力があると飛んで欲しい
ソ~ナンデス。夜道でHONDA Dioとすれ違うたび「あのリフレクターはよく考えて作ってあるな」と感じます。「乗車中に…ナンセンス」もごもっともで、現状ではWIDEとSPOTの二本立てがベターかなァ、と。
>PROⅢ
あの横長パターンはたいへん気に入りました。ただしハンドルバー上にあってはその幅が邪魔になりますので、ヘルメット・マウントに特化するのであれば横1列もアリですが、メーカーにしてみれば専用にすると売りにくいでしょうね。然るべき容量の充電式バッテリーも欲しくなりますし、「そこまでヤル」ことに理解があるユーザーは限られてしまうことでしょう。
>いささか恥ずかしい
これからはそれがトレンドです!^^
>スーツにも似合いそうな
どこぞのデザイナー・ブランドと組めばそんなのも出てくるかも♪
>演色性を追求して医療や精密作業用とかに
Welch Allynの例もありますしね。
1990年代のこと、手術用顕微鏡の照明が「光色が白いほうがイイ」とカールツァイスがスゴイモノ作ってたのを思い出しました。人体にヤバイ波長域を含むだの、冷却が難しいだの、光ファイバーがすぐバリバリに割れてしまうだの…光源に何を使っていたんだろ?
投稿: alaris540 | 2008年6月 5日 (木) 01:46