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2008年5月 8日 (木)

付け焼刃・第6弾

全身性障害者ガイドヘルパー養成課程を修了しました。

Mini_sd_175ケアマネ実務研修が終わってちょうど1ヶ月、病棟でドタバタするだけの日々は私にとってまるで時が止まったようでした。当初「2日間で何が解るのか?」という疑問がありましたが、講座はその場で改めて何を学ぶか、というよりこれまで会得した知識・経験を現場でどう応用するかにウェートが置かれており「なるほどッ」。Y理学療法士の講義は極めて実戦的だった。なお本講座の受講対象者は介護福祉士及びヘルパー1・2級修了もしくは修了予定者以上ガイドヘルパーの資格は介護福祉士・ホームヘルパーの「隙間」部分を埋めるもので、支援費制度、即ちプロの仕事として外出援助が出来るようになるものです。1日目は様々な傷病と基本的援助の概論、2日目午前は事故予防及び緊急時の対応法、午後はリクライニング車椅子で街へ繰り出し、外出の実際を疑似体験してきました。この車椅子、ネジが緩んでるなァ。どれどれ…

さて目玉の外出実習、「あれッ、車椅子への移乗からやるんじゃなかったの!?」みんなヒョイヒョイ車椅子に乗って出かけていくのを見て拍子抜けの感がありました。外は小雨。水溜りを迂回し、歩道の狭いひさしをくぐり、水跳ねを避ける等々、晴天時より内容が濃かったように思います。本当は教室に戻ってきたところでタイヤを拭くのだけど、この日の実習ではなかったクルマとの交錯は無かったものの、横断歩道を渡るタイミングを計るのが非常に難しく感じられました。銀行ではATMの順番待ちの誘導路が通れない、モニターが見えない、引き落としは本人がやるべきか?ヘルパーが暗証番号を訊くべきではないが、本人のADLレベル次第?商店ではエレベーターが狭くリクライニング車椅子はバックレスト・フットレストのきめ細かい調整が必要だったことオフィスビルには「開延長」の無い機種があり要注意、特に座位保持が出来ない方の場合バックレストを倒していることが多いので常に本人目線を意識して動くこと、通路の段差は解消してあっても商品陳列はまだまだ車椅子に対する配慮が足りないこと、店内での急な進路変更は危険なので予め本人と道順を確認しておく必要があること…短い時間ではありましたが「バリアアリー」の現実を少々ながらも知ることが出来ました。教室に戻ってきてはじめて足がシビレていることに気付きました。路面の凸凹をキャスターが拾ったためで、屋外では段差越えに限らずリフトアップ(ウィリー)の必要な箇所が想像以上に多い、ということですね。

最近私の部署では食事介助の負担を少しでも減らそうと婦長の配慮で経管栄養の患者様が増えており看護、特に夜勤業務を圧迫するのでこれも限度がある、職員が日々「作業」に追い立てられていることから外出レクは「なるべく考えたくない」状態にあります。せめてこの仕事を始めた頃に本講座に出合っていれば…。

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コメント

 こんばんわ。

 車椅子に乗ったことはありますが、介助したことはありません。下半身麻酔で一時的でしたが、乗った感想は、視線が低くて怖い、ぶつかりそう、意外と通行している人が避けてくれない。などの感想を持ちましたが、介助する側も、ものすごく大変なんですね。

投稿: 交通課長 | 2008年5月 8日 (木) 23:43

交通課長様、亀レスご容赦を。

数年前アルバイトで入った知的障害者施設での旅行引率を思い出しながら車椅子を押しました。

「喜んで(外出して)いただきたい」との思いあっての技術であります。資格とは言ってもきっかけを掴んだに過ぎず、在宅であれ施設であれ、現場で目の前の一人に「よろしければお手伝いさせて下さい」が大事であると思うのです。

投稿: alaris540 | 2008年5月10日 (土) 15:21

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